第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の分析

 当第1四半期連結累計期間における世界経済は、欧米を中心に新型コロナウイルスのワクチン接種が進み持ち直しの動きが見られるものの、変異株の感染拡大の懸念もあり不透明な状況が続くことが見込まれます。

 当社グループは当期よりグループビジョンを新たに「世界No.1のデジタルエンタテインメントカンパニー」といたしました。デジタルの時代において、世界中のお客様の「心の豊かさ」や「幸せ」に寄与貢献するNo.1企業を目指します。成長性と収益性の実現に向け挑戦を続けるとともに、「クオリティ&サティスファクション」を商品コンセプトに、高い品質によって世界中のお客様に大きな満足を提供してまいります。

 当期より新たな中期経営計画を策定し、2024年3月期に売上高900億円、営業利益300億円、経常利益400億円を計画しております。その重点目標として、パッケージゲームでは500万本級タイトルの実現と毎期200万本級タイトルの発売、スマートフォンゲームでは月商20億円タイトルへのチャレンジと複数の月商10億円タイトルの創出を目指します。また、SDGsについても引き続き取り組みを強化してまいります。

 初年度となる当期は、グループ経営方針として「グローバルIPの創造と展開」を掲げております。グローバルIPを創造し、プラットフォーム、ジャンル、コラボレーション、ライセンス、タイアップと多方面に展開することで、更なる成長性と収益性を実現いたします。

 当社グループの当第1四半期業績は、パッケージゲームでは、複数の新作やリマスター版を発売したほか、リピート販売が好調に推移いたしました。スマートフォンゲームでは、自社開発タイトルの運営収入、IP許諾によるロイヤリティ収入が引き続き高い水準となりました。オンライン・モバイルの累計ダウンロード数は1億を突破しております。営業外収益は、投資有価証券売却益により大きく増加いたしました。

 これらの結果、売上高205億20百万円(前年同四半期比80.6%増)、営業利益97億18百万円(同121.5%増)、経常利益184億8百万円(同105.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益133億81百万円(同101.9%増)となり、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益ともに、第1四半期として最高の業績を達成いたしました。

 

 セグメントの状況につきましては以下のとおりです。

 

エンタテインメント事業

 「シブサワ・コウ」ブランドでは、自社開発のスマートフォンゲーム『三國志 覇道』が堅調に推移いたしました。4月には『Winning Post 9 2021』(PS4、Nintendo Switch、Windows(Steam)用)を国内で、5月には『大航海時代Ⅳ with パワーアップキット HD Version』(Nintendo Switch、Windows(Steam)用)を国内、アジアで発売いたしました。当社がIPを許諾し、中国をはじめアジア各地域で配信中の『三国志・戦略版』は、5月に国内でも『三國志 真戦』(iOS、Android用)として配信が開始されました。

 「ω-Force」ブランドでは、6月に7年ぶりとなるシリーズ最新作『戦国無双5』(PS4、Nintendo Switch、Xbox One用)を国内、アジアで発売し、販売本数は28万本を突破しております。また、『ゼルダ無双 厄災の黙示録』の追加コンテンツ「エキスパンション・パス」の第1弾「古代の鼓動」が配信開始されました。

 「Team NINJA」ブランドでは、『仁王2 Complete Edition』のリピートが好調に推移しております。6月にはシリーズ累計680万本以上を販売したアクションゲームのリマスター版『NINJA GAIDEN: マスターコレクション』(PS4、Nintendo Switch、Xbox One、Windows(Steam)用)を全世界で発売し、24万本の販売となりました。6月にオンラインにて開催された世界最大規模のゲームイベント「E3」では、株式会社スクウェア・エニックスと当社が共同で開発する『STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN』(PS5、PS4、Xbox Series X|S、Xbox One、PC用)が、2022年に発売予定であることが発表されました。

 「ガスト」ブランドでは、4月にグローバルで『アトリエ ~不思議の錬金術士 トリロジー~ DX』(PS4、Nintendo Switch、Windows(Steam)用)を発売しております。

 「ルビーパーティー」ブランドでは、『アンジェリーク ルミナライズ』(Nintendo Switch用)を5月に国内、アジアで発売いたしました。株式会社アニプレックスと共同で開発したスマートフォンゲーム『金色のコルダ スターライトオーケストラ』は、新章の配信や大型ゲームイベントを実施し、好評を博しました。

 「midas」ブランドでは、新規スマートフォンゲームの開発に注力しております。

 以上の結果により、エンタテインメント事業の売上高は196億48百万円(前年同四半期比82.9%増)、セグメント利益は96億38百万円(同123.3%増)となりました。

 

アミューズメント事業

 アミューズメント施設は、緊急事態宣言の影響を一部受けたものの、プライズゲームを中心に堅調に推移いたしました。スロット・パチンコでは、『Pベルセルク無双』がリリースされました。

 以上の結果により、アミューズメント事業の売上高は6億25百万円(前年同四半期比19.5%増)、セグメント利益は49百万円(同178.6%増)となりました。

 

不動産事業

 ライブハウス型ホールKT Zepp Yokohamaは、感染症対策を徹底した上でライブイベントや配信ライブを開催しております。その他の賃貸用不動産は高い稼働率を維持しております。

 以上の結果により、不動産事業の売上高は2億38百万円(前年同四半期比45.6%増)、セグメント利益は23百万円(同64.2%減)となりました。

 

その他事業

 その他事業の売上高は88百万円(前年同四半期比115.1%増)、セグメント利益は7百万円(前年同四半期はセグメント損失12百万円)となりました。

 

(2)財政状態の分析

①資産の部

 当第1四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末と比較して1億71百万円増加し1,908億42百万円となりました。これは主に、有価証券が88億70百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が21億44百万円それぞれ増加した一方で、投資有価証券が90億8百万円減少したことによるものであります。

②負債の部

 当第1四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末と比較して26億13百万円増加し281億55百万円となりました。これは主に、短期借入金が95億円増加した一方で、未払法人税等が25億20百万円、未払金が24億円、その他流動負債に含まれる未払消費税等が14億33百万円それぞれ減少したことによるものであります。

③純資産の部

 当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末と比較して24億42百万円減少し1,626億87百万円となりました。これは主に、利益剰余金が15億46百万円、その他有価証券評価差額金が11億13百万円それぞれ減少したことによるものであります。

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4)経営方針・経営戦略等

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、2億41百万円であります。

 なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。