また、前事業年度末の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものです。
① 経営成績の概況
2016年12月期第3四半期連結累計期間(2016年1月1日~2016年9月30日)の業績は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
|
|
2015年12月期 第3四半期連結累計期間 (自 2015年1月1日 至 2015年9月30日) |
2016年12月期 第3四半期連結累計期間 (自 2016年1月1日 至 2016年9月30日) |
前年同期比 |
|
売上収益(継続事業) |
9,053 |
12,313 |
+36.0% |
|
営業利益(継続事業) |
4,137 |
6,135 |
+48.3% |
|
税引前四半期利益 (継続事業) |
4,058 |
6,137 |
+51.3% |
|
親会社の所有者に帰属する |
2,478 |
3,711 |
+49.8% |
当社グループは、「毎日の料理を楽しみにする」を企業理念として、レシピサービス「クックパッド」を国内及び海外で展開しています。国内における「クックパッド」の月次利用者数(1ヶ月の間の訪問者をブラウザベースまたは端末ベースにより集計)は、2016年9月末時点で6,010万人(前年同月比7.8%増)となりました。当サービスは日常の生活導線上で利用されているため、日常生活の多様なシーンでインターネットの利用が可能なスマートフォンとの相性が非常に良く、特にスマートフォンからの利用者(タブレットからのアプリの利用者数を含む)が順調に増加し、4,615万人(前年同月比16.9%増)となりました。今後も多様化するデバイス及びそれに付随した新機能に適応したサービスの展開に注力していきます。また、レシピ数も堅調に増加しており、2016年9月末には累計投稿レシピ数が251万品を超えました。
海外においては、2014年4月期からレシピサービスの世界展開を開始、主に英語圏、スペイン語圏、インドネシア語圏及びアラビア語圏の地域を中心としており、これらの地域での月次利用者数は2,929万人(前年同月比74.1%増)となりました。言語別のサービスの月次利用者数は、英語圏が109万人(前年同月比48.7%増)、スペイン語圏が1,485万人(前年同月比93.0%増)、インドネシア語圏が865万人(前年同月比111.6%増)、アラビア語圏が467万人(前年同月比8.9%増)となっています。今後も日本を含めたグローバルでのサービス開発を進めて利用者の拡大を推進し、レシピサービスの世界展開をさらに加速させていきます。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間における継続事業からの売上収益は12,313百万円(前年同期比36.0%増)となりました。これは主に会員事業及び広告事業の売上が順調に伸びたこと、2015年12月期第3四半期連結会計期間より「株式会社みんなのウェディング」を連結子会社化したこと等により売上収益が増加したものです。継続事業からの販売費及び一般管理費は5,580百万円(前年同期比23.4%増)となり、当第3四半期連結累計期間における継続事業からの営業利益は6,135百万円(前年同期比48.3%増)、非継続事業も含めた親会社の所有者に帰属する四半期利益は3,711百万円(前年同期比49.8%増)となりました。
なお、当第3四半期連結会計期間において、連結子会社であるセレクチュアー株式会社の全株式を売却し、同社を連結の範囲から除外しています。これに伴い、当社グループは「EC事業」を終了したため、同事業を非継続事業に分類し、売上収益、営業利益及び税引前四半期利益の金額は「EC事業」を除く継続事業のみの金額に組み替えて表示しています。また比較年度の連結経営成績についても修正再表示しています。
② セグメントの業績
セグメントの業績は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
|
事業別売上収益 |
2015年12月期 第3四半期連結累計期間 (自 2015年1月1日 至 2015年9月30日) |
2016年12月期 第3四半期連結累計期間 (自 2016年1月1日 至 2016年9月30日) |
前年同期比 |
||
|
インターネット・メディア事業 |
8,996 |
12,148 |
+35.0% |
||
|
|
レシピ サービス 事業 |
会員事業 |
4,723 |
6,487 |
+37.3% |
|
広告事業 |
3,100 |
3,598 |
+16.1% |
||
|
買物情報事業 |
157 |
246 |
+56.8% |
||
|
その他 |
108 |
76 |
△29.3% |
||
|
その他インターネット・メディア事業 |
905 |
1,738 |
+91.9% |
||
|
その他事業 |
57 |
165 |
+188.0% |
||
|
合計 |
9,053 |
12,313 |
+36.0% |
||
イ. インターネット・メディア事業
当第3四半期連結累計期間のインターネット・メディア事業の売上収益は12,148百万円(前年同期比35.0%増)、セグメント利益は6,214百万円(前年同期比49.9%増)となりました。
(レシピサービス事業)
国内及び海外で展開している「クックパッド」のレシピサービスの会員事業、広告事業及び買物情報事業等の売上収益が含まれています。
当第3四半期連結累計期間における会員事業の売上収益は6,487百万円(前年同期比37.3%増)となりました。プレミアム会員数が引き続き堅調に推移したこと及び株式会社NTTドコモが運営する「dグルメ®」等のレベニューシェアを含む通信キャリアからの売上収益が順調に増加したことによります。
当第3四半期連結累計期間における広告事業の売上収益は3,598百万円(前年同期比16.1%増)となりました。タイアップ広告とディスプレイ広告を合わせたリッチメディア広告を中心に売上収益が順調に増加しました。
当第3四半期連結累計期間における買物情報事業の売上収益は246百万円(前年同期比56.8%増)となりました。2015年3月より「特売情報」の小売店向け有料サービスの提供を開始しており、2016年9月末時点において、有料サービス利用店舗数は約6,200店舗となり、順調に増加しています。
(その他インターネット・メディア事業)
2015年12月期第3四半期連結会計期間より「株式会社みんなのウェディング」を連結子会社化したこと等により、売上収益は1,738百万円(前年同期比91.9%増)となりました。
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ873百万円増加し、28,368百万円となりました。このうち、流動資産は同2,641百万円増加し、19,351百万円となり、非流動資産は同1,767百万円減少し、9,017百万円となりました。
これらの増減の主な要因は、流動資産については、現金及び現金同等物が2,321百万円増加したこと及び営業債権及びその他の債権が483百万円増加したことによるものであり、非流動資産については、為替の影響及び子会社株式の売却に伴いのれんが996百万円減少したこと及びその他の金融資産が556百万円減少したことによるものです。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べ1,382百万円減少し、2,715百万円となりました。このうち、流動負債は同1,303百万円減少し、2,419百万円となり、非流動負債は同79百万円減少し、295百万円となりました。
これらの増減の主な要因は、流動負債については、営業債務及びその他の債務が457百万円減少したこと及び未払法人所得税等が737百万円減少したことによるものです。
(資本)
当第3四半期連結会計期間末における資本は、前連結会計年度末に比べ2,256百万円増加し、25,652百万円となりました。この主な要因は、利益剰余金が2,649百万円増加したこと及び為替換算調整勘定等のその他の資本の構成要素が683百万円減少したことによるものです。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前連結会計年度残高より2,321百万円増加し、15,370百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により獲得した資金は、3,290百万円となりました。この主な要因は、非継続事業を含む税引前四半期利益6,153百万円を計上した一方で、法人所得税等の支払額3,115百万円が生じたことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により獲得した資金は、550百万円となりました。この主な要因は、投資の売却による収入869百万円及び投資の取得による支出386百万円が生じたことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は、1,147百万円となりました。この主な要因は、配当による支払い1,069百万円が生じたことによるものです。