第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号  2018年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。

 

 

(1)経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、輸出や生産の弱さが継続しているものの、雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあり、緩やかな回復基調で推移しました。一方、米中貿易摩擦の長期化や中国経済の減速など海外政治・経済情勢の不確実性が懸念され、先行の不透明感は一層強まっている状況にあります。

当社グループの主要な取引先である電子部品・デバイスメーカーの生産は、スマートフォン市場の生産調整、中国経済の減速等により前年を下回りました。また、主力製品である金及び銅の価格は主に米国金利の上昇、中国経済の減速等により前年を下回りました。

当第3四半期連結累計期間の業績は、高品位貴金属の取扱量がスポット的に増加したことにより増収となったものの、前述の通り、主な取引先である電子部品・デバイスメーカーの減産の影響が継続しており、同分野からの貴金属取扱量が減少したことに加え、金及び銅の価格も前年同四半期を下回ったことにより減益となりました。以上の結果、売上高は7,902,394千円(対前年同四半期19.1%増)、営業利益168,364千円(同50.5%減)、経常利益は157,427千円(同54.4%減)。親会社株主に帰属する四半期純利益104,085千円(同58.9%減)となりました。

当社では、企業体質強化のため、既存事業の強化と効率化及び新たな技術開発に取り組んでおります。既存事業では、既取引先の深耕や新規開拓とともに、貴金属材料の供給や光触媒の販路拡大を進めるほか、製造工程の自動化・ロボット化等の効率改善に取り組みました。レアメタル事業では、リチウムイオン電池等に使用されたレアメタルの再生に注力しており、二次電池材料メーカーの評価試験段階まで至っております。

 

 

各セグメントの業績は、次のとおりです。なお、各セグメントの金額はセグメント間取引を含んでおります。

また、第1四半期連結会計期間よりセグメント利益の算定方法を変更しております。これは、「その他」に含まれる「分析事業」との内部取引について、各セグメントに費用を配賦しておりましたが、各セグメントの業績を適切に把握するため、分析事業とのセグメント間取引として処理する方法に変更しているものです。なお、前年同四半期比は、変更後の方法により計算しております。

 

(貴金属事業)

前述の要因により販売価格は前年を下回りましたが、貴金属全体での取扱量が増加したことにより、売上高は増加しました。セグメント利益は主に販売価格が下落したことで減少し、売上高は7,237,154千円(対前年同四半期21.3%増)、セグメント利益は103,360千円(同58.5%減)となりました。

 

(環境事業)

主力製品である銅ペレット及び無機薬品の販売量は前期を上回りましたが、銅の販売価格が前期を下回ったことにより、売上高は584,184千円(同3.7%減)、セグメント利益は42,828千円(同44.7%減)となりました。

 

(システム事業)

品質検査データ管理システムへの関心の高まりを受け、新製品の開発及び販売促進に注力した結果、売上高は66,701千円(同13.9%増)、セグメント利益は7,861千円(同17.7%減)となりました。

 

(その他)

その他に含まれる運輸事業等の売上高は191,163千円(同4.6%増)、セグメント利益は3,376千円(同60.8%減)となりました。

(2)財政状態の状況

当第3四半期連結会計期間末における資産、負債及び純資産の状況は、以下のとおりであります。

(資産の部)

前連結会計年度末に比べて85,800千円増加し、6,418,665千円となりました。

主な要因は、棚卸資産が376,089千円増加し、現金及び預金が29,757千円、受取手形及び売掛金が30,992千円、その他流動資産が182,879千円減少したことです。

(負債の部)

前連結会計年度末に比べて14,671千円増加し、3,356,890千円となりました。

主な要因は、借入金が32,892千円、長期未払金が14,671千円、繰延税金負債が28,381千円増加し、賞与引当金が56,139千円減少したことです。

(純資産の部)

前連結会計年度末に比べて71,129千円増加し、3,061,775千円となりました。

主な要因は、利益剰余金が65,757千円増加したことです。

 

(3)事業上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。

 

(4)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、155,275千円であります。

主な活動の概要は、次のとおりであります。

・リチウムイオン電池等に使用されるレアメタルのリサイクル技術及び原料の開発

・電子部品向けレアメタル原料の開発

・鉱石からのレアメタル精製技術の開発

・電子部品向け貴金属蒸着材料の開発

・レアメタル・レアアースを含んだ廃棄物からの効率的な分離精製技術の開発

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。