当第3四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。なお、当社の事業は創薬事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。
(1)業績の状況
当第3四半期累計期間における国内経済は、アジア新興国等の景気下振れリスクを抱える中、雇用・所得環境の改善や企業収益の改善が見られ、景気は緩やかな回復傾向で推移いたしました。
国内医薬品業界におきましては、高齢化や生活習慣病の増加等により医薬品需要は増加傾向にあるものの、後発医薬品への切り替えが促進される等、厳しい事業環境が継続しております。
このような状況の下、当社は新薬の継続的な創出とパイプラインの拡充を目指し、研究開発活動を推進いたしました。
ライセンスアウト済パイプラインにつきましては、ライセンスアウト先の興和株式会社により、「グラナテック®点眼液0.4%(一般名:リパスジル塩酸塩水和物、開発コード:K-115)(以下、「グラナテック」)」が緑内障・高眼圧症を適応症として、平成26年12月より国内上市されております。また、抗血小板剤「K-134」につきましては、平成26年12月に国内後期第Ⅱ相臨床試験が終了し、本試験の結果を総合的に検討した結果、閉塞性動脈硬化症を適応症とした日本及び米国の開発中止を決定されました。他適応症への応用につきましては、興和株式会社にて検討されています。さらに、ライセンスアウト先のわかもと製薬株式会社により、緑内障治療剤「H-1129(WP-1303)」の非臨床試験が実施されました。
新規開発品につきましては、「H-1129バックアップ化合物(開発コード:H-1337)(以下、「H-1337」)」の化合物最適化を完了しており、メカニズムの解明と非臨床試験に向けた準備を進めております。シグナル伝達阻害剤開発プロジェクトにつきましては、眼科関連疾患を中心に新薬候補化合物の探索のための研究開発活動を行いました。
また、眼科用鎮痛剤の導入につきまして、日本における再実施許諾権付独占的開発権・製造権・販売権を取得するライセンス契約を6月2日に英国企業と締結いたしました。
売上高につきましては、「グラナテック」のロイヤリティ収入等40百万円を計上しました。なお、「グラナテック」の国内販売状況は順調に推移しております。また、「グラナテック」のロイヤリティ収入には、平成26年12月分のロイヤリティ収入も含まれております。当社は、販売額に応じたロイヤリティ収入を得る権利を有しておりますが、新薬の販売初月は返品が発生する影響で純売上高が大きく変動することから、ライセンスアウト先における売上高の集計が終了しておらず、当社のロイヤリティ収入を合理的に見込むことが困難であったため、前事業年度においてはロイヤリティ収入を計上していなかったことによるものです。
利益面につきましては、眼科用鎮痛剤の導入による支払手数料の増加等により研究開発費が105百万円(前年同期比49.5%増)、その他販売費及び一般管理費が147百万円(前年同期比5.6%増)であったことにより、販売費及び一般管理費は253百万円(前年同期比20.3%増)となりました。その結果、営業損失は212百万円(前年同期営業損失170百万円)、経常損失は219百万円(前年同期経常損失167百万円)、四半期純損失は219百万円(前年同期四半期純損失168百万円)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末から187百万円減少し、1,948百万円となりました。主な要因は、前事業年度末に比べ現金及び預金が354百万円減少した一方で、投資その他の資産が87百万円増加したことや流動資産のその他が39百万円増加したこと等によるものです。
なお、総資産に占める流動資産の比率は当第3四半期会計期間末94.1%、前事業年度末98.7%です。
負債は、前事業年度末から1百万円減少し、17百万円となりました。主な要因は、未払法人税等が3百万円減少した一方で、未払金が2百万円増加したこと等によるものです。
純資産は、前事業年度末から185百万円減少し、1,930百万円となりました。主な要因は、四半期純損失の計上により、利益剰余金が219百万円減少した一方で、新株予約権の発行により新株予約権が31百万円増加したこと等によるものです。
なお、借入金や社債等の有利子負債残高はありません。
また、負債純資産合計に占める純資産の比率は当第3四半期会計期間末99.1%、前事業年度末99.1%です。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期累計期間における研究開発費の総額は105百万円であります。
なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動に重要な変更はありません。
(5)生産、受注及び販売の実績
当第3四半期累計期間において、「グラナテック」のロイヤリティ収入等40百万円を計上しました。