第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。

 

(1)経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染状況が改善し、経済活動の正常化に向けた動きが継続したものの、地政学リスクの高まりに伴うエネルギー・資源価格の高騰など、依然として不透明な状況が続いております。

当社グループにおいては、半導体等の電子部品需要が拡大したことにより、貴金属の取扱い数量は前期を上回りました。主要製品の内、貴金属の価格は地政学リスクへの懸念等に伴いドル建て価格が高騰したことに加え、米国長期金利の上昇に伴う円安ドル高の影響で円建て価格も上昇したことにより前期を上回りました。銅の価格は電動車や再生可能エネルギー等の脱炭素関連需要が拡大し、前期を上回る水準となりました。

このような事業環境の中、当社グループは資源循環型社会の実現を見据えた取り組みをより拡充し、新規事業の確立及び経営基盤の強化に努めました。既存事業では新型コロナウイルス感染症の影響により、対面での営業活動は一部制限されたものの、リモート営業の導入や顧客ニーズに応える提案型営業の強化に取り組み、堅調に推移する電子部品・デバイス工業分野における市場において取引を拡大することができました。

新規事業ではリチウムイオン電池(以下、LiB:Lithium-ion Battery)再生事業の研究開発及び事業化に引き続き注力し、現在はより効率的な製品化プロセスの確立を目指した実証実験を行っております。なお、事業スキーム構築を目的とした事業パートナーとの連携につきましては現在も大きな枠組みの形成に向けて、複数企業とアライアンス締結に向けた交渉を継続しております。

当第2四半期連結累計期間の連結業績は売上高4,139,490千円(対前年同四半期11.1%増)、営業利益410,354千円(同137.3%増)、経常利益399,025千円(同122.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益297,969千円(同103.6%増)となりました。LiB再生事業の研究開発規模の拡大に伴い研究開発費等の経費は増加いたしましたが、主に貴金属の取扱い数量並びに主要製品価格が前期を上回ったことにより、増収増益となりました。

 

 

各セグメントの経営成績は、次のとおりです。なお、各セグメントの金額については、セグメント間取引を含んでおります。

 

(貴金属事業)

貴金属の売買を伴わない受託加工取引の割合が増加したことにより販売数量が減少した一方、貴金属の取扱い数量並びに価格が前期を上回ったことで、売上高は3,497,042千円(対前年同四半期7.2%増)、セグメント利益は298,398千円(同177.3%増)の増収増益となりました。

 

(環境事業)

銅の販売価格が前期を上回ったことに加え、主力製品である銅ペレットの販売数量が増加したことで、売上高は568,548千円(同54.5%増)、セグメント利益は96,579千円(同190.1%増)の増収増益となりました。

 

(システム事業)

主力製品である品質管理システムの販売が減少したことで、売上高は64,391千円(同27.2%減)、セグメント利益は581千円(同97.5%減)の減収減益となりました。

 

(その他)

その他に含まれる運輸事業等は、連結グループ内の受注が減少したことに加え、経費が増加したことで、売上高は147,301千円(同4.2%減)、セグメント利益は3,465千円(同76.3%減)の減収減益となりました。

 

 

 

(2)財政状態の状況

当第2四半期連結会計期間末における資産、負債及び純資産の状況は、以下のとおりです。

(資産の部)

前連結会計年度末に比べて67,121千円増加し、7,192,097千円となりました。

主な要因は、現金及び預金が62,616千円、受取手形及び売掛金が25,604千円、建設仮勘定が189,922千円増加し、その他(投資その他の資産)が217,725千円減少したことによるものです。

(負債の部)

前連結会計年度末に比べて221,462千円減少し、3,366,008千円となりました。

主な要因は、借入金が371,571千円減少し、買掛金が41,661千円、未払法人税等が49,391千円、借入金地金が44,494千円増加したことによるものです。

(純資産の部)

前連結会計年度末に比べて288,584千円増加し、3,826,088千円となりました。

主な要因は、利益剰余金が257,498千円増加したことによるものです。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ62,616千円増加し、1,117,047千円となりました。

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりです。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によるキャッシュ・フローは、549,406千円の収入となりました(前年同四半期は75,892千円の支出)。

この主な内訳は、税金等調整前四半期純利益が378,717千円、減価償却費が106,090千円、仕入債務の増加額が41,661千円です。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動によるキャッシュ・フローは、68,523千円の支出となりました(前年同四半期は80,351千円の支出)。

この主な内訳は、有形固定資産の取得による支出が286,784千円、その他(投資)の収入が219,029千円です。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によるキャッシュ・フローは、419,337千円の支出となりました(前年同四半期は10,367千円の支出)。

この主な内訳は、短期借入金の純減額が527,056千円、長期借入金の返済による支出が45,172千円、配当金の支払額が40,113千円、長期借入れによる収入が200,000千円です。

 

(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

なお、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う会計上の見積りについては、「第4  経理の状況  1  四半期連結財務諸表  注記事項  (追加情報)」に記載のとおりです。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題はありません。

 

 

(6)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、176,287千円です。

主な活動の概要は、次のとおりです。

・レアメタルを含んだ廃棄物からの効率的な分離精製技術の開発

・レアメタルの加工技術の開発

・レアメタルの高純度化の開発

なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。