当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものです。
2021年12月期第1四半期連結累計期間(2021年1月1日~2021年3月31日)の業績は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
当社グループは「毎日の料理を楽しみにする」というミッションの下、日本のみならず世界中の料理のつくり手を増やすべく、料理に関する様々な課題解決に向けた積極的な投資を行っています。このミッションについて、当社グループの事業活動の目的・存在意義を明確にするため、定款に「当会社は、『毎日の料理を楽しみにする』ために存在し、これをミッションとする。」、「世界中のすべての家庭において、毎日の料理が楽しみになった時、当会社は解散する。」という記載をしています。
世界中の人々の生活は資本主義体制の中で非常に豊かになりました。貧困に悩む人は減り、医療技術の革新により人類の寿命は長くなりました。しかしながら、生活は豊かになりましたが、肥満や生活習慣病、バーチャルな人間関係の偏重がもたらす心の病は増加しました。また、「地球」の健康という意味でも、CO2の排出量の増加、オゾン層の破壊、土壌や海洋の自浄作用を超えた汚染等大きな犠牲を払ってきました。
外食やデリバリーの普及によって、安くて美味しいものが手軽に食べられるようになりましたが、それらの食品を流通させるために、多くの森林が伐採され、ゴミも増え続けています。結局、今まであった問題を解決する中で、また新たな問題を作っているに過ぎないのではないかと当社グループは考えています。
ひとの健康に必要なのは、食事、運動、睡眠といわれています。世界でもっとも頻度高く行われている社会活動は、家族での食事です。つまり食は、地球にも、ひとにも、社会にも大きな影響を与えているといえます。この食の良し悪しが地球と、ひとと、社会の、これからの分岐点になると思っています。
当社グループは、食の世界を良くするには、「つくり手を増やすこと」が重要だと考えています。資本主義社会では、どうしても利益の追求が優先され、結果、地球の未来を犠牲にすることが多くなりますが、つくり手になると様々な「気づき」が増え、より正しいと思う考えに基づいて「自ら変える力」が強くなります。「つくり手」で居続けてもらうためには、料理が楽しみに、それも、毎日楽しみになる仕組みづくりが必要だと思うのです。料理をもっとクリエイティブで楽しいものにしたい。「つくること」をワクワク楽しいことにしたい。「作業」ではなくどんどんうまくなるものにしたい。料理をとおして、他の人とのつながりが楽しみとなり増えてくようにしたい。そんな風に考えています。
世界中の70億人の中には、すでに料理をたのしんでいる「つくり手」がたくさんいます。そのひとたちのエネルギーや、知恵や、思いや、気持ちが、人々を励まし助けになるようなコミュニティをつくりたいと思っています。当社グループは地球、ひと、社会、の健康を「毎日の料理を楽しみにする」ことによって実現していきます。
それを実現するための取り組みの一つとして、当社グループは、事業展開を加速し、「つくり手」や生活者との物理的距離を縮め、料理に関する様々な課題に迅速に対応するために、本社を2021年5月に神奈川県横浜市に移転することを決定しました。
当第1四半期連結累計期間における売上収益は2,623百万円(前年同期比4.7%減)となりました。これは主に国内レシピサービス広告売上が減少したこと、およびその他売上において通信キャリアとのレベニューシェア型の売上が減少したことによります。販売費及び一般管理費は国内の人員数の増加とそれに伴う付随費用が増加したことにより2,865百万円(前年同期比16.5%増)となりました。また、税引前四半期損失は335百万円(前年同期は212百万円の利益)、親会社の所有者に帰属する四半期損失は、法人所得税費用を計上した一方で、CookpadTV株式会社において非支配持分に帰属する四半期損失が発生したことにより、349百万円(前年同期は138百万円の利益)となりました。
当社グループは、「毎日の料理を楽しみにする事業」の単一セグメントでありますが、売上収益の内訳は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
当第1四半期連結累計期間における国内のレシピサービス会員売上は1,804百万円(前年同期比0.5%減)となりました。これは主に前年同期と比較しプレミアムサービス会員が2.4万人減少したこと等によります。
当第1四半期連結累計期間における国内レシピサービス広告売上は591百万円(前年同期比10.3%減)となりました。これは主にネットワーク広告単価が下落したこと等によります。
当第1四半期連結累計期間におけるその他売上は、227百万円(前年同期比18.2%減)となりました。これは主に通信キャリアとのレベニューシェア型の売上収益が減少したこと等によります。
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ70百万円増加し、26,735百万円となりました。このうち、流動資産は同312百万円増加し、25,473百万円となり、非流動資産は同241百万円減少し、1,261百万円となりました。
これらの増減の主な要因は、流動資産については、為替の円安影響等により現金及び現金同等物が180百万円増加したこと、非流動資産については、本社移転に伴い旧本社設備の償却を追加で実施したこと等により有形固定資産が159百万円減少したことによるものです。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ136百万円減少し、1,862百万円となりました。このうち、流動負債は同111百万円減少し、1,270百万円となり、非流動負債は同24百万円減少し、592百万円となりました。
流動負債の減少の主な要因は、リース負債の返済により、リース負債が64百万円減少したことによるものです。
(資本)
当第1四半期連結会計期間末における資本合計は、前連結会計年度末に比べ206百万円増加し、24,872百万円となりました。この主な要因は、為替の円安影響等によりその他の資本の構成要素が624百万円増加したこと、及び利益剰余金が349百万円減少したことによるものです。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ180百万円増加し、22,866百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により支出した資金は、276百万円となりました。この主な要因は、減価償却費及び償却費214百万円を計上した一方で、税引前四半期損失335百万円、法人所得税等の支払額98百万円が生じたことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により支出した資金は、146百万円となりました。この主な要因は、本社移転に伴う敷金及び保証金の差入による支出112百万円が生じたことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により支出した資金は、98百万円となりました。この主な要因は、リース負債の返済による支出98百万円が生じたことによるものです。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。