第2 【事業の状況】

1 【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

 なお、新型コロナウイルス感染症に関するリスクについては、前事業年度の有価証券報告書の「第一部 企業情報第2 事業の状況 2 事業等のリスク」の項目番号⑩に記載したとおりであり、事業への影響については、引き続き今後の状況を注視してまいります。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大により企業活動や個人消費

活動が大幅に制限されたことで景気が急速に悪化いたしました。政府主導のもと、感染防止策を講じつつ経済活動

の活性化が促進されましたが、断続的に感染が拡大し、収束の見通しが立たない状況で推移いたしました。

 当社グループ製品の主要市場である路線バス業界においては、国内外における新型コロナウイルス感染症の再拡

大により各種行動制限が強化されるなど、設備投資に対して慎重姿勢が増したことにより低調に推移いたしまし

た。

 

 このような状況のもとで当社グループは、前期に引き続き関西圏における運賃箱の代替需要等の取り込みに努めてまいりました。しかし市況悪化の影響を避けることは難しく売上・利益ともに低調に推移しました。

 

 以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は1,016,878千円(前年同四半期比46.7%減)、営業利益は13,381千円(前年同四半期比89.5%減)、経常利益は14,730千円(前年同四半期比88.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は17,781千円(前年同四半期比83.0%減)となりました。

 

(運賃収受機器事業)

 運賃収受機器事業においては、路線バス及びワンマン鉄道車両での運賃収受機器等の設計、開発、製造、販売及びメンテナンスサービスを展開しております。

 当事業における売上高は900,862千円(前年同四半期比51.5%減)、営業利益は11,367千円(前年同四半期比91.1%減)となりました。売上高については、市況悪化の影響から減少しました。利益面については、売上高の減少に伴い、減益となりました。

 

(システム開発事業)

 システム開発事業においては、主に交通系インフラ案件、ETC関連開発案件及びその他社会インフラ系案件の

システム開発、エンジニアリング、ソフトウエア設計並びにシステム及び機器の輸出入販売を展開しております。

 当第1四半期連結累計期間においては、前年第3四半期連結累計期間より新たに設立し事業承継した株式会社アズマを連結の範囲に含めており、当事業における売上高は144,378千円(前年同四半期比92.8%増)となりましたが、市況悪化の影響により、交通系インフラ案件が低調に推移した結果、営業損失は3,186千円(前年同四半期は2,899千円の営業利益)となりました。

 

②財政状態の状況

 当第1四半期連結会計期間末の流動資産は、前連結会計年度末に比べて23,416千円減少し、4,687,684千円となりました。これは主に、売上債権が482,567千円増加したものの、現金及び預金が472,004千円減少したことによるものであります。

 当第1四半期連結会計期間末の固定資産は、前連結会計年度末に比べ17,801千円増加し、1,068,381千円となりました。これは主に、投資有価証券が16,249千円増加したことによるものであります。

 当第1四半期連結会計期間末の流動負債は、前連結会計年度末に比べて11,050千円増加し、1,468,133千円となりました。これは主に、仕入債務が215,166千円減少したものの、短期借入金が220,000千円増加したことによるものであります。

 当第1四半期連結会計期間末の固定負債は、前連結会計年度末に比べて1,223千円増加し、464,737千円となりました。これは主に、長期借入金が8,370千円減少したものの、退職給付に係る負債が9,230千円増加したことによるものであります。

 当第1四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べて17,888千円減少し、3,823,194千円となりました。

 

(2) 経営方針・経営戦略等

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

 当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、82,258千円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5) 生産、受注及び販売の実績

①生産実績

 当第1四半期連結累計期間の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

品目

金額(千円)

前年同期比(%)

運賃収受機器事業

1,167,222

93.5

システム開発事業

110,856

251.0

合計

1,278,078

98.8

(注)1.金額は販売価格によっております。

2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

②受注実績

 当第1四半期連結累計期間の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

品目

受注高(千円)

前年同期比(%)

受注残高(千円)

前年同期比(%)

運賃収受機器事業

1,171,148

126.7

1,425,431

83.3

システム開発事業

115,796

380.4

101,625

1080.5

合計

1,286,944

134.8

1,527,056

88.7

(注)1.金額は販売価格によっております。

2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

③販売実績

 当第1四半期連結累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

品目

金額(千円)

前年同期比(%)

運賃収受機器事業

900,862

48.5

システム開発事業

116,016

235.2

合計

1,016,878

53.3

(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

(コミットメントライン契約締結)

 当社は、主要取引銀行である株式会社横浜銀行との間で、コミットメントライン契約を下記のとおり締結しました。

 

1.コミットメントライン契約締結の目的

 新型コロナウイルス感染症拡大による影響が一定程度長期化するリスクに備え、運転資金等を確保することを目的として、コミットメントライン契約の締結を行うものです。

 

2.コミットメントライン契約締結の概要

(1) 契約締結先

株式会社横浜銀行

(2) 借入極度額

1,500百万円

(3) 契約締結日

2021年3月31日

(4) 契約期間

3年間

(5) 担保・保証の有無