当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)
が判断したものであります。
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、訪日外国人がコロナ禍前を大きく上回る水準で推移し、回復が遅れて
いた中国人観光客も増加するなど、インバウンド需要が堅調に推移しました。また、賃金改定の進展に伴い、個人消
費は宿泊、飲食を中心とした対面型サービスで回復基調が続いております。しかしながら、ウクライナ情勢に伴う原
材料費や燃料価格の上昇、さらに円安による輸入インフレの影響で、物価高騰が継続しており、今後も注視が必要な
状況です。
このような環境の中、当社グループの中間連結会計期間における業績は以下のとおりです。コンパクトホットプ
レートの量販店向け出荷台数が前年同期を大きく上回り、コロナ特需の反動で一時的に低迷していた主力商品である
キッチン家電の売上は回復傾向を見せております。さらに、新たに美容ブランド「BRUNO BEAUTY」を立
ち上げ、その第一弾としてEMS美顔器「温冷EMSフェイシャルリフト」、美容マスク「薬用白玉美白シートマス
ク」の販売を開始しました。
ライフスタイル商品ブランド『BRUNO』では、キャラクターコラボレーション商品などのキッチン家電やクリ
ーナーなどのインテリア家電、また水筒・ボトルなどのアウトドア関連商品の売上が好調に推移しました。また、B
RUNOカタログギフトの販売額も順調に推移し、12月単月の販売額は1億円を超え、過去最高額を記録しました。
これらの結果、『BRUNO』ブランドの売上高は前年同期比127%となりました。
トラベル商品ブランド『MILESTO』では、店舗、EC、国内卸、全ての販路でインバウンドや旅行需要を取
り込み、ショルダーバッグやキャリーケースなどのトラベル商品の売上が好調に推移しました。また、「UTILI
TY」に加え、今期は「TROT」「LIKID」も主力商品に成長し、売上を拡大しています。その結果、『MI
LESTO』の売上高は前年同期比144%と大幅に増加しました。
これらの結果として、当社グループの売上高は7,599百万円(前年同期は6,349百万円)、利益につきましては、営
業利益220百万円(前年同期は34百万円)、経常利益79百万円(前年同期は93百万円の損失)、親会社株主に帰属する
中間純利益23百万円(前年同期は135百万円の損失)となりました。
当中間連結会計期間末の総資産の残高は、10,680百万円(前連結会計年度末は10,336百万円)となり、343百万円増
加しました。
流動資産は、8,690百万円(前連結会計年度末は8,311百万円)となり、379百万円増加しました。これは現金及び預
金の減少(126百万円)、商品及び製品の減少(132百万円)及び短期貸付金の減少(500百万円)があったものの、受
取手形及び売掛金の増加(927百万円)、原材料及び貯蔵品の増加(35百万円)及びその他流動資産の増加(174百万
円)等があったことによるものであります。
固定資産は、1,989百万円(前連結会計年度末は2,025百万円)となり、35百万円減少しました。これは主に、有形
固定資産の増加(13百万円)及び投資その他の資産の増加(18百万円)があったものの、無形固定資産の減少(68百
万円)があったことによるものであります。
流動負債は、3,031百万円(前連結会計年度末は2,589百万円)となり、442百万円増加しました。これは主に、支払
手形及び買掛金の減少(58百万円)及び1年以内返済予定の長期借入金の減少(62百万円)等があったものの、短期借
入金の増加(336百万円)、契約負債の増加(71百万円)及びその他流動負債の増加(139百万円)等があったことに
よるものであります。
固定負債は、2,593百万円(前連結会計年度末は2,659百万円)となり、66百万円減少しました。これは、長期借入
金の減少(42百万円)及び長期未払金の減少(25百万円)等があったことによるものであります。
純資産は、5,055百万円(前連結会計年度末は5,088百万円)となり、32百万円減少しました。これは利益剰余金の
減少(33百万円)等があったことによるものであります。
セグメントの業績は以下の通りであります。
住関連ライフスタイル商品製造卸売事業は、キャラクターとのコラボレーション商品や福袋が好調で、国内販売の
売上高が前年同期を上回りました。海外販売につきましては、中国をはじめ東アジアエリアにて海外向けのキッチン
家電等を展開しております。また、子会社ジャパンギャルズも売上が計画を上回り、結果として売上高は3,617百万円
(前年同期は3,284百万円)、営業利益は236百万円(前年同期は220百万円)となりました。
住関連ライフスタイル商品小売事業では、EC販売において、AmazonなどECモールサイト販売が年末商戦
におけるキッチン家電やカタログギフトの売上が伸び、引き続き好調に推移しました。直営店においては、インバウ
ンドや旅行需要の取り込みによりトラベル関連商品が好調に推移、加えてヒーター・加湿器などのシーズン家電も堅
調でした。これらの結果、売上高は3,965百万円(前年同期は3,041百万円)、営業利益は637百万円(前年同期は406
百万円)となりました。
デザイン事業においては、売上高は15百万円(前年同期は23百万円)、営業利益は15百万円(前年同期は23百万
円)となりました。
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前中間連結会計年度末に比べ952百万円増加し2,560百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果減少した資金は、599百万円(前年同期は87百万円の増加)となりました。これは主に棚卸資産の減
少(96百万円)等があったものの、売上債権等の増加(927百万円)及び仕入債務等の減少(58百万円))等があった
ことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果取得した資金は、427百万円(前年同期は1,143百万円の支出)となりました。これは、有形固定資
産の取得による支出(63百万円)等があったものの、短期貸付金の純増減(500百万円)等があったことによるもので
あります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果増加した資金は、48百万円(前年同期は425百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入金
の返済による支出(155百万円)及び配当金の支払額(57百万円)等があったものの、短期借入金の純増減(336百万
円)長期借入による収入(50百万円)等があったことによるものであります。
当中間連結会計期間において該当事項はありません。
該当事項はありません。