第2 【事業の状況】

1 【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 なお、新型コロナウィルスの感染拡大による事業への影響については、今後の推移状況を注視してまいります。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウィルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言を受け、企業活動や個人消費活動が大幅に制限されたことで景気が急速に悪化いたしました。

 そうした厳しい環境のなか、当社グループ製品の主要市場である路線バス業界においては、首都圏の設備更新需要に加えて、関西圏における運賃箱の代替投資等が見込まれており、前期に引き続き「首都圏向け運賃箱」を市場に投入し、拡販に努めてまいりました。しかし市況悪化の影響を避けることは難しく売上・利益ともに低調に推移しました。

 

 その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は2,335,985千円(前年同四半期比24.7%減)、営業損失は45,022千円(前年同四半期は137,853千円の営業利益)、経常損失は28,347千円(前年同四半期は150,672千円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は79,352千円(前年同四半期は127,376千円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。

 

(運賃収受機器事業)
 運賃収受機器事業においては、路線バス及びワンマン鉄道車両での運賃収受機器等の設計、開発、製造、販売及
びメンテナンスサービスを展開しております。
 当事業における売上高は2,270,333千円(前年同四半期比23.7%減)、営業損失は19,831千円(前年同四半期は123,138千円の営業利益)となりました。売上高については、首都圏における機器更新需要がピークアウトしつつあることから大幅に減少しました。利益面については、売上高の大幅減少に伴い、赤字となりました。

 

(システム開発事業)

 システム開発事業においては主に交通系インフラ案件、ETC関連開発案件及びその他社会インフラ系案件のシステム開発、エンジニアリング、ソフトウエア設計並びにシステム及び機器の輸出入販売を展開しております。

 当第2四半期連結累計期間においては、交通系インフラ案件が低調に推移した結果、当事業における売上高は120,897千円(前年同四半期比31.8%減)、営業損失は15,594千円(前年同四半期は14,447千円の営業利益)となりました。

 

②財政状態の状況

 当第2四半期連結会計期間末の流動資産は、前連結会計年度末に比べて2,071,162千円減少し、3,841,562千円となりました。これは主に、現金及び預金が544,682千円、売掛債権が1,050,778千円、たな卸資産が438,266千円減少したことによるものであります。

 当第2四半期連結会計期間末の固定資産は、前連結会計年度末に比べて175,442千円減少し、1,044,874千円となりました。これは主に、投資有価証券が95,789千円減少したことによるものであります。

 当第2四半期連結会計期間末の流動負債は、前連結会計年度末に比べて2,051,504千円減少し、864,662千円となりました。これは主に、1年内返済予定の長期借入金が1,500,000千円減少したことによるものであります。

 当第2四半期連結会計期間末の固定負債は、前連結会計年度末に比べて30,133千円減少し、391,833千円となりました。

 当第2四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べて164,967千円減少し、3,629,941千円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失79,352千円を計上したことによるものであります。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前年同四半期末と比べ818,457千円増加し、2,561,519千円となりました。

 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は909,032千円(前年同四半期は28,509千円の支出)となりました。これは主に、売上債権の減少1,050,778千円により資金が増加したものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果得られた資金は55,700千円(前年同四半期は529,547千円の収入)となりました。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動に使用した資金は1,509,415千円(前年同四半期は56,983千円の支出)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出1,510,740千円により資金が減少したものであります。

 

(3) 経営方針・経営戦略等

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、69,675千円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6) 生産、受注及び販売の実績

①生産実績

 当第2四半期連結累計期間の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

品目

金額(千円)

前年同期比(%)

運賃収受機器事業

1,765,249

59.4

システム開発事業

55,332

49.4

合計

1,820,581

59.1

(注)1.金額は販売価格によっております。

2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

②受注実績

 当第2四半期連結累計期間の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

品目

受注高(千円)

前年同期比(%)

受注残高(千円)

前年同期比(%)

運賃収受機器事業

1,907,421

92.2

2,282,327

76.0

システム開発事業

48,384

26.8

11,010

19.8

合計

1,955,806

86.9

2,293,337

75.0

(注)1.金額は販売価格によっております。

2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

③販売実績

 当第2四半期連結累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

品目

金額(千円)

前年同期比(%)

運賃収受機器事業

2,270,333

76.3

システム開発事業

65,652

52.6

合計

2,335,985

75.3

(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

 当社は、2020年5月14日開催の取締役会において、株式会社アズマ(奈良県生駒郡)を吸収分割会社とし、当該100%子会社(株式会社アズマ:神奈川県小田原市)を吸収分割承継会社とする吸収分割契約を締結することを決議しました。

 詳細は、「第4 経理の状況 1.四半期連結財務諸表 注記事項(重要な後発事象)」に記載のとおりであります。