第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。なお、当社グループの事業は創薬事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。

 新型コロナウイルス感染拡大による当第2四半期連結累計期間における経営成績等への重要な影響はありません。

 

(1)経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループは新薬の継続的な創出と開発パイプラインの拡充を目指し、研究開発活動を推進いたしました。

 自社創製品については、「グラナテック®点眼液0.4%(以下、「グラナテック」)」の国内販売状況は順調に推移しております。ライセンスアウト先の興和株式会社では、同剤の海外展開を継続して検討しております。また、緑内障治療剤「H-1337」については、米国での自社開発の準備を進めております。

 導入品については、「DW-1002」の欧州・米国等で上市済みの製品(製品名:ILM-Blue®、MembraneBlue-Dual®、TissueBlue™)は、ライセンスアウト先のDutch Ophthalmic Research Center International B.V.によって順調に販売されております。同剤のカナダについては、1月に承認取得しております。

 また、株式会社メドレックスと共同開発している「DW-5LBT」については7月5日に審査完了報告通知を受領いたしました。現在、通知内容を精査し、FDA指摘事項に適切に応答すべく、対応を進めております。

 その他ライセンスアウト済み開発パイプラインについては、ライセンスアウト先において開発が進められました。

 研究開発プロジェクトについては、眼科関連疾患を中心に新薬候補化合物の探索のための研究開発活動及び他社との共同研究を推進いたしました。4月にSyntheticGestalt株式会社との間で炎症系、中枢系疾患を対象としてAIを用いた新規のキナーゼ阻害剤の創製を目的とした共同創薬を開始いたしました。また、2019年よりユビエンス株式会社(以下、「ユビエンス」)との間で標的タンパク質分解誘導薬の創出に向けた共同研究を行っておりますが、キナーゼの分解誘導作用を有する幾つかの化合物を取得できたことから、6月に共同研究契約を延長し、資本提携いたしました。

 以上の結果、売上高については、各上市品のロイヤリティ収入及びGlaukos Corporation(以下、「Glaukos」)からの研究費受領等により、合計201百万円(前年同期比33.1%増)を計上し、売上原価に9百万円(前年同期比63.3%増)を計上しました。

 販売費及び一般管理費については、283百万円(前年同期比15.0%増)となりました。その内訳は、研究開発費が152百万円(前年同期比22.8%増)、その他販売費及び一般管理費が人件費及び新株予約権の権利行使等により資本金等の額が増加したことに伴う事業税(外形標準課税)の増加等により、131百万円(前年同期比7.0%増)となりました。

 これらにより、営業損失は91百万円(前年同期営業損失100百万円)となりました。営業外収益に為替差益11百万円を計上したこと等の結果、経常損失は82百万円(前年同期経常損失111百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は82百万円(前年同期親会社株主に帰属する四半期純損失96百万円)となりました。

 

(2)財政状態の分析

 総資産は、前連結会計年度末から133百万円減少し、2,604百万円となりました。流動資産は、前連結会計年度末から214百万円減少し、2,288百万円となりました。主な要因は、現金及び預金が207百万円、流動資産のその他が7百万円減少したこと等によるものです。固定資産は、前連結会計年度末から81百万円増加し、315百万円となりました。主な要因は、契約関連無形資産が20百万円減少した一方で、ユビエンスへの出資により投資有価証券が100百万円増加したこと等によるものです。

 負債は、前連結会計年度末から82百万円減少し、490百万円となりました。流動負債は、前連結会計年度末から22百万円減少し、186百万円となりました。主な要因は、未払金が11百万円、未払法人税等が8百万円減少したこと等によるものです。固定負債は、前連結会計年度末から60百万円減少し、304百万円となりました。主な要因は、長期借入金が60百万円減少したことによるものです。

 純資産は、前連結会計年度末から50百万円減少し、2,113百万円となりました。主な要因は、新株予約権の権利行使等により、資本金及び資本剰余金が各々16百万円増加した一方で、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上により利益剰余金が82百万円減少したこと等によるものです。

 この結果、自己資本比率は81.0%となりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ207百万円減少し、2,100百万円となりました。

 なお、当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況は次のとおりです。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果使用した資金は74百万円(前年同期は79百万円の支出)となりました。これは主に税金等調整前四半期純損失82百万円があったこと等によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は100百万円(前年同期は0百万円の支出)となりました。これは主に投資有価証券の取得による支出100百万円があったこと等によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は43百万円(前年同期は60百万円の支出)となりました。これは新株予約権の行使による株式の発行による収入16百万円があった一方で、長期借入金の返済による支出60百万円があったことによるものです。

 

(4)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略について重要な変更はありません。

 

(5)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(7)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は152百万円であります。

 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動に重要な変更はありません。

 

(8)生産、受注及び販売の実績

 当第2四半期連結累計期間において、「グラナテック」「DW-1002(欧州・米国)」のロイヤリティ収入及びGlaukosからの研究費受領等により、合計201百万円を計上しました。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等は行われておりません。