第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 なお、第1四半期連結累計期間より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「四半期純利益」を「親会社株主に帰属する四半期純利益」としております。

(1) 業績の状況

 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府の経済政策及び日本銀行の金融政策を背景に底堅い動きをみせる一方、新興国経済の減速及び欧州経済の不安定化による景気悪化が懸念されており、依然として先行き不透明な状況が続いております。

 当社グループ製品の主要市場である路線バス業界においては、引き続き非接触ICカードシステムに関連した運賃収受システムの更新需要を中心に推移しました。

 このような状況のもとで当社グループは、関西圏(PiTaPaエリア)を中心とした運賃収受システムの更新案件の取り込みに加え、「液晶運賃表示器」及び「音声合成装置」等の「バス統合管理モジュール」製品・商品等の拡販を進めてまいりました。

 以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は1,467,413千円(前年同四半期比36.4%減)、営業利益は54,620千円(前年同四半期比11.1%増)、経常利益は76,225千円(前年同四半期比48.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は51,023千円(前年同四半期比49.8%増)となりました。

 なお、当社グループは路線バス用運賃収受関連製品の開発、製造、販売、アフターサービスを一貫して行っており、単一のセグメントでありますので、セグメント情報を記載しておりません。従いまして、以降、品目別の記載を行っております。品目別の販売の状況は次のとおりであります。

 

①運賃箱関連

 運賃箱関連の売上高は466,187千円(前年同四半期比42.5%減)となりました。主力製品である「即時計数式運賃箱」(FAN型(注1)、FNS型(注2)及びFTS型(注3))の売上高が204,657千円(前年同四半期比54.7%減)、「汎用型運賃箱」(NZS型(注4))の売上高が107,990千円(前年同四半期比42.6%減)となっております。

②カード機器関連

 カード機器関連の売上高は202,235千円(前年同四半期比34.5%減)となりました。非接触ICカードの乗車口端末及び精算口端末の売上高が29,307千円(前年同四半期比81.4%減)、カード機器関連のソフトウエアの売上高が46,018千円(前年同四半期比47.8%増)となっております。

③その他のバス用機器

 その他のバス用機器の売上高は284,484千円(前年同四半期比16.9%減)となりました。「サーマル整理券発行機」の売上高が32,186千円(前年同四半期比52.4%減)、運賃集中精算機の売上高が58,432千円(前年同四半期比61.5%増)となっております。

④部品・修理及び商品

 部品・修理の売上高は388,966千円(前年同四半期比10.1%減)となりました。売上高の内訳は部品206,234千円(前年同四半期比5.5%減)及び修理182,731千円(前年同四半期比14.8%減)となっております。

 「液晶運賃表示器」、「ボイスパケットトランシーバー」(注5)及び「整理券用紙」等の商品の売上高は125,539千円(前年同四半期比69.6%減)となりました。

 

(注1)FAN型運賃箱:昭和61年に開発した当社初の即時計数式運賃箱であるFA型の処理速度を向上させ、後継機種として平成14年に発売した即時計数式運賃箱であります。

(注2)FNS型運賃箱:バス車内のバリアフリー化に対応するため、FAN型運賃箱と同等の性能を確保したうえで、筐体幅の薄型化(FAN型運賃箱比マイナス32mm)を実現した即時計数式運賃箱であります。

(注3)FTS型運賃箱:平成25年発売の即時計数式運賃箱。筐体奥行きをFNS型運賃箱と比べて50mm削減したことで高速バス車両への搭載に対応したほか、機構設計を見直し安定性を向上させた、当社の主力製品である即時計数式運賃箱であります。

(注4)NZS型運賃箱:平成19年発売の汎用型運賃箱。20年以上に亘って生産されていた、NZ型運賃箱の後継機種として開発いたしました。NZ型運賃箱と金庫が共通であるため、同機種を使用しているバス事業者において、精算装置を代替する必要がなく、導入コストを抑制することが可能なスリム型の運賃箱であります。

(注5)ボイスパケットトランシーバー:モバイル通信を用いた業務用の通信機器であり、音声通話の機能に加え、GPSの搭載によりバスロケーションシステムのバス車載機器としての機能を有しております。また、運賃箱等と接続することで、バス車載機器とバス営業所の間においてリアルタイム通信環境を構築する「バス車載機器のオンライン化」の中核となる機器であります。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前年同四半期末と比べ659,795千円増加し、2,320,957千円となりました。

 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は1,134,177千円(前年同四半期は135,311千円の収入)となりました。これは主に、売上債権の減少1,722,854千円により資金が増加したものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動に使用した資金は80,963千円(前年同四半期は15,272千円の支出)となりました。これは主に、有価証券及び投資有価証券の売却及び償還による収入211,398千円により資金が増加いたしましたが、有価証券及び投資有価証券の取得による支出263,206千円により資金が減少したものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動に使用した資金は53,853千円(前年同四半期は63,211千円の支出)となりました。これは、配当金の支払いによる支出53,853千円の影響であります。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、67,275千円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

(5) 生産、受注及び販売の実績

①生産実績

 当第2四半期連結累計期間の生産実績を主要品目ごとに示すと、次のとおりであります。

品目

金額(千円)

前年同期比(%)

運賃箱関連

420,296

62.4

カード機器関連

194,599

84.3

その他のバス用機器

252,704

92.8

部品・修理

388,966

89.9

合計

1,256,567

78.1

(注)1.金額は販売価格によっております。

2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

②受注状況

 当第2四半期連結累計期間の受注状況を主要品目ごとに示すと、次のとおりであります。

品目

受注高(千円)

前年同期比(%)

受注残高(千円)

前年同期比(%)

運賃箱関連

437,912

112.0

1,018,936

172.6

カード機器関連

197,427

131.7

383,135

137.7

その他のバス用機器

228,847

105.1

279,094

153.2

部品・修理

465,433

95.7

225,626

143.1

商品

162,754

73.8

109,938

94.8

合計

1,492,375

101.8

2,016,731

152.3

(注)1.金額は販売価格によっております。

2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

③販売実績

 当第2四半期連結累計期間の販売実績を主要品目ごとに示すと、次のとおりであります。

品目

金額(千円)

前年同期比(%)

運賃箱関連

466,187

57.5

カード機器関連

202,235

65.5

その他のバス用機器

284,484

83.1

部品・修理

388,966

89.9

商品

125,539

30.4

合計

1,467,413

63.6

(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。