第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。なお、当社グループの事業は創薬事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。

 新型コロナウイルス感染拡大による当第2四半期連結累計期間における経営成績等への重要な影響はありません。

 

(1)経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループは新薬の継続的な創出と開発パイプラインの拡充を目指し、研究開発活動を推進いたしました。

 上市品2品(緑内障治療剤「グラナテック点眼液0.4%(以下、「グラナテック」)」、眼科手術補助剤「DW-1002」)については、ライセンスアウト先において順調に販売されております。また、「グラナテック」は2月にシンガポール、6月にマレーシア販売開始となりました。

 開発パイプラインについては、3月に眼科用治療剤「DW-1001」の国内第Ⅰ相臨床試験が開始されました。緑内障治療剤「H-1337」は、米国後期第Ⅱ相臨床試験の準備を進めております。また、開発パイプラインの拡充策の一つとして、6月にアクチュアライズ株式会社(以下、「アクチュアライズ」)と水疱性角膜症を対象疾患とした再生医療用細胞製品「DWR-2206(アクチュアライズの開発コード:AE101)」の共同開発契約を締結し、同社との関係強化を目的として資本提携を行いました。今後は、アクチュアライズと共同で開発を進めてまいります。

 研究プロジェクトについては、眼科関連疾患を中心に新薬候補化合物の探索のための研究開発活動及び他社との共同研究を推進いたしました。

 以上の結果、売上高については、各上市品のロイヤリティ収入及び「DW-1001」のマイルストーン収入等により、合計210百万円(前年同期比4.2%増)を計上し、売上原価に13百万円(前年同期比43.7%増)を計上しました。

 販売費及び一般管理費については、329百万円(前年同期比16.1%増)となりました。その内訳は、研究開発費が「H-1337」の臨床試験準備費用の増加等により199百万円(前年同期比31.4%増)、その他販売費及び一般管理費が129百万円(前年同期比1.6%減)となりました。

 これらにより、営業損失は132百万円(前年同期営業損失91百万円)となりました。営業外収益に為替差益32百万円、営業外費用に支払手数料13百万円を計上したこと等の結果、経常損失は118百万円(前年同期経常損失82百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は110百万円(前年同期親会社株主に帰属する四半期純損失82百万円)となりました。

 

(2)財政状態の分析

 総資産は、前連結会計年度末から175百万円減少し、2,287百万円となりました。流動資産は、前連結会計年度末から158百万円減少し、2,003百万円となりました。主な要因は、流動資産のその他が42百万円増加した一方で、現金及び預金が184百万円、貯蔵品が19百万円減少したこと等によるものです。固定資産は、前連結会計年度末から17百万円減少し、283百万円となりました。主な要因は、契約関連無形資産が20百万円減少したこと等によるものです。

 負債は、前連結会計年度末から69百万円減少し、358百万円となりました。流動負債は、前連結会計年度末から18百万円減少し、174百万円となりました。主な要因は、限度貸付契約変更に伴う返済期間延長により、1年内返済予定の長期借入金が9百万円減少したほか、未払金が8百万円減少したこと等によるものです。固定負債は、前連結会計年度末から50百万円減少し、184百万円となりました。この要因は、長期借入金が50百万円減少したことによるものです。

 純資産は、前連結会計年度末から106百万円減少し、1,928百万円となりました。主な要因は、譲渡制限付株式報酬としての新株式発行により、資本金及び資本剰余金が各々7百万円増加した一方で、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上により利益剰余金が110百万円減少したこと等によるものです。

 この結果、自己資本比率は83.5%となりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ184百万円減少し、1,749百万円となりました。

 なお、当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況は次のとおりです。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果使用した資金は130百万円(前年同期は74百万円の支出)となりました。これは主に税金等調整前四半期純損失118百万円があったこと等によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は4百万円(前年同期は100百万円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出3百万円があったこと等によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は76百万円(前年同期は43百万円の支出)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出60百万円、支払手数料の支払額13百万円があったこと等によるものです。

 

(4)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略について重要な変更はありません。

 

(5)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(7)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は199百万円であります。

 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動に重要な変更はありません。

 

(8)生産、受注及び販売の実績

 当第2四半期連結累計期間において、「グラナテック」「DW-1002」のロイヤリティ収入及び「DW-1001」のマイルストーン収入等により、合計210百万円を計上しました。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、新たに締結した重要な契約は次のとおりであります。

開発コード

契約先

契約締結日

契約期間

主な契約内容

DWR-2206

アクチュアライズ株式会社

2022年6月30日

契約締結日から全ての収益の分配が完了する日まで

① アクチュアライズ株式会社と「DWR-

2206」の日本における開発を共同で行う。

② 当社は、日本における開発費用を負担する。

③ 全世界における本製品に関連して得られる収益は、一定の割合で分配される。

 

契約書名

契約先

契約締結日

契約期間

主な契約内容

限度貸付契約書

株式会社みずほ銀行

2022年6月30日

返済期日:

2030年6月30日

① コミットメント期間付タームローン

② 借入限度額440百万円

③ 無担保・無保証

④ 本借入においては、遵守事項や期限の利益の喪失事項が定められております。

 

 当第2四半期連結会計期間において、重要な変更(下線部)のあった契約は次のとおりであります。

契約書名

契約先

契約締結日

契約期間

主な契約内容

限度貸付契約書

株式会社みずほ銀行

2020年4月16日

返済期日:

2029年9月30日

① コミットメント期間付タームローン

② 借入限度額200百万円

③ 無担保・無保証

④ 本借入においては、遵守事項や期限の利益の喪失事項が定められております。

(注)コミットメント期間の2年延長に伴い、返済期日も2年延長しております。