また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、海外景気の下振れリスクがあるものの、国内の雇用環境及び所得環境の着実な改善により、景況感は緩やかな回復を続けております。
当社グループ製品の主要市場である路線バス業界においては、非接触ICカードシステムに関連した運賃収受システムの更新需要に加え、「バスロケーションシステム」の新規導入需要がありました。
このような状況のもとで当社グループは、運賃収受システムの更新案件の取り込みに加え、「液晶運賃表示器」及び「音声合成装置」等の「バス統合管理モジュール」製品・商品並びに「バスロケーションシステム」関連商品の拡販を進めてまいりました。
しかしながら、新規性の高い一部案件において設計開発費用が想定よりも多大に計上されたことにより、売上総利益率が低下いたしました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は3,030,781千円(前年同四半期比23.0%増)、営業利益は107,101千円(前年同四半期比61.2%減)、経常利益は114,098千円(前年同四半期比59.8%減)、四半期純利益は74,380千円(前年同四半期比72.1%減)となりました。
なお、当社グループは路線バス用運賃収受関連製品の開発、製造、販売、アフターサービスを一貫して行っており、単一のセグメントでありますので、セグメント情報は記載しておりません。従いまして、以降、品目別の記載を行っております。品目別の販売の状況は次のとおりであります。
①運賃箱関連
運賃箱関連の売上高は1,074,282千円(前年同四半期比25.4%増)となりました。主力製品である「即時計数式運賃箱」(FAN型(注1)、FNS型(注2)及びFTS型(注3))の売上高が627,967千円(前年同四半期比42.1%増)、「汎用型運賃箱」(NZS型(注4))の売上高が231,638千円(前年同四半期比135.5%増)となっております。
②カード機器関連
カード機器関連の売上高は463,568千円(前年同四半期比92.7%増)となりました。非接触ICカードの乗車口端末及び精算口端末の売上高が213,815千円(前年同四半期比474.9%増)、非接触ICカードの窓口処理機の売上高が93,559千円(前年同四半期比423.2%増)となっております。
③その他のバス用機器
その他のバス用機器の売上高は446,608千円(前年同四半期比5.1%減)となりました。「サーマル整理券発行機」の売上高が107,797千円(前年同四半期比98.0%増)、データ管理関連の機器及びソフトウエアの売上高が191,036千円(前年同四半期比16.4%減)となっております。
④部品・修理及び商品
部品・修理の売上高は603,581千円(前年同四半期比1.9%増)となりました。売上高の内訳は部品304,016千円(前年同四半期比27.6%増)及び修理299,564千円(前年同四半期比15.4%減)となっております。
「液晶運賃表示器」、「ボイスパケットトランシーバー」(注5)及び「整理券用紙」等の商品の売上高は442,740千円(前年同四半期比45.6%増)となりました。
(注1)FAN型運賃箱:昭和61年に開発した当社初の即時計数式運賃箱であるFA型の処理速度を向上させ、後継機種として平成14年に発売した即時計数式運賃箱であります。
(注2)FNS型運賃箱:バス車内のバリアフリー化に対応するため、FAN型運賃箱と同等の性能を確保したうえで、筐体幅の薄型化(FAN型運賃箱比マイナス32mm)を実現した即時計数式運賃箱であります。
(注3)FTS型運賃箱:平成25年発売の即時計数式運賃箱。筐体奥行きをFNS型運賃箱と比べて50mm削減したことで高速バス車両への搭載に対応したほか、機構設計を見直し安定性を向上させた、当社の主力製品である即時計数式運賃箱であります。
(注4)NZS型運賃箱:平成19年発売の汎用型運賃箱。20年以上に亘って生産されていた、NZ型運賃箱の後継機種として開発いたしました。NZ型運賃箱と金庫が共通であるため、同機種を使用しているバス事業者において、精算装置を代替する必要がなく、導入コストを抑制することが可能なスリム型の運賃箱であります。
(注5)ボイスパケットトランシーバー:モバイル通信を用いた業務用の通信機器であり、音声通話の機能に加え、GPSの搭載によりバスロケーションシステムのバス車載機器としての機能を有しております。また、運賃箱等と接続することで、バス車載機器とバス営業所の間においてリアルタイム通信環境を構築する「バス車載機器のオンライン化」の中核となる機器であります。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、71,057千円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
①生産実績
当第3四半期連結累計期間の生産実績を主要品目ごとに示すと、次のとおりであります。
品目 | 金額(千円) | 前年同期比(%) |
運賃箱関連 | 1,044,546 | 96.4 |
カード機器関連 | 450,057 | 123.2 |
その他のバス用機器 | 384,588 | 71.5 |
部品・修理 | 603,581 | 101.9 |
合計 | 2,482,774 | 96.3 |
(注) 1.金額は販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
②受注状況
当第3四半期連結累計期間の受注状況を主要品目ごとに示すと、次のとおりであります。
品目 | 受注高(千円) | 前年同期比(%) | 受注残高(千円) | 前年同期比(%) |
運賃箱関連 | 663,178 | 41.6 | 599,426 | 49.0 |
カード機器関連 | 425,629 | 77.7 | 399,311 | 75.4 |
その他のバス用機器 | 457,088 | 82.1 | 317,236 | 88.9 |
部品・修理 | 695,238 | 123.0 | 195,807 | 121.8 |
商品 | 255,031 | 100.1 | 120,781 | 83.5 |
合計 | 2,496,165 | 71.0 | 1,632,563 | 67.6 |
(注) 1.金額は販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
③販売実績
当第3四半期連結累計期間の販売実績を主要品目ごとに示すと、次のとおりであります。
品目 | 金額(千円) | 前年同期比(%) |
運賃箱関連 | 1,074,282 | 125.4 |
カード機器関連 | 463,568 | 192.7 |
その他のバス用機器 | 446,608 | 94.9 |
部品・修理 | 603,581 | 101.9 |
商品 | 442,740 | 145.6 |
合計 | 3,030,781 | 123.0 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。