第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクは、ありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等は行われておりません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。なお、当社グループの事業は創薬事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。

 

(1)業績の状況

 当第2四半期連結累計期間における国内経済は、雇用・所得環境の改善が続く中、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、米中貿易摩擦の深刻化や新興国経済の不確実性等、国内経済に影響を及ぼす懸念が強く、先行きの不透明感は継続しております。

 国内医薬品業界におきましては、医療高度化等に伴い医薬品使用額は増加傾向にあるものの、安価な後発医薬品への切り替えの加速等から、市場規模の拡大ペースは鈍化しております。

 このような状況の下、当社グループは新薬の継続的な創出とパイプラインの拡充を目指し、研究開発活動を推進いたしました。

 自社創製品につきましては、「グラナテック®点眼液0.4%(一般名:リパスジル塩酸塩水和物、開発コード:K-115、ライセンスアウト先:興和株式会社(以下、「興和」))(以下、「グラナテック」)」が緑内障・高眼圧症を適応症として国内上市されており、販売状況は順調に推移しております。海外については、韓国にて製造販売承認申請が行われております。また、「H-1129(WP-1303)(ライセンスアウト先:わかもと製薬株式会社(以下、「わかもと製薬」))」の緑内障・高眼圧症を適応症とした国内後期第Ⅱ相臨床試験が7月に良好な結果で終了し、現在、国内第Ⅲ相臨床試験に向けた準備が進められております。なお、同剤の日本を除く全世界の権利については、7月に国内の医薬品事業会社よりオプション権を行使しない旨の連絡を受けました。今後は、開発パートナーを見つけるべく、導出に向けたライセンスアウト活動を進めてまいります。当社においては、3月に「H-1337」の緑内障・高眼圧症を適応症とした米国第Ⅰ相/前期第Ⅱ相臨床試験を開始いたしました。

 導入品につきましては、「DW-1002」の欧州等で上市済みの製品(製品名:ILM-Blue®、MembraneBlue-Dual®、適応症:内境界膜剥離、ライセンスアウト先:Dutch Ophthalmic Research Center International B.V.(以下、「DORC」))の販売状況は順調に推移しております。また、同剤の米国(適応症:内境界膜剥離、ライセンスアウト先:DORC)及び日本(適応症:内境界膜染色、ライセンスアウト先:わかもと製薬)については、申請に向けた準備が進められました。さらに、日本については、白内障手術時の水晶体前嚢染色を対象とした医師主導治験(国内第Ⅲ相臨床試験)が実施され、当社においてはライセンスアウト活動に取り組みました。なお、本医師主導治験(国内第Ⅲ相臨床試験)は、九州大学病院より8月6日に終了した旨の連絡を受けております。

 研究開発プロジェクトにつきましては、シグナル伝達阻害剤開発プロジェクトにおいて、眼科関連疾患を中心に新薬候補化合物の探索のための研究開発活動を行いました。

 売上高につきましては、「グラナテック」、「DW-1002」のロイヤリティ収入等により合計118百万円(前年同期比50.3%増)を計上し、売上原価に6百万円を計上しました。

 販売費及び一般管理費につきましては、495百万円(前年同期比40.5%増)となりました。その内訳は、研究開発費が「H-1337」の米国臨床試験費用及び「DW-1002」の日本における開発費の増加等により350百万円(前年同期比74.9%増)、その他販売費及び一般管理費が資本金減少による法人事業税の減少等により145百万円(前年同期比4.6%減)となりました。

 これらにより、営業損失は382百万円(前年同期営業損失275百万円)となりました。営業外費用に支払利息3百万円及び為替相場の変動による為替差損2百万円を計上したこと等の結果、経常損失は388百万円(前年同期経常損失307百万円)となりました。また、特別利益に新株予約権戻入益1百万円を計上したこと等の結果、親会社株主に帰属する四半期純損失は365百万円(前年同期親会社株主に帰属する四半期純損失1,323百万円)となりました。

 

(2)財政状態の分析

 総資産は、前連結会計年度末から355百万円減少し、2,522百万円となりました。流動資産は、前連結会計年度末から324百万円減少し、2,190百万円となりました。主な要因は、現金及び預金が前連結会計年度末に比べ255百万円、流動資産のその他が76百万円減少したこと等によるものです。固定資産は、前連結会計年度末から30百万円減少し、331百万円となりました。主な要因は、契約関連無形資産が20百万円減少し、投資有価証券11百万円を有価証券に振替えたこと等によるものです。

 負債は、前連結会計年度末から24百万円増加し、806百万円となりました。流動負債は、前連結会計年度末から84百万円増加し、240百万円となりました。主な要因は、1年以内返済予定の長期借入金が60百万円、未払金が33百万円増加したこと等によるものです。固定負債は、前連結会計年度末から60百万円減少し、565百万円となりました。主な要因は、長期借入金60百万円を1年内返済予定の長期借入金に振替えたことによるものです。

 純資産は、前連結会計年度末から379百万円減少し、1,716百万円となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上により利益剰余金が365百万円及び非支配株主持分が22百万円減少したこと等によるものです。なお、第20期定時株主総会の決議に基づき、資本金3,335百万円、資本準備金1,225百万円をそれぞれその他資本剰余金へ振り替え、当該その他資本剰余金4,561百万円を利益剰余金に振り替え欠損填補を行いましたが、これによる純資産合計に変動はありません。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ255百万円減少し、1,877百万円となりました。

 なお、当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況は次の通りです。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果使用した資金は255百万円(前年同期は417百万円の支出)となりました。これは主に税金等調整前四半期純損失が386百万円あった一方で、未収消費税等の減少額が134百万円あったこと等によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は0百万円(前年同期は1,043百万円の支出)となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローはありません(前年同期は1,406百万円の収入)。

 

(4)経営方針、経営環境及び対処すべき課題等

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針、経営環境及び対処すべき課題等につ
いて重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は350百万円であります。

 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動に重要な変更はありません。

 

(6)生産、受注及び販売の実績

 当第2四半期連結累計期間において、「グラナテック」、「DW-1002」のロイヤリティ収入等により合計118百万円を計上しました。