文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
1.経営成績の分析
(単位:百万円)
|
|
売上高 |
営業利益 |
経常利益 |
親会社株主に帰属 する四半期純利益 |
1株当たり 四半期純利益金額 (円 銭) |
|
当第2四半期 連結累計期間 |
611,494 |
45,127 |
46,116 |
31,433 |
216.33 |
|
前第2四半期 連結累計期間 |
606,789 |
37,322 |
36,072 |
24,321 |
165.20 |
|
前年同期比 (%) |
100.8 |
120.9 |
127.8 |
129.2 |
- |
当第2四半期連結累計期間のわが国経済は、企業収益の増加や雇用情勢の改善が続く中、個人消費にも持ち直しの動きがみられるなど、緩やかな回復基調で推移しました。先行きについては、引き続き成長が期待されるものの、海外経済の動向による国内経済への影響には留意していく必要があります。
こうした中、当社グループは2015‐2017年度グループ中期経営計画「STEP UP 17」の最終年度を迎え、重点テーマ「成長の加速とさらなる収益性向上」に基づき、「優位事業の強化と新たな成長への挑戦」「環境変化に対応しうる収益力の強化」「グローバル展開の推進」「経営基盤の進化」に向けた取り組みを進めています。
食品セグメントでは、引き続きコア商品の売上成長を図るとともに、生産・物流・販売の効率化とコスト削減に努めることで、着実な成長に向けて取り組んでいます。
医薬品セグメントでは、薬価制度の抜本改革に向けた議論が進み事業の予見性が難しくなる中、感染症治療薬・中枢神経系用薬の重点領域に経営資源を集中し、売上高・利益の最大化に努めています。
当第2四半期連結累計期間の売上高は 6,114億94百万円(前年同期比0.8%増)、営業利益は 451億27百万円(同20.9%増)、経常利益は 461億16百万円(同27.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は 314億33百万円(同29.2%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりです。
(単位:百万円)
|
|
報告セグメント |
合計 |
|||||||
|
食品 |
医薬品 |
||||||||
|
前第2四半期連結累計期間 |
当第2四半期連結累計期間 |
増減 |
前第2四半期連結累計期間 |
当第2四半期連結累計期間 |
増減 |
前第2四半期連結累計期間 |
当第2四半期連結累計期間 |
増減 |
|
|
売上高 |
535,298 |
534,274 |
△1,023 |
72,128 |
77,780 |
5,652 |
607,426 |
612,055 |
4,628 |
|
セグメント 利益又は損失(△) |
38,819 |
40,907 |
2,087 |
△1,313 |
4,354 |
5,667 |
37,506 |
45,261 |
7,754 |
(注)売上高、セグメント利益又は損失(△)はセグメント間の取引を消去する前の金額によっております。
(1)食品
当セグメントには発酵デイリー(ヨーグルト、牛乳類、飲料等)、加工食品(チーズ、バター・マーガリン、クリーム、アイスクリーム、冷凍食品等)、菓子(チョコレート、グミ、ガム等)、栄養(スポーツ栄養、粉ミルク、流動食、美容、OTC等)、海外、飼料、畜産品、砂糖及び糖化穀粉等の製造・販売、運送等が含まれております。
売上高は前第2四半期連結累計期間並みとなりました。海外事業が前第2四半期連結累計期間を大幅に上回り、栄養事業も前第2四半期連結累計期間を上回りました。発酵デイリー事業、菓子事業は前第2四半期連結累計期間並みとなりましたが、加工食品事業はアイスクリームの減収などにより、前第2四半期連結累計期間を下回りました。
セグメント利益は前第2四半期連結累計期間を上回りました。主力商品の伸長によりプロダクトミックスの改善が進んだ菓子事業や、海外事業が前第2四半期連結累計期間を大幅に上回りました。発酵デイリー事業、栄養事業も前第2四半期連結累計期間を上回りましたが、加工食品事業は減収や原材料のコストアップの影響により前第2四半期連結累計期間を下回りました。
事業別の売り上げ概況は次のとおりです。
■発酵デイリー事業
プロバイオティクスは前第2四半期連結累計期間を上回りました。「明治プロビオヨーグルトR-1」は、継続したコミュニケーション施策と売り場づくりの強化により大幅な伸長を続ける一方、「明治プロビオヨーグルトLG21」は、2016年3月のパッケージリニューアル実施により前第2四半期連結累計期間が伸長した反動もあり、前第2四半期連結累計期間を大幅に下回りました。
「明治ブルガリアヨーグルト」は前第2四半期連結累計期間における大幅な市場拡大の反動により、前第2四半期連結累計期間を下回りました。
牛乳類は前第2四半期連結累計期間を上回りました。主力の「明治おいしい牛乳」は市場ニーズの拡大により伸長し、販売エリアを順次拡大している「明治おいしい牛乳(900ml)」も堅調に推移しました。
