第2 【事業の状況】

1 【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、

経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識し

ている主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更は、ありません。

 なお、新型コロナウイルス感染症に関するリスクについては、前事業年度の有価証券報告書の「第一部 企業情報

第2 事業の状況 2 事業等のリスク」の項目番号⑩に記載したとおりであり、事業への影響については、引き続

き今後の状況を注視してまいります。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、緩やかに回復しています。先行きについては、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待されます。ただし、世界的な金融引締めに伴う影響や中国経済の先行き懸念など、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっております。また、物価上昇、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要があります。

 当社グループ製品の主要市場である路線バス業界においては、人流が回復しつつあることから、設備投資は以前の慎重姿勢から復調傾向にあります。一方で2024年問題と言われる労働時間の上限規制も間近に控えており、乗務員不足が顕著になりつつあることから、依然として経営環境は、先行きの不透明な厳しい状況が続くと思われます。

 このような状況のもとで当社グループはキャッシュレス決済事業の需要等の取り込み、新紙幣関連での機器更新需要の取り込みに努めてまいりました。しかし、前期の地域連携ICカードに関する特需の剥落や材料費等の急騰等の影響を避けることは難しく、売上、利益共に低調に推移いたしました。

 

 以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は1,623,834千円(前年同四半期比51.3%減)、営業損失は446,303千円(前年同四半期は83,024千円の営業損失)、経常損失は435,641千円(前年同四半期は73,675千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は429,354千円(前年同四半期は138,852千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。

 

(運賃収受機器事業)
 運賃収受機器事業においては、路線バス及びワンマン鉄道車両での運賃収受機器等の設計、開発、製造、販売及
びメンテナンスサービスを展開しております。
 当事業における売上高は1,349,802千円(前年同四半期比56.2%減)、セグメント損失は452,065千円(前年同四半期は56,496千円のセグメント損失)となりました。売上高については、前期の地域連携ICカードに関する特需の剥落や材料費等の急騰等の影響を避けることは難しく、前年同四半期比で減収減益となりました。

 

(システム開発事業)

 システム開発事業においては、主に交通系インフラ案件、ETC関連開発案件及びその他社会インフラ系案件のシステム開発、エンジニアリング、ソフトウエア設計並びにシステム及び機器の輸出入販売を展開しております。

 交通系インフラ案件が順調に推移した結果、当事業における売上高は642,010千円(前年同四半期比56.8%増)、セグメント利益は55,886千円(前年同四半期は43,820千円のセグメント損失)となりました。

 

②財政状態の状況

 当第3四半期連結会計期間末の流動資産は、前連結会計年度末に比べて673,465千円減少し、3,579,858千円となりました。これは主に、仕掛品が664,717千円増加したものの、受取手形及び売掛金が1,110,294千円、現金及び預金が624,498千円減少したことによるものであります。

 当第3四半期連結会計期間末の固定資産は、前連結会計年度末に比べて421千円増加し、1,163,611千円となりました。

 当第3四半期連結会計期間末の流動負債は、前連結会計年度末に比べ29,765千円減少し、1,112,053千円となりました。

 当第3四半期連結会計期間末の固定負債は、前連結会計年度末に比べて206,066千円減少し、333,040千円となりました。これは主に、長期借入金が185,102千円減少したことによるものであります。

 当第3四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べて437,212千円減少し、3,298,374千円となりました。これは主に、利益剰余金が476,354千円減少したことによるものであります。

 

(2) 経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、143,487千円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5) 生産、受注及び販売の実績

①生産実績

 当第3四半期連結累計期間の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

品目

金額(千円)

前年同期比(%)

運賃収受機器事業

1,621,451

64.4

システム開発事業

249,236

100.9

合計

1,870,688

67.7

(注)金額は販売価格によっております。

 

②受注実績

 当第3四半期連結累計期間の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

品目

受注高(千円)

前年同期比(%)

受注残高(千円)

前年同期比(%)

運賃収受機器事業

4,783,251

145.7

5,393,031

350.4

システム開発事業

325,072

104.3

104,504

100.8

合計

5,108,324

142.2

5,497,535

334.6

(注)金額は販売価格によっております。

 

③販売実績

 当第3四半期連結累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

品目

金額(千円)

前年同期比(%)

運賃収受機器事業

1,349,802

43.8

システム開発事業

274,031

107.2

合計

1,623,834

48.7

 

3 【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。