第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

 当社は、平成28年10月27日開催の取締役会において、オムロンソーシアルソリューションズ株式会社に路線バス用新型ICカード機器のソフトウエアの開発を委託することを決議し、同社との間で開発委託契約を締結いたしました。

 詳細は、「第4 経理の状況 1.四半期連結財務諸表 注記事項(重要な後発事象)」に記載のとおりであります。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 なお、第1四半期連結累計期間より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「四半期純利益」を「親会社株主に帰属する四半期純利益」としております。

(1) 業績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用情勢及び所得情勢の改善により緩やかな持ち直しの兆候が見られるものの、企業収益の悪化及び海外経済の動向に関する懸念が依然として存在し、先行き不透明な状況が続いております。

 当社グループ製品の主要市場である路線バス業界においては、引き続き非接触ICカードシステムに関連した運賃収受システムの更新需要を中心とした動きがありました。

 このような状況のもとで当社グループは、関西圏(PiTaPaエリア)を中心とした運賃収受システムの更新案件の取り込みに加え、「液晶運賃表示器」及び「音声合成装置」等の「バス統合管理モジュール」製品・商品等の拡販を進めてまいりました。

 以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は2,221,040千円(前年同四半期比26.7%減)、営業利益は130,558千円(前年同四半期比21.9%増)、経常利益は152,759千円(前年同四半期比33.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は101,242千円(前年同四半期比36.1%増)となりました。

 なお、当社グループは路線バス用運賃収受関連製品の開発、製造、販売、アフターサービスを一貫して行っており、単一のセグメントでありますので、セグメント情報は記載しておりません。従いまして、以降、品目別の記載を行っております。品目別の販売の状況は次のとおりであります。

 

①運賃箱関連

 運賃箱関連の売上高は688,908千円(前年同四半期比35.9%減)となりました。主力製品である「即時計数式運賃箱」(FAN型(注1)、FNS型(注2)及びFTS型(注3)等)の売上高が326,777千円(前年同四半期比48.0%減)、「汎用型運賃箱」(NZS型(注4))の売上高が145,756千円(前年同四半期比37.1%減)となっております。

②カード機器関連

 カード機器関連の売上高は319,593千円(前年同四半期比31.1%減)となりました。非接触ICカードの乗車口端末及び精算口端末の売上高が53,317千円(前年同四半期比75.1%減)、カード機器関連のソフトウエアの売上高が85,195千円(前年同四半期比172.7%増)となっております。

③その他のバス用機器

 その他のバス用機器の売上高は412,521千円(前年同四半期比7.6%減)となりました。「サーマル整理券発行機」の売上高が58,748千円(前年同四半期比45.5%減)、データ管理関連の機器及びソフトウエアの売上高が174,467千円(前年同四半期比8.7%減)となっております。

④部品・修理及び商品

 部品・修理の売上高は617,666千円(前年同四半期比2.3%増)となりました。売上高の内訳は部品344,737千円(前年同四半期比13.4%増)及び修理272,929千円(前年同四半期比8.9%減)となっております。

 「液晶運賃表示器」、「ボイスパケットトランシーバー」(注5)及び「整理券用紙」等の商品の売上高は182,351千円(前年同四半期比58.8%減)となりました。

 

(注1)FAN型運賃箱:昭和61年に開発した当社初の即時計数式運賃箱であるFA型の処理速度を向上させ、後継機種として平成14年に発売した即時計数式運賃箱であります。(注2)FNS型運賃箱:バス車内のバリアフリー化に対応するため、FAN型運賃箱と同等の性能を確保したうえで、筐体幅の薄型化(FAN型運賃箱比マイナス32mm)を実現した即時計数式運賃箱であります。

(注3)FTS型運賃箱:平成25年発売の即時計数式運賃箱。筐体奥行きをFNS型運賃箱と比べて50mm削減したことで高速バス車両への搭載に対応したほか、機構設計を見直し安定性を向上させた、当社の主力製品である即時計数式運賃箱であります。

(注4)NZS型運賃箱:平成19年発売の汎用型運賃箱。20年以上に亘って生産されていた、NZ型運賃箱の後継機種として開発いたしました。NZ型運賃箱と金庫が共通であるため、同機種を使用しているバス事業者において、精算装置を代替する必要がなく、導入コストを抑制することが可能なスリム型の運賃箱であります。

(注5)ボイスパケットトランシーバー:モバイル通信を用いた業務用の通信機器であり、音声通話の機能に加え、GPSの搭載によりバスロケーションシステムのバス車載機器としての機能を有しております。また、運賃箱等と接続することで、バス車載機器とバス営業所の間においてリアルタイム通信環境を構築する「バス車載機器のオンライン化」の中核となる機器であります。

 

(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(3) 研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、102,160千円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

(4) 生産、受注及び販売の実績

①生産実績

 当第3四半期連結累計期間の生産実績を主要品目ごとに示すと、次のとおりであります。

品目

金額(千円)

前年同期比(%)

運賃箱関連

731,933

70.1

カード機器関連

356,666

79.2

その他のバス用機器

404,540

105.2

部品・修理

617,666

102.3

合計

2,110,808

85.0

(注)1.金額は販売価格によっております。

2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

②受注状況

 当第3四半期連結累計期間の受注状況を主要品目ごとに示すと、次のとおりであります。

品目

受注高(千円)

前年同期比(%)

受注残高(千円)

前年同期比(%)

運賃箱関連

661,806

99.8

1,020,110

170.2

カード機器関連

301,932

70.9

370,283

92.7

その他のバス用機器

283,834

62.1

206,044

64.9

部品・修理

824,374

118.6

355,867

181.7

商品

304,630

119.4

195,002

161.4

合計

2,376,579

95.2

2,147,308

131.5

(注)1.金額は販売価格によっております。

2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

③販売実績

 当第3四半期連結累計期間の販売実績を主要品目ごとに示すと、次のとおりであります。

品目

金額(千円)

前年同期比(%)

運賃箱関連

688,908

64.1

カード機器関連

319,593

68.9

その他のバス用機器

412,521

92.4

部品・修理

617,666

102.3

商品

182,351

41.2

合計

2,221,040

73.3

(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。