第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
 また、前事業年度末の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものです。

 

(1)経営成績の状況

2020年12月期第1四半期連結累計期間(2020年1月1日~2020年3月31日)の業績は、以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

2019年12月期

第1四半期連結累計期間

(自  2019年1月1日

 至  2019年3月31日)

2020年12月期

第1四半期連結累計期間

(自  2020年1月1日

 至  2020年3月31日)

前年同期比

 売上収益

2,937

2,751

△6.3

 営業利益

298

191

△35.7

 税引前四半期利益

300

212

△29.1

親会社の所有者に帰属する
四半期利益

213

138

△35.4

 

 

当社グループは「毎日の料理を楽しみにする」というミッションの下、日本のみならず世界中の料理のつくり手を増やすべく、料理に関する様々な課題解決に向けた積極的な投資を行っています。このミッションについて、当社グループの事業活動の目的・存在意義を明確にするため、定款に「当会社は、『毎日の料理を楽しみにする』ために存在し、これをミッションとする。」、「世界中のすべての家庭において、毎日の料理が楽しみになった時、当会社は解散する。」という記載をしています。
 世界中の人々の生活は資本主義体制の中で非常に豊かになりました。貧困に悩む人は減り、医療技術の革新により人類の寿命は長くなりました。しかしながら、生活は豊かになりましたが、肥満や生活習慣病、バーチャルな人間関係の偏重がもたらす心の病は増加しました。また、「地球」の健康という意味でも、CO2の排出量の増加、オゾン層の破壊、土壌や海洋の自浄作用を超えた汚染等大きな犠牲を払ってきました。
 外食やデリバリーの普及によって、安くて美味しいものが手軽にたべられるようになりましたが、それらの食品を流通させるために、多くの森林が伐採され、ゴミも増え続けています。結局、今まであった問題を解決する中で、また新たな問題をつくっているにすぎないのではないかと当社グループは考えています。
 ひとの健康に必要なのは、食事、運動、睡眠といわれています。世界でもっとも頻度高く行われている社会活動は、家族での食事です。つまり食は、地球にも、ひとにも、社会にも大きな影響を与えているといえます。この食の良し悪しが地球と、ひとと、社会の、これからの分岐点になると思っています。

当社グループは、食の世界を良くするには、「つくり手を増やすこと」だと考えています。資本主義社会では、どうしても利益の追求が優先され、結果、地球の未来を犠牲にすることが多くなりますが、つくり手になると様々な「気づき」が増え、より正しいと思う考えに基づいて「自ら変える力」が強くなります。「つくり手」で居続けてもらうためには、料理が楽しみに、それも、毎日楽しみになる仕組みづくりが必要だと思うのです。料理をもっとクリエイティブで楽しいものにしたい。「つくること」をわくわく楽しいことにしたい。「作業」ではなくどんどんうまくなるものにしたい。料理をとおして、他の人とのつながりが楽しみとなり増えてくようにしたい。そんな風に考えています。

世界中の70億人の中には、すでに料理をたのしんでいる「つくり手」がたくさんいます。そのひとたちのエネルギーや、知恵や、思いや、気持ちが、人々を励まし助けになるようなコミュニティをつくりたいと思っています。当社グループは地球、ひと、社会、の健康を“毎日の料理を楽しみにする”ことによって実現していきます。

 

当第1四半期連結累計期間における売上収益は2,751百万円(前年同期比6.3%減)となりました。これは主に国内レシピサービス広告売上が減少したこと、およびその他売上において通信キャリアとのレベニューシェア型の売上が減少したことによります。販売費及び一般管理費は国内の人員数の減少とそれに伴う付随費用が減少したことにより2,459百万円(前年同期比5.4%減)となりました。また、税引前四半期利益は212百万円(前年同期比29.1%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は、法人税等の計上に加え、CookpadTV株式会社において非支配持分に帰属する四半期損失が発生したことにより、138百万円(前年同期比35.4%減)となりました。

 

当社グループは、「毎日の料理を楽しみにする事業」の単一セグメントでありますが、売上収益の内訳は、以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

2019年12月期

第1四半期連結累計期間

(自  2019年1月1日

 至  2019年3月31日)

2020年12月期

第1四半期連結累計期間

(自  2020年1月1日

 至  2020年3月31日)

前年同期比

毎日の料理を楽しみにする事業

2,937

2,751

△6.3

 

国内レシピサービス会員売上

1,827

1,813

△0.8

国内レシピサービス広告売上

759

659

△13.1

その他売上

351

278

△20.6

 

 
 当第1四半期連結累計期間における国内のレシピサービス会員売上は1,813百万円(前年同期比0.8%減)となりました。これは主に前年同期と比較したプレミアムサービス会員が4.3万人減少したこと等によります。
 当第1四半期連結累計期間における国内レシピサービス広告売上は659百万円(前年同期比13.1%減)となりました。これは主にネットワーク広告単価が下落したこと等によります。
 当第1四半期連結累計期間におけるその他売上は、278百万円(前年同期比20.6%減)となりました。これは主に通信キャリアとのレベニューシェア型の売上収益が減少したこと等によります。

 

(2)財政状態の状況

(資産)

当第1四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ752百万円減少し、26,452百万円となりました。このうち、流動資産は同643百万円減少し、24,768百万円となり、非流動資産は同109百万円減少し、1,683百万円となりました。

これらの増減の主な要因は、流動資産については、主に為替の円高影響等により現金及び現金同等物が795百万円減少したことによるものです。

 

(負債)

当第1四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ256百万円減少し、2,127百万円となりました。このうち、流動負債は同133百万円減少し、1,295百万円となり、非流動負債は同123百万円減少し、831百万円となりました。

これらの増減の主な要因は、流動負債については、営業債務及びその他の債務が106百万円減少したこと、非流動負債については、リース負債の返済により、リース負債が122百万円減少したことによるものです。

 

(資本)

当第1四半期連結会計期間末における資本合計は、前連結会計年度末に比べ496百万円減少し、24,325百万円となりました。この主な要因は、為替の円高影響等によりその他の資本の構成要素が547百万円減少したこと、非支配持分が87百万円減少したこと及び利益剰余金が138百万円増加したことによるものです。

 

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前連結会計年度末に比べ795百万円減少し、22,309百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりです。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動により支出した資金は、3百万円となりました。この主な要因は、税引前四半期利益212百万円、減価償却費及び償却費134百万円を計上した一方で、法人所得税等の支払額73百万円が生じたことによるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動により支出した資金は、96百万円となりました。この主な要因は、子会社の取得による支出53百万円が生じたことによるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動により支出した資金は、98百万円となりました。この主な要因は、リース負債の返済による支出98百万円が生じたことによるものです。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。