当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
なお、新型コロナウイルス感染症の拡大は、当社グループの事業に影響を与える可能性があります。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、堅調な企業業績を背景に緩やかな改善が続いたものの、新型コロナウイルス感染症の拡大により景気は急激に悪化し、先行きは不透明な状況にあります。
当社グループにおいては、中国経済の減速、米中貿易摩擦や前述の新型コロナウイルス感染症の影響による取引先の減産により、貴金属取扱数量は前期を下回りました。また、2019年10月に発生した台風19号による水害により、環境事業の一部製品を生産する富久山工場が水没したこと等により、環境事業の製品販売数量は前期を下回りました。なお、操業を停止しておりました富久山工場は、4月から操業を再開し5月に復旧を完了しております。主要製品の価格は、貴金属価格が主に米国の金利政策や新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大による実体経済の減速懸念により前期を上回り、銅の価格は中国経済の減速等により前期を下回りました。現時点では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が重要な影響を与えるものではありませんが、今後の事業環境については、新型コロナウイルス感染症の収束が見えない状況が続いていることから、当社グループの主要な取引先である電子部品・デバイスメーカーの生産に影響の大きい自動車や電子機器業界の先行きは不透明な状況です。
このような事業環境のもと、当社グループは電子部品・デバイスメーカーの生産回復期において、いち早く市場ニーズに応えることが出来るよう、これまで進めてきた企業体質強化の取り組みを継続するとともに、レアメタル事業の収益化に注力してまいります。レアメタル事業では、将来の市場拡大が見込まれるリチウムイオン二次電池の材料に使用されるレアメタルのリサイクル技術の開発を進めるとともに、現在は二次電池材料メーカー等で評価試験を進めております。引き続き技術開発と量産体制構築を進め、早期事業化に向けた取り組みを加速してまいります。
当第3四半期連結累計期間の連結業績は、売上高は5,505,738千円(対前年同四半期30.3%減)、営業利益は48,365千円(同71.3%減)、経常利益は28,388千円(同82.0%減)となりました。減収減益の主な要因は、撤退を決定した海外子会社での売上減、前述の貴金属事業における主要取引先の減産影響、台風19号の水害によります。親会社株主に帰属する四半期純利益は91,345千円(同12.2%減)、特別利益に台風被害による保険金462,587千円を計上し、特別損失に当第3四半期連結累計期間末時点での台風被害による復旧費用及び海外子会社の撤退に関する費用等を373,358千円計上しております。
各セグメントの業績は、次のとおりです。なお、各セグメントの金額はセグメント間取引を含んでおります。
(貴金属事業)
売上高は5,042,225千円(対前年同四半期30.3%減)、セグメント利益は87,856千円(同15.0%減)となりました。主な減少要因は、撤退を決定した海外子会社の売上減、主要取引先の減産による貴金属の取扱数量の減少です。
(環境事業)
台風19号による水害の影響で売上高・利益ともに前年を下回り、売上高は371,081千円(同36.5%減)、セグメント損失は51,897千円(前年同四半期は42,828千円の利益)となりました。なお、被害のあった富久山工場は4月より操業を再開し、5月に復旧を完了しております。
(システム事業)
品質管理システムの販売が増加、販促費の増加により、売上高は83,799千円(対前年同四半期25.6%増)、セグメント利益は3,682千円(同53.2%減)となりました。
(その他)
その他に含まれる運輸事業等は、台風被害により連結グループ内の受注が減少し、売上高は167,893千円(同12.2%減)、セグメント損失は11,252千円(前年同四半期は3,376千円の利益)となりました。
(2)財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末における資産、負債及び純資産の状況は、以下のとおりであります。
(資産の部)
前連結会計年度末に比べて613,074千円増加し、6,875,653千円となりました。
主な要因は、現金及び預金が552,894千円、土地が122,920千円増加し、棚卸資産が87,642千円減少したことです。
(負債の部)
前連結会計年度末に比べて570,961千円増加し、3,798,355千円となりました。
主な要因は、借入金が335,506千円、社債が130,000千円、その他流動負債が137,354千円増加したことです。
(純資産の部)
前連結会計年度末に比べて42,113千円増加し、3,077,298千円となりました。
主な要因は、利益剰余金が53,019千円、その他有価証券評価差額金が24,107千円増加し、自己株式取得により38,771千円減少したことです。
(3)事業上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、134,955千円であります。
主な活動の概要は、次のとおりであります。
・レアメタルを含んだ廃棄物からの効率的な分離精製技術の開発
・レアメタルの加工技術の開発
・レアメタルの高純度化の開発
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。