当中間連結会計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
本項に記載した将来事象に関する予測・見通し等は、当中間連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであり、それらには不確実性が内在し将来の結果とは大きく異なる可能性があります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当社は「人類のアウトプットを増やす」というミッションのもと、表現活動を支援するための様々なウェブサービス及びスマートフォンアプリを提供しています。
当中間連結会計期間は、レンタルサーバーサービス「ロリポップ!」やドメイン取得代行サービス「ムームードメイン」などのストック型ビジネスの価格改定効果が継続していることや、高単価プランの契約比率が増え好調に推移しましたが、フロー型ビジネスの「SUZURI」や「minne」の流通額が伸び悩んだほか、金融支援事業において前年第2四半期より大型債権の買取を抑制したため請求書買取額が減少し、連結売上高は前年同期比で減少しました。利益面では、ストック型ビジネスの好調な推移や、金融支援事業において滞留債権に対する貸倒関連費用が減少したことから大幅増益となりました。
その結果、当中間連結会計期間における業績は、売上高5,365,435千円(前年同期比2.9%減)、営業利益496,755千円(前年同期は営業損失825,856千円)、経常利益493,172千円(前年同期は経常損失746,855千円)、親会社株主に帰属する中間純利益325,147千円(前年同期は親会社株主に帰属する中間純損失892,446千円)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① ホスティング事業
ホスティング事業には、個人からビジネスまで幅広い用途にご利用頂けるレンタルサーバーサービス「ロリポップ!」及びドメイン取得代行サービス「ムームードメイン」等が属しております。
「ロリポップ!」におきましては、高単価プランの契約件数が増加しているものの、低単価プランの契約件数は減少し、契約件数は409,327件(前年同期比2.0%減)となりました。また、2024年4月に、サーバーの専門知識がなくても簡単にマルチプレイ専用のサーバーが立てられる「ロリポップ! for Gamers」を正式リリースしました。価格改定効果が継続および高単価プラン契約比率が高まったことから、顧客単価は521円(前年同期比5.3%増)となりました。
「ムームードメイン」におきましては、円安による仕入れ価格上昇の影響を受け、2023年2月よりドメインの新規取得や更新に際しサービス維持調整費を導入したことから顧客単価が増加しました。一方で、新規契約数が減少したことから、登録ドメイン数は1,076,138件(前年同期末比4.4%減)となりました。利益面においては、上述の通り価格改定の効果により売上高が増加した結果、原価高騰前の利益水準へと回復しました。
以上の結果、当中間連結会計期間におけるセグメント売上高は3,041,106千円(前年同期比8.9%増)、 セグメント利益は1,054,038千円(前年同期比16.9%増)となりました。
② EC支援事業
EC支援事業には、月額制ECサイト構築サービス国内店舗数No.1の「カラーミーショップ」及びオリジナルグッズ作成・販売サービス「SUZURI」等が属しております。
「カラーミーショップ」におきましては、従来よりも大規模なECサイト運営を支援する「プレミアムプラン」の契約件数が堅調に推移しました。全体の契約件数は、新規契約件数が伸び悩むも解約件数の増加に歯止めがかかり、50,388件(前年同期末比0.1%増)となりました。また、月額有料プランの顧客単価は高単価プランの契約比率が高まり5,791円(前年同期比11.1%増)となりました。売上面では、IT補助金を活用した制作代行売上が増加したことにより前年同期を上回る実績となりました。
「SUZURI」におきましては、2024年4月に10周年を迎え、スキルシェア市場に参入するとともにバーチャルファッション領域を強化したことから登録会員数は184万人(前年同期末比23.8%増)となりました。当中間連結会計期間における流通金額は9.9億円(前年同期比21.9%減)となりました。
「カラーミーショップ」、「SUZURI」ともに、利益面ではプロモーションコストを効率的に運用しました。
以上の結果、当中間連結会計期間におけるセグメント売上高は1,433,519千円(前年同期比5.8%減)、セグメント利益は392,470千円(前年同期比0.3%増)となりました。
③ ハンドメイド事業
ハンドメイド事業には、国内最大級のハンドメイドマーケット「minne」が属しております。
