第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、及び、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
 なお、新型コロナウィルスの感染拡大に伴う当社グループの財政状態及び経営成績に重大な影響は生じておりませんが、今後の推移状況については注視してまいります。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものです。

 

(1)経営成績の状況

2020年12月期第3四半期連結累計期間(2020年1月1日~2020年9月30日)の業績は、以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

2019年12月

第3四半期連結累計期間

(自  2019年1月1日

 至  2019年9月30日)

2020年12月

第3四半期連結累計期間

(自  2020年1月1日

 至  2020年9月30日)

前年同期比

 売上収益

8,697

8,103

△6.8

 営業利益

793

144

△81.8

 税引前四半期利益

740

138

△81.3

親会社の所有者に帰属する
四半期利益

493

116

△76.5

 

 

当社グループは「毎日の料理を楽しみにする」というミッションの下、日本のみならず世界中の料理のつくり手を増やすべく、料理に関する様々な課題解決に向けた積極的な投資を行っています。このミッションについて、当社グループの事業活動の目的・存在意義を明確にするため、定款に「当会社は、『毎日の料理を楽しみにする』ために存在し、これをミッションとする。」、「世界中のすべての家庭において、毎日の料理が楽しみになった時、当会社は解散する。」という記載をしています。

世界中の人々の生活は資本主義体制の中で非常に豊かになりました。貧困に悩む人は減り、医療技術の革新により人類の寿命は長くなりました。しかしながら、生活は豊かになりましたが、肥満や生活習慣病、バーチャルな人間関係の偏重がもたらす心の病は増加しました。また、「地球」の健康という意味でも、CO2排出量の増加、オゾン層の破壊、土壌や海洋の自浄作用を超えた汚染等大きな犠牲を払ってきました。

外食やデリバリーの普及によって、安くて美味しいものが手軽に食べられるようになりましたが、それらの食品を流通させるために、多くの森林が伐採され、ゴミも増え続けています。結局、今まであった問題を解決する中で、また新たな問題を作っているに過ぎないのではないかと当社グループは考えています。

ひとの健康に必要なものは、食事、運動、睡眠といわれています。世界でもっとも頻度高く行われている社会活動は、家族での食事です。つまり食は、地球にも、ひとにも、社会にも大きな影響を与えているといえます。この食の良し悪しが地球と、ひとと、社会のこれからの分岐点になると思っています。

当社グループは、食の世界を良くするには、「つくり手を増やすこと」だと考えています。資本主義社会では、どうしても利益の追求が優先され、結果、地球の未来を犠牲にすることが多くなりますが、つくり手になると様々な「気づき」が増え、より正しいと思う考えに基づいて「自ら変える力」が強くなります。「つくり手」で居続けてもらうためには、料理が楽しみに、それも、毎日楽しみになる仕組みづくりが必要だと思うのです。料理をもっとクリエイティブで楽しいものにしたい。「つくること」をワクワク楽しいことにしたい。「作業」ではなくどんどんうまくなるものにしたい。料理をとおして、他の人とのつながりが楽しみとなり増えていくようにしたい。そんな風に考えています。

世界中の70億人のなかには、すでに料理を楽しんでいる「つくり手」がたくさんいます。そのひとたちのエネルギーや、知恵や、思いや、気持ちが人々を励まし助けになるようなコミュニティをつくりたいと思っています。当社グループは地球、ひと、社会、の健康を「毎日の料理を楽しみにする」ことによって実現していきます。

当第3四半期連結累計期間における売上収益は8,103百万円(前年同期比6.8%減)となりました。これは主にその他売上において、通信キャリアとのレベニューシェア型の売上収益がサービス終了に伴い減少したこと、および国内レシピサービス広告売上において、ネットワーク広告の販売単価が下落し、売上収益が減少したことによります。販売費及び一般管理費は7,680百万円(前年同期比1.0%減)となりました。これは主に、新規事業にかかる人員数や費用は増加したものの、新型コロナウィルスの影響により旅費交通費や研修費が減少したこと等によります。これらの結果、当第3四半期連結累計期間における営業利益は144百万円(前年同期比81.8%減)となりました。また、税引前四半期利益は138百万円(前年同期比81.3%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は、法人税等を計上した一方で、CookpadTV株式会社において非支配持分に帰属する四半期損失が発生したことにより、116百万円(前年同期比76.5%減)となりました。

当社グループは、「毎日の料理を楽しみにする事業」の単一セグメントでありますが、売上収益の内訳は、以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

2019年12月

第3四半期連結累計期間

(自  2019年1月1日

 至  2019年9月30日)

2020年12月

第3四半期連結累計期間

(自  2020年1月1日

 至  2020年9月30日)

前年同期比

毎日の料理を楽しみにする事業

8,697

8,103

△6.8

 

国内レシピサービス会員売上

5,546

5,485

△1.1

国内レシピサービス広告売上

2,148

1,928

△10.2

その他売上

1,003

689

△31.3

 

 
 当第3四半期連結累計期間における国内レシピサービス会員売上は5,485百万円(前年同期比1.1%減)となりました。新型コロナウィルス感染拡大期に行ったプレミアムサービス入会無料施策は好調だったものの、有料会員への流入が限定的であったこと等によります。
  当第3四半期連結累計期間における国内レシピサービス広告売上は1,928百万円(前年同期比10.2%減)となりました。これは主にネットワーク広告の販売単価が下落したこと等によります。

当第3四半期連結累計期間におけるその他売上は、689百万円(前年同期比31.3%減)となりました。これは主に通信キャリアとのレベニューシェア型の売上収益が減少したこと等によります。

 

(2)財政状態の分析

(資産)

当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,048百万円減少し、26,157百万円となりました。このうち、流動資産は484百万円減少し、24,927百万円となり、非流動資産は563百万円減少し、1,229百万円となりました。

これらの増減の主な要因は、流動資産については、主に為替の円高影響等により現金及び現金同等物が676百万円減少したことによるものです。非流動資産については、減価償却等により有形固定資産が472百万円減少したことによるものです。

 

(負債)

当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ453百万円減少し、1,929百万円となりました。このうち、流動負債は21百万円減少し、1,407百万円となり、非流動負債は432百万円減少し、522百万円となりました。

これらの増減の主な要因は、非流動負債については、リース負債の返済により、リース負債が391百万円減少したことによるものです。

 

(資本)

当第3四半期連結会計期間末における資本合計は、前連結会計年度末に比べ594百万円減少し、24,227百万円となりました。この主な要因は、為替の円高影響等によりその他の資本の構成要素が407百万円減少したこと、非支配持分が303百万円減少したこと及び利益剰余金が116百万円増加したことによるものです。

 

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前連結会計年度末に比べ676百万円減少し、22,428百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりです。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動により獲得した資金は、357百万円となりました。この主な要因は、税引前四半期利益138百万円、減価償却費及び償却費407百万円を計上したこと、営業債権及びその他の債権が161百万円増加したことによるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動により支出した資金は、202百万円となりました。この主な要因は、有形固定資産の取得による支出136百万円が生じたことによるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動により支出した資金は、332百万円となりました。リース負債の返済による支出292百万円が生じたことによるものです。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。