当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。なお、当社グループの事業は創薬事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間における国内経済は、雇用・所得環境の改善が続く中、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、米国の通商政策や新興国経済の下振れリスク等、国内経済に与える影響が懸念されており、先行きの不透明感は払拭されておりません。
国内医薬品業界におきましては、医療高度化等に伴い医薬品使用額は増加傾向にあるものの、安価な後発医薬品への切り替えの加速等から、市場規模の拡大ペースは鈍化しております。
このような状況の下、当社グループは新薬の継続的な創出とパイプラインの拡充を目指し、研究開発活動を推進いたしました。
自社創製品につきましては、「グラナテック®点眼液0.4%(一般名:リパスジル塩酸塩水和物、開発コード:K-115、ライセンスアウト先:興和株式会社(以下、「興和」))(以下、「グラナテック」)」が緑内障・高眼圧症を適応症として国内上市されており、販売状況は順調に推移しております。海外については、韓国にて製造販売承認申請が行われております。また、「H-1129(WP-1303)(ライセンスアウト先:わかもと製薬株式会社(以下、「わかもと製薬」))」の緑内障・高眼圧症を適応症とした国内後期第Ⅱ相臨床試験が実施されました。なお、同剤の日本を除く全世界の権利については、国内の医薬品事業会社において評価が進められております。当社においては、3月に「H-1337」の緑内障・高眼圧症を適応症とした米国第Ⅰ相/前期第Ⅱ相臨床試験を開始いたしました。
導入品につきましては、「DW-1002」の欧州等で上市済みの製品(製品名:ILM-Blue®、MembraneBlue-Dual®、適応症:内境界膜剥離、ライセンスアウト先:Dutch Ophthalmic Research Center International B.V.(以下、「DORC」))の販売状況は順調に推移しております。また、同剤の米国(適応症:内境界膜剥離、ライセンスアウト先:DORC)及び日本(適応症:内境界膜染色、ライセンスアウト先:わかもと製薬)については、申請に向けた準備が進められました。さらに、日本については、白内障手術時の水晶体前嚢染色を対象とした医師主導治験(国内第Ⅲ相臨床試験)が実施され、当社においてはライセンスアウト活動に取り組みました。
研究開発プロジェクトにつきましては、シグナル伝達阻害剤開発プロジェクトにおいて、眼科関連疾患を中心に新薬候補化合物の探索のための研究開発活動を行いました。
売上高につきましては、「グラナテック」、「DW-1002」のロイヤリティ収入等により合計53百万円(前年同期比85.5%増)を計上し、売上原価に2百万円を計上しました。
販売費及び一般管理費につきましては、243百万円(前年同期比32.0%増)となりました。その内訳は、研究開発費が「H-1337」の米国臨床試験費用及び「DW-1002」の日本における開発費の増加等により175百万円(前年同期比70.4%増)、その他販売費及び一般管理費が、支払手数料及び租税公課の減少等により67百万円(前年同期比16.8%減)となりました。
これらにより、営業損失は192百万円(前年同期営業損失155百万円)となりました。営業外費用に為替相場の変動による為替差損1,755千円及び支払利息1,568千円を計上したこと等の結果、経常損失は195百万円(前年同期経常損失184百万円)となりました。また、特別利益に新株予約権戻入益1百万円を計上したこと等の結果、親会社株主に帰属する四半期純損失は184百万円(前年同期親会社株主に帰属する四半期純損失169百万円)となりました。
(2)財政状態の分析
総資産は、前連結会計年度末から196百万円減少し、2,681百万円となりました。流動資産は、前連結会計年度末から183百万円減少し、2,332百万円となりました。主な要因は、現金及び預金が前連結会計年度末に比べ49百万円、流動資産のその他が163百万円減少した一方で、売掛金が29百万円増加したこと等によるものです。固定資産は、前連結会計年度末から12百万円減少し、349百万円となりました。主な要因は、契約関連無形資産が10百万円減少したこと等によるものです。
負債は、前連結会計年度末からほぼ同額で推移し、781百万円となりました。流動負債は、前連結会計年度末から29百万円増加し、186百万円となりました。主な要因は、1年内返済予定の長期借入金が30百万円増加したこと等によるものです。固定負債は、前連結会計年度末から30百万円減少し、595百万円となりました。主な要因は、長期借入金30百万円を1年内返済予定の長期借入金に振替えたことによるものです。
純資産は、前連結会計年度末から196百万円減少し、1,899百万円となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上により利益剰余金が184百万円及び非支配株主持分が10百万円減少したこと等によるものです。
(3)経営方針、経営環境及び対処すべき課題等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針、経営環境及び対処すべき課題等について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発費の総額は175百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動に重要な変更はありません。
(5)生産、受注及び販売の実績
当第1四半期連結累計期間において、「グラナテック」、「DW-1002」のロイヤリティ収入等により合計53百万円を計上しました。