第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。

 

(1)経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあり、緩やかな回復基調を維持しました。一方で、米国と中国の貿易摩擦の動向が世界経済に与える影響や、海外経済の不確実性、金融資本市場の変動が懸念されることから、依然として先行きは不透明な状況が続いております。

当社グループの主要な取引先である電子部品・デバイスメーカーの生産は、スマートフォン市場の生産調整、中国経済の減速等により生産が前年を下回りました。また、貴金属・銅の価格は主に米国金利の上昇、中国経済の減速等により前年を下回りました。

当第1四半期連結累計期間の業績は、前述のとおり主な取引先である電子部品・デバイスメーカーの減産の影響により当社の貴金属の取扱数量が減少し、貴金属・銅の価格も前年同四半期を下回ったことから減収減益となりました。以上から、売上高は2,230,055千円(対前年同四半期0.5%減)、営業利益は90,855千円(12.9%減)、経常利益は、外貨建資産負債の評価損及び借入地金評価損により79,395千円(24.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は57,557千円(同15.1%減)となりました。

当社では、企業体質強化のため、既存事業の強化と効率化及び新たな技術開発に取り組んでおります。既存事業では、既取引先の深耕や新規開拓と共に、貴金属材料の供給や光触媒の販路拡大を進めるほか、製造工程の自動化・ロボット化等の効率改善に取り組みました。レアメタル事業では、製品の開発と販売先の拡大に取り組んでまいります。

 

 

各セグメントの経営成績は、次のとおりです。なお、各セグメントの金額については、セグメント間取引を含んでおります。

また、当第1四半期連結会計期間よりセグメント利益の算定方法を変更しております。これは、「その他」に含まれる「分析事業」との内部取引について、各セグメントに費用を配賦しておりましたが、各セグメントの業績を適切に把握するため、分析事業とのセグメント間取引として処理する方法に変更しているものです。なお、前年同四半期比は、変更後の方法により計算しております。

 

(貴金属事業)

前述の要因から、当社の貴金属の取扱量及び販売価格は前年を下回りましたが、主力製品である金の受託加工取引割合が低下したことで製品の販売量が増加し、売上高は微増となりました。セグメント利益は販売価格が下落したことで減益となり、売上高は2,023,145千円(対前年同四半期0.4%増)、セグメント利益は68,122千円(6.6%減)となりました。

 

(環境事業)

主力製品である銅ペレット及び無機薬品の販売数量は前期と同水準となりましたが、銅の販売価格が前期を下回り、売上高は188,869千円(6.7%減)、セグメント利益は12,236千円(49.4%減)となりました。

 

(システム事業)

受注高は前年並みとなりましたが、売上高は11,758千円(45.0%減)、セグメント損失は7,751千円(前年同四半期は4,287千円の利益)となりました。

 

 

(その他)

その他に含まれる運輸事業等の売上高は73,433千円(対前年同四半期11.7%増)、セグメント利益は6,788千円(67.8%増)となりました。

 

(2)財政状態の状況

当第1四半期連結会計期間末における資産、負債及び純資産の状況は、以下のとおりであります。

(資産の部)

前連結会計年度末に比べて135,103千円増加し、6,467,968千円となりました。

主な要因は、棚卸資産が227,238千円増加し、その他流動資産が76,429千円減少したことによるものです。

(負債の部)

前連結会計年度末に比べて125,210千円増加し、3,467,429千円となりました。

主な要因は、借入金が81,566千円、その他流動負債が49,623千円増加したことによるものです。

(純資産の部)

前連結会計年度末に比べて9,893千円増加し、3,000,539千円となりました。

主な要因は、利益剰余金が19,230千円増加し、その他有価証券評価差額金が7,871千円減少したことによるものです。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。

 

(4)研究開発活動

当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、52,439千円であります。

主な活動の概要は、次のとおりであります。

・電子部品向けレアメタル原料の開発

・鉱石からのレアメタル精製技術の開発

・電子部品向け貴金属蒸着材料の開発

・レアメタル・レアアースを含んだ廃棄物からの効率的な分離精製技術の開発

なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。