「minne」では、2024年5月より作家・ブランドの販促・マーケティング活動を支援するためのサブスクリプション型プラン「minne PLUS 作家スタンダードプラン」を提供開始しました。作家・ブランド数は91万人(前年同期末比4.1%増)となりました。一方で、当中間連結会計期間における流通金額は59.8億円(前年同期比14.6%減)となりました。利益面においては、プロモーションコストを効率的に運用しました。
以上の結果、当中間連結会計期間におけるセグメント売上高は684,543千円(前年同期比10.1%減)、セグメント利益は51,919千円(前年同期比23.9%増)となりました。
④ 金融支援事業
金融支援事業には、連結子会社であるGMOクリエイターズネットワーク株式会社が運営するフリーランス向けファクタリングサービス「FREENANCE」が属しております。
「FREENANCE」におきましては、前年第2四半期より大型債権の買取を抑制したため、当中間連結会計期間における請求書買取額は25億円(前年同期比54.4%減)となりました。利益面では、滞留債権に対する貸倒関連費用が大幅に減少しました。また、債権回収が進み、戻入益を計上しています。
以上の結果、当中間連結会計期間におけるセグメント売上高は205,215千円(前年同期比54.2%減)、セグメント損失は415千円(前年同期間におけるセグメント損失は1,172,481千円)となりました。
⑤ その他
その他には、習い事やチーム・教室運営における連絡や集金をクラウド上で一元管理できるサービス「GMOレンシュ」などが属しております。
当中間連結会計期間におけるセグメント売上高は1,050千円(前年同期比17.8%増)、セグメント損失は27,035千円(前年同期におけるセグメント損失は19,749千円)となりました。
また、当中間連結会計期間における財政状態の概況は次のとおりであります。
当中間連結会計期間末における総資産は10,864,659千円(前連結会計年度末比10,329千円減)となりました。これは、主に関係会社預け金が300,000千円及び前払費用が74,479千円増加した一方で、現金及び預金が136,013千円、未収入金が128,690千円及び売掛金が119,871千円減少したことによるものであります。
負債は8,762,808千円(同301,011千円減)となりました。主に契約負債が119,969千円増加した一方で、未払金が189,166千円、社債が100,000千円、賞与引当金が51,518千円及び未払法人税等が29,976千円減少したことによるものであります。
純資産は2,101,850千円(同290,681千円増)となりました。これは、主に親会社株主に帰属する中間純利益計上に伴い利益剰余金が325,147千円増加したことによるものであります。
(2) キャッシュ・フローの状況の分析
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ163,986千円増加し、4,524,326千円となりました。当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況は、以下のとおりであります。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
当中間連結会計期間において営業活動の結果得られた資金は564,757千円(前中間連結会計期間比169,882千円の収入減)となりました。これは、主に税金等調整前中間純利益493,172千円、減価償却費255,328千円による増加の一方で、未払金の減少額185,746千円による減少の結果であります。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
当中間連結会計期間において投資活動の結果支出した資金は221,022千円(前中間連結会計期間比86,431千円の支出増)となりました。これは、主に投資事業組合からの分配による収入4,138千円による増加の一方で、有形固定資産の取得による支出122,152千円及び無形固定資産の取得による支出73,008千円による減少の結果であります。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
当中間連結会計期間において財務活動の結果支出した資金は179,749千円(前中間連結会計期間比151,370千円の支出増)となりました。これは、主に社債の償還による支出100,000千円及びファイナンス・リース債務の返済による支出79,394千円による減少の結果であります。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題
当中間連結会計期間において、事実上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当中間連結会計期間の研究開発費の総額は11,878千円であります。
なお、当中間連結会計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。