第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、緩やかな回復基調が続いたものの、自動車関連の落ち込みなどから設備投資の減速懸念や消費税増税による個人消費の落ち込みなど景気後退感が強まりました。また、海外においては、通商問題をめぐる動向、中東地域を巡る情勢、中国経済の先行き、新型コロナウイルスの発生や広がり等のリスクの影響により、先行きは依然として不透明な状況が続いております。

このような環境の中、当社グループが属する情報通信機器、精密電子機器業界におきましては、熾烈な競争状態や為替相場の不安定性等の要因により、その業績に確固たる見通しは持ち得ない状態にありますが、当社といたしましては、電気自動車、医療機器、各種ロボット業界への受注拡大に注力しております。当社は、新規開発の試作品製造や製品の量産製造及び受託開発を推進しており、自社一括一貫体制による、プロダクトデザイン、機構設計、金型製造、成形、加工にわたる製造工程と、「匠の技」と先端設備の融合による技術力をベースに事業活動を展開しております。取引先の要求を満たしうる技術水準、品質、納期に対し、より一層の対応力を涵養することにより、メーカーからの信頼性を確保し、競合他社との差別化を徹底する事業戦略を遂行しております。
  このような状況のもと、当社グループの売上高及び受注の状況は、当社の主要顧客である携帯電話・スマートフォン、デジタルカメラ、事務機メーカーなどの研究開発及び生産の状況は非常に厳しい状況であり、前期堅調であった時計、自動車部品も弱含みとなり、新規開発試作品製造、金型製造は当四半期に於いては大きな減少ととなりました。量産品製造の受注に於いては、時計部品・半導体製造装置部品等の一部試作品受注が量産品に移行となり、これらを継続的に受注しており堅調に推移しました。一方、ロボット・装置関連製品については、当社グループの独自製品であるマッスルスーツ、ドローン、配膳ロボット等をはじめとした介護・医療分野及びサポート・サービスロボット分野における技術の研鑚に積極的に取り組み新製品を市場へ投入するとともに、同分野を中心としたスタートアップ企業への包括事業連携を掲げて開始した「WORLD ROBOTEC」の取り組みを核として、受託開発や受託製造を拡大してまいります。
 これらの結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高3,864百万円(前年同四半期比11.1%減)となり、利益面につきましては、売上総利益は646百万円(同34.4%減)、営業損失は170百万円(前年同四半期は営業損失25百万円)となりました。以下、受取配当金、スクラップ売却収入等の営業外収益81百万円(同23.0%減)を加算し、持分法による投資損失及び支払利息等の営業外費用342百万円(同151.2%増)を減じた結果として、経常損失は431百万円(前年同四半期は経常損失56百万円)となりました。さらに、特別利益として持分変動利益、補助金収入等157百万円を計上し、特別損失として投資有価証券評価損、固定資産圧縮損等27百万円を計上しました。

これに税金費用を計上した結果、親会社株主に帰属する四半期純損失は295百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益745百万円)となりました。

 

 

なお、当社グループは「金属製品加工事業」の単一セグメントのためセグメント別の記載を省略しております。

 

参考:製品別売上高 

                                                   (単位:百万円、%)

項目

前第3四半期連結累計期間

(自 2018年5月1日

  至 2019年1月31日)

当第3四半期連結累計期間

(自 2019年5月1日

  至 2020年1月31日)

増減率

試作・金型製品

2,410

1,947

△19.2

量産製品

1,580

1,505

△4.7

ロボット・装置等

349

387

11.0

その他・ガンマカメラ等

8

24

170.8

合計

4,349

3,864

△11.1

 

 

当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、12,206百万円となり、前連結会計年度末比542百万円の減少(前連結会計年度末比4.3%減)となりました。うち、流動資産は、4,788百万円となり、前連結会計年度末比1,439百万円の減少(同23.1%減)となりました。これは、現金及び預金が1,172百万円減少(同31.9%減)及び受取手形及び売掛金が391百万円減少(同30.9%減)したことが主因となっております。固定資産は、7,418百万円となり、前連結会計年度末比896百万円の増加(同13.8%増)となりました。

負債合計は、3,525百万円となり、前連結会計年度末比259百万円の減少(前連結会計年度末比6.8%減)となりました。うち、流動負債は、1,900百万円となり、前連結会計年度末比436百万円の減少(同18.7%減)となりました。これは、支払手形及び買掛金が100百万円減少(同14.9%減)及び未払法人税等が509百万円減少(同93.8%減)し、短期借入金が151百万円増加(同23.6%増)したことが主因となっております。固定負債は、1,625百万円となり、前連結会計年度末比177百万円の増加(同12.2%増)となりました。

純資産は、8,681百万円となり、前連結会計年度末比283百万円の減少(同3.2%減)となりました。これは、その他有価証券評価差額金が240百万円増加(同13.0%増)、利益剰余金が425百万円減少(同8.8%減)したことが主因となっております。

 

(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題については重要な変更はありません。

 

(3) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は181百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。