文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)経営成績に関する分析
当第1四半期連結累計期間においては、海外のスマートフォン生産の一服による影響で、国内での電子部品の生産が前年を下回ったこともあり、当社グループの貴金属の取扱数量はやや減少しました。一方、貴金属・銅の価格は前期を上回る水準となり、売上高、利益ともに前年同四半期を上回る結果となりました。
新たに推進しているレアメタル事業では、すでに販売を開始している光学ガラス向け原料のほか、電子部品向け原料の開発と取引先での評価試験を実施しており、年度後半からの販売を目指しております。
以上により、売上高は貴金属・銅の価格が前期を上回る水準となったこともあり、2,241,291千円(前年同四半期比9.5%増)となりました。営業利益はレアメタル及び貴金属材料で研究開発費が増加したこと等により販管費が増加したものの、売上高の増加により前年同四半期を上回る104,349千円(前年同四半期比79.8%増)となり、経常利益は105,447千円(前年同四半期比119.5%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は67,831千円(前年同四半期比186.9%増)となりました。
各セグメントの業績は、次のとおりです。なお、各セグメントの金額については、セグメント間取引を含んでおります。
(貴金属事業)
前述のとおり、貴金属の取扱数量はやや減少しましたが、貴金属相場が前年を上回る水準で推移し、売上高は2,014,516千円(前年同四半期比7.9%増)となりました。セグメント利益は、取引内容の見直し、製造工程の自動化等による効率改善の効果もあり、74,661千円(前年同四半期比60.5%増)となりました。
(環境事業)
主力製品である銅ペレット及び薬品の販売数量が前期を上回り、銅の販売価格も前期を上回ったことから、売上高は202,397千円(前年同四半期比24.8%増)、セグメント利益は23,954千円(前年同四半期は4,997千円の損失)となりました。
(システム事業)
計測データ処理システム等の受注が堅調に推移したほか、新製品として、工場内の効率改善を支援する位置センサー応用効率改善システムの販売を開始しました。売上高は21,364千円(前年同四半期比35.3%増)、セグメント利益は4,410千円(前年同四半期比5.8%増)となりました。
(その他)
その他に含まれる運輸事業等の売上高は37,213千円(前年同四半期比3.1%増)、セグメント利益は2,421千円(前年同四半期比3.0%増)となりました。
(2)資産、負債及び純資産の状況
当第1四半期連結会計期間末における資産、負債及び純資産の状況は、以下のとおりであります。
(資産の部)
前連結会計年度末に比べて79,716千円増加し、6,028,487千円となりました。
主な要因は、現金及び預金が84,001千円減少し、棚卸資産が150,058千円増加したことによるものです。
(負債の部)
前連結会計年度末に比べて36,223千円増加し、3,207,831千円となりました。
主な要因は、未払法人税等が128,811千円、賞与引当金が40,942千円減少し、借入金が142,575千円、その他流動負債が60,258千円増加したことによるものです。
(純資産の部)
前連結会計年度末に比べて43,493千円増加し、2,820,656千円となりました。
主な要因は、利益剰余金が29,622千円、その他有価証券評価差額金が9,125千円増加したことによるものです。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、57,906千円であります。
主な活動の概要は、次のとおりであります。
・電子部品向けレアメタル原料の開発
・鉱石からのレアメタル精製技術の開発
・電子部品向け貴金属蒸着材料の開発
・レアメタル・レアアースを含んだ廃棄物からの効率的な分離精製技術の開発
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。