■加工食品事業
チーズは、主力の「明治北海道十勝カマンベールチーズ」や「明治北海道十勝スマートチーズ」が好調に推移したことから、前第2四半期連結累計期間を上回りました。
マーガリンは主力の「コーンソフト」などが好調に推移したことから、前第2四半期連結累計期間を上回りました。
アイスクリームは、2017年4月からの取引制度変更に加え、夏場の天候不順の影響により前第2四半期連結累計期間を大幅に下回りました。
■菓子事業
チョコレートは前第2四半期連結累計期間を上回りました。高カカオチョコレートの持つ健康効果への関心が続く中で、「チョコレート効果」シリーズに代表される健康志向チョコレートは前第2四半期連結累計期間を大幅に上回りました。また、プレミアムチョコレートの「明治 ザ・チョコレート」も前第2四半期連結累計期間を大幅に上回りました。
グミは主力ブランドである「果汁グミ」に加えて「ポイフル」などのブランドも好調に推移した結果、前第2四半期連結累計期間を上回りました。
ガムは市場低迷の影響により前第2四半期連結累計期間を大幅に下回りました。
■栄養事業
スポーツ栄養は前第2四半期連結累計期間を大幅に上回りました。「ザバス」は競技者層に加え、スタイルアップ層への取り組みにより新規ユーザーを獲得したことも寄与し、前第2四半期連結累計期間を大幅に上回りました。また「ヴァーム」も新商品発売や新規ユーザーの獲得強化が奏功し、前第2四半期連結累計期間を上回りました。
粉ミルクは出生数の減少などにより前第2四半期連結累計期間を下回りました。
流動食は前第2四半期連結累計期間を上回りました。病院用では経管から経口への移行が続く市場背景に加え、新商品の発売が寄与し、市販用もプロモーション活動と新商品の発売により伸長しました。
美容は「アミノコラーゲン」が前第2四半期連結累計期間を大幅に下回りました。
■その他事業
〔海外〕
輸出事業では、粉ミルクは台湾、ベトナム向けが大幅に伸長するとともに、アミノコラーゲンも台湾、香港向けが好調に推移しました。
中国では、菓子事業は主力のチョコレートが上海、広州など主要都市において好調に推移しました。牛乳・ヨーグルト事業は市販用の牛乳や乳酸菌飲料の販売エリアが拡大し、アイスクリーム事業は売り場づくりの強化や新商品発売などにより、各事業が揃って前第2四半期連結累計期間を大幅に上回りました。
米国では、好調な現地ブランド品に加えて「ハローパンダ」や「チョコルームズ」などの明治ブランド品のチョコスナックも大幅に伸長した結果、前第2四半期連結累計期間を大幅に上回りました。
〔その他〕
国内子会社は、物流子会社や飼糧子会社の伸長などにより前第2四半期連結累計期間を上回りました。
(2)医薬品
当セグメントには、医療用医薬品および農薬・動物薬等の製造・販売が含まれております。
売上高は前第2四半期連結累計期間を上回りました。国内医療用医薬品事業は先発医薬品、ジェネリック医薬品ともに伸長し前第2四半期連結累計期間を上回りましたが、生物産業事業は前第2四半期連結累計期間を下回りました。
セグメント利益は前第2四半期連結累計期間を大幅に上回りました。国内医療用医薬品事業の増収や前第2四半期連結累計期間に新薬普及費用が発生した反動に加えて、ライセンス契約に基づくマイルストン収入が寄与しました。
事業別の売り上げ概況は次のとおりです。
■医療用医薬品事業
〔国内〕
感染症治療薬では、抗菌薬「メイアクト」は、全身性抗菌薬市場における抗菌薬の適正使用促進やジェネリック製品が浸透したことにより前第2四半期連結累計期間を大幅に下回りました。
中枢神経系用薬では、主力の抗うつ薬「リフレックス」は、国内うつ病患者を対象とした新規エビデンスに基づく普及活動の強化により前第2四半期連結累計期間を上回りました。統合失調症治療薬「シクレスト」は、2017年6月からの投薬期間制限の解除もあり前第2四半期連結累計期間を大幅に上回りました。
ジェネリック医薬品は前第2四半期連結累計期間を大幅に上回りました。抗菌薬「タゾピペ配合静注用 明治」は、市場におけるジェネリック化の加速や追加適応取得もあり、前第2四半期連結累計期間を大幅に上回りました。
エーザイ株式会社およびF.ホフマン・ラ・ロシュ社との間で締結したライセンス契約に基づき、それぞれマイルストン収入を計上しました。
〔海外〕
輸出事業では、主力の抗菌薬「メイアクト」の大幅な減売により前第2四半期連結累計期間を大幅に下回りました。
海外子会社では、インドのメドライク社や中国子会社が前第2四半期連結累計期間を大幅に上回りました。
■生物産業事業
農薬は、茎葉処理除草剤「ザクサ液剤」が前第2四半期連結累計期間を大幅に上回りましたが、主力のいもち病防除剤「オリゼメート」が前第2四半期連結累計期間を大幅に下回り、全体では前第2四半期連結累計期間を大幅に下回りました。
動物薬は、家畜用薬は前第2四半期連結累計期間並みとなりましたが、コンパニオンアニマル用薬が前第2四半期連結累計期間を大幅に下回った結果、前第2四半期連結累計期間を下回りました。
2.財政状態の分析
〔資産〕
