第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 なお、第1四半期連結会計期間より、貴金属製品の前渡取引の計上基準について会計方針の変更を行っており、遡及修正後の数値で前期末および前年同四半期比較を行っております。詳細につきましては、「第4 経理の状況 1 要約四半期連結財務諸表 要約四半期連結財務諸表注記 3.重要な会計方針」に記載のとおりであります。

 また、本四半期報告書に記載の数値はIFRSベースで表示しております。

 

(1)経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、世界的な新型コロナウイルス感染の問題により、極めて厳しい状況が続いています。政府の経済対策の効果がみられる一方、感染者数が再増加に転じる局面もあり、依然として先行きが不透明な状況にあります。

当第3四半期連結累計期間の売上収益は120,033百万円(前年同期比20,925百万円増、21.1%増)、営業利益は17,248百万円(前年同期比5,001百万円増、40.8%増)、税引前四半期利益は17,332百万円(前年同期比5,261百万円増、43.6%増)、四半期利益は11,961百万円(前年同期比5,558百万円増、86.8%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は11,961百万円(前年同期比5,558百万円増、86.8%増)となりました。

 

セグメントの経営成績は次のとおりであります。

①  貴金属事業

国内などにおける貴金属リサイクル分野の売上収益および営業利益は、貴金属価格の上昇や安定した貴金属回収量の実現により前年同期比で増加しました。また、北米における貴金属精錬分野の売上収益および営業利益は、製品加工・販売や金融取引の増加により前年同期比で増加しました。これらの結果、本セグメントの売上収益および営業利益は前年同期比で増加しました。

この結果、当第3四半期連結累計期間の売上収益は105,581百万円(前年同期比22,825百万円増、27.6%増)、営業利益は16,214百万円(前年同期比5,458百万円増、50.7%増)となりました。

 

②  環境保全事業

一部の工業生産活動に持ち直しの動きはあるものの、産業廃棄物の排出量は総じて減少しました。このような市場の状況により、本セグメントの売上収益は前年同期比で減少しましたが、自社施設の稼働率の維持や処理単価の引き上げなどにより、営業利益はほぼ前年同期並みの水準を維持しました。

この結果、当第3四半期連結累計期間の売上収益は14,452百万円(前年同期比831百万円減、5.4%減)、営業利益は2,837百万円(前年同期比190百万円減、6.3%減)となりました。

 

(2)財政状態の状況

(資産)

当第3四半期連結会計期間末における資産合計は266,468百万円となり、前連結会計年度末に比べ36,510百万円増加いたしました。これは主に、現金及び現金同等物が15,193百万円減少した一方で、営業債権及びその他の債権が24,354百万円、棚卸資産が17,414百万円増加したことによるものであります。

(負債)

当第3四半期連結会計期間末における負債合計は188,654百万円となり、前連結会計年度末に比べ27,871百万円増加いたしました。これは主に、社債及び借入金が25,254百万円増加したことによるものであります。

(資本)

当第3四半期連結会計期間末における資本合計は77,814百万円となり、前連結会計年度末に比べ8,639百万円増加いたしました。これは主に、四半期包括利益による増加14,387百万円、剰余金の配当による減少5,902百万円によるものであります。

この結果、親会社所有者帰属持分比率は29.2%(前連結会計年度末は30.1%)となりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より15,193百万円減少し、当第3四半期連結会計期間末には7,714百万円となりました。

当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第3四半期連結累計期間において営業活動の結果使用した資金は10,812百万円(前年同期は4,812百万円の獲得)となりました。

これは主に、税引前四半期利益17,332百万円(前年同期比43.6%増)、減価償却費及び償却費1,870百万円(前年同期比14.2%減)、棚卸資産の増加、営業債権及びその他の債権の増加、営業債務及びその他の債務等の増加及び法人所得税の支払によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第3四半期連結累計期間において投資活動の結果使用した資金は4,495百万円(前年同期比126.9%増)となりました。

これは主に、有形固定資産の取得による支出4,013百万円(前年同期比89.4%増)によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第3四半期連結累計期間において財務活動の結果獲得した資金は516百万円(前年同期は4,722百万円の使用)となりました。

これは主に、長短借入金の純増加額6,744百万円(前年同期は351百万円の増加)、配当金の支払いによる支出5,896百万円(前年同期比25.2%増)によるものであります。

 

(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、244百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

  当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。