第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。なお、重要事象等についても発生しておりません。

また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による当社グループの事業等への影響については、今後も注視してまいります。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

(1) 経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間(2021年12月1日~2022年8月31日)における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化しておりますが、行動制限の緩和等により社会経済活動が徐々に正常化に向かう動きが見られております。一方で、米国を始めとした世界的な利上げが金融市場に与える影響、円安等に起因する企業物価指数の上昇、原材料価格の上昇、供給面での制約による下振れリスクなどから、先行き不透明な状況が続いております。

 当社グループの主要事業が属する不動産業界では、低金利下での良好な資金調達環境を背景に、国内外の投資家の物件取得意欲は引き続き高い状況にあるものの、新型コロナウイルス感染症の影響によるワークスタイルや消費行動の変化等についての見極めも含めて、今後の新規物件の取得にあたっては、取得価格と収益性のバランスを慎重に検討することが必要となってきております。

 また、太陽光発電業界におきましては、長期間にわたって安定して高い利回りが期待できる点、残価リスクがほぼない点、現在の良好な資金調達環境などによる利回り商品としての需要拡大に加えて、政府のグリーン成長戦略の推進等による後押しもあり、今後も市場の拡大が期待されております。

 こうした状況の下、アセットマネジメント事業においては、引き続きファンド運用資産残高、不動産等受託資産残高の増加に向けて、新たな投資家ニーズに適合した魅力的な商品開発を進めており、当第3四半期連結会計期間においては「FCベンチャー企業投資任意組合」として1号ファンド、2号ファンドを設定し、募集・販売が完了しております

 インベストメントバンク事業においては、国内不動産では第2四半期に1物件、第3四半期に2物件のレジデンシャル物件を新たに取得し、各種のバリューアップ施策を推進するとともに、今後も引き続き物件のソーシングに努めてまいります。また、米国不動産につきましては、バリューアップ施策を行ったカリフォルニア州の物件の売却が第1四半期に完了しており、現在は新たな物件のソーシングに努めております。太陽光発電設備につきましても、引き続き開発を推進しております。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は売上高768百万円(前年同期比6.3%増)、営業損失99百万円(前年同期の営業損失は83百万円)、経常損失105百万円(前年同期の経常損失は92百万円)、また、税効果会計における繰延税金資産の増加による法人税等調整額の計上により、親会社株主に帰属する四半期純損失51百万円(前年同期の親会社株主に帰属する四半期純損失は73百万円)となりました。

 

セグメント別の業績は以下の通りであり、売上高についてはセグメント間の内部売上高又は振替高を除いた売上高で表示しております。

 

<アセットマネジメント事業>

当第3四半期連結会計期間末において、当社グループが運用するファンド運用資産残高は188億円(一部円換算US$1.00=138.63円)、当社グループがアセットマネジメント業務を受託している不動産等の受託資産残高は185億円となりました。

不動産ファンドにつきましては、アセットマネジメントフィー及びファンド管理報酬等を計上いたしました。証券ファンドにつきましては、外国投資信託の管理報酬等を計上いたしました。また、太陽光発電ファンド事業につきましてもアセットマネジメントフィー等を計上いたしました。この結果、アセットマネジメント事業全体では、売上高313百万円(前年同期比14.4%減)、セグメント利益25百万円(前年同期比71.6%減)となりました。

 

<インベストメントバンク事業>

不動産投資等部門では、販売用不動産の売却や保有不動産の賃料収入、不動産の仲介手数料等により349百万円を計上いたしました。証券投資等部門では、金融商品仲介業務による報酬等により105百万円計上いたしました。この結果、インベストメントバンク事業全体では、売上高455百万円(前年同期比27.6%増)、セグメント利益82百万円(前年同期比243.8%増)となりました。

                                             (単位:百万円)

 

2021年11月

第3四半期連結累計期間

2022年11月

第3四半期連結累計期間

増減額

売上高

723

768

45

アセットマネジメント事業

366

313

△52

インベストメントバンク事業

356

455

98

営業費用

806

867

61

アセットマネジメント事業

278

288

10

インベストメントバンク事業

333

373

40

消去又は全社

195

206

10

営業損失(△)

△83

△99

△15

アセットマネジメント事業

88

25

△63

インベストメントバンク事業

23

82

58

消去又は全社

△195

△206

△10

経常損失(△)

△92

△105

△13

税金等調整前四半期純損失(△)

△88

△106

△18

親会社株主に帰属する四半期純損失(△)

△73

△51

22

 

 

(2) 連結財政状況の分析

 当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ719百万円増加し3,995百万円となりました。これは主に、販売用不動産が391百万円、未成工事支出金が696百万円増加したことなどによるものです。

 また、負債合計は、前連結会計年度末に比べ833百万円増加し1,611百万円となりました。これは主に、借入金が1,252百万円増加したことなどによるものであります。

 なお、純資産合計は、前連結会計年度末に比べ113百万円減少し2,383百万円となりました。これは主に、利益剰余金が、親会社株主に帰属する四半期純損失51百万円の計上、配当金の支払いにより37百万円減少したことなどによるものです。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

(5) 経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し

経営成績に重要な影響を与える要因につきましては「第2 事業の状況 1 事業等のリスク」に記載のとおり、経営戦略の現状と見通しにつきましては「第2 事業の状況 2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績の状況及び (3) 事業上及び財務上の対処すべき課題」に記載のとおりであります。

 

(6) 資本の財源及び資金の流動性についての分析

当第3四半期連結累計期間において、運転資金等1,467百万円を金融機関より借り入れる一方で215百万円の返済を行いました。この結果、当第3四半期連結会計期間末における借入金残高は1,453百万円となりました。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。