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は 9,189億67百万円となり、前連結会計年度末に比べて 350億72百万円増加しました。これは現金及び預金が 60億87百万円、その他流動資産が 36億45百万円減少した一方、建設仮勘定が 125億37百万円、受取手形及び売掛金が 108億77百万円、投資有価証券が 81億35百万円、原材料及び貯蔵品が 54億56百万円、商品及び製品が 32億98百万円、建物及び構築物(純額)が 31億23百万円増加したことなどによるものです。
〔負債〕
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は 4,493億16百万円となり、前連結会計年度末に比べて 226億11百万円増加しました。これは長期借入金が 84億64百万円減少した一方、短期借入金が 106億14百万円、支払手形及び買掛金が 82億84百万円、コマーシャル・ペーパーが 80億円、その他流動負債が 40億95百万円増加したことなどによるものです。
〔純資産〕
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は 4,696億51百万円となり、前連結会計年度末に比べて 124億60百万円増加しました。これは自己株式が 138億80百万円増加(純資産としては減少)した一方、利益剰余金が 219億13百万円、その他有価証券評価差額金が 47億29百万円増加したことなどによるものです。
なお、自己資本比率は50.2%(前連結会計年度末は50.8%)となりました。
3.キャッシュ・フローの状況 (単位:百万円)
|
区 分 |
前第2四半期 連結累計期間 |
当第2四半期 連結累計期間 |
増減額 |
|
営業活動によるキャッシュ・フロー |
23,667 |
38,700 |
15,033 |
|
投資活動によるキャッシュ・フロー |
△19,740 |
△32,675 |
△12,935 |
|
財務活動によるキャッシュ・フロー |
△13,980 |
△11,026 |
2,953 |
|
現金及び現金同等物に係る換算差額 |
△1,559 |
△284 |
1,275 |
|
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) |
△11,613 |
△5,286 |
6,327 |
|
現金及び現金同等物の期首残高 |
31,516 |
22,624 |
△8,891 |
|
新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額 |
378 |
- |
△378 |
|
現金及び現金同等物の四半期末残高 |
20,281 |
17,338 |
△2,942 |
営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の支払額が減少したことなどにより、前第2四半期連結累計期間より 150億33百万円収入増の 387億円の収入となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出が増加したことなどにより、前第2四半期連結累計期間より 129億35百万円支出増の 326億75百万円の支出となりました。
これにより、フリー・キャッシュ・フロー(営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローの合計額)は前第2四半期連結累計期間より 20億98百万円収入増の 60億25百万円の収入となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、前第2四半期連結累計期間より 29億53百万円支出減の 110億26百万円の支出となりました。
これらの結果、当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物は 173億38百万円となりました。
4.経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
5.事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
6.研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は125億20百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
7.従業員数
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの従業員の状況に著しい変動はありません。
8.生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの生産、受注及び販売の実績に著しい変動はありません。
9.主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、新設、休止、大規模改修、除却、売却等による著しい変動及び変更はありません。