第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性がある事項は発生しておりません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

以下の記載における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による厳しい状況からの持ち直しの動きが続いたものの、足元ではそのテンポが弱まっている状況にあります。設備投資が持ち直し、輸出は緩やかな増加が続いているものの、個人消費が弱い動きとなり、生産はサプライチェーンの影響から一部に弱さがみられます。当社グループの主たる営業エリアである東北地方の経済は、厳しい状況から持ち直しつつある状況にあります。生産活動の一部に減産の動きがみられるものの、設備投資や住宅投資が持ち直し、個人消費も緩やかな持ち直しの動きがみられます。

このような状況下で、当第2四半期連結累計期間の経営成績のうち、連結経常収益は、役務取引等収益及び株式等売却益の増加を主因に前年同期比12億70百万円(5.3%)増加し249億78百万円となりました。連結経常費用は、経費削減などの一方で貸倒引当金繰入額の増加を主因に前年同期比37百万円(0.1%)増加し204億76百万円となりました。これらの結果、連結経常利益は前年同期比12億32百万円(37.7%)増加し45億1百万円、親会社株主に帰属する中間純利益は前年同期比8億32百万円(57.8%)増加し22億70百万円となりました。

フィデアグループは、2020年度にスタートした第4次中期経営計画において、お取引先のニーズや課題にお応えするコンサルティング営業の実践によりトップライン収益の強化を図るとともに、抜本的な経費構造の改革に取り組んでおります。

当第2四半期連結累計期間は、引き続き、新型コロナウイルスの感染拡大の影響から地域経済の厳しい状況が続きました。株式会社荘内銀行(以下、「荘内銀行」)及び株式会社北都銀行(以下、「北都銀行」)においては、お取引先のニーズをお伺いしながら資金繰りニーズに積極的に対応する中で、山形県及び秋田県における事業性貸出(2行合算)が前年同期末比132億円増加しております。また、低金利環境の長期化により預貸金利息差の減少が続いているものの、預かり資産関連を中心に役務取引等利益の増加がこれをカバーするとともに、経費削減の着実な進展により、顧客部門業務純益(与信関係費用を除くベースの顧客部門損益)の改善が進んでおります。

また、当社グループの中核的企業である子銀行2行の単体の経営成績は以下のとおりとなりました。

荘内銀行においては、経常収益は前年同期比5億34百万円(4.6%)増加の119億88百万円、経常利益は前年同期比7億87百万円(42.5%)増加の26億39百万円、中間純利益は前年同期比5億95百万円(85.3%)増加の12億93百万円となりました。北都銀行においては、経常収益は前年同期比5億1百万円(4.6%)増加の112億4百万円、経常利益は前年同期比4億円(27.7%)増加の18億42百万円、中間純利益は前年同期比3億42百万円(55.0%)増加の9億63百万円となりました。

当第2四半期連結会計期間末における主要勘定は、譲渡性預金を含む預金等残高は、個人預金及び公金預金を中心に前連結会計年度末比493億円(1.8%)増加し2兆6,998億円となりました。貸出金残高は、消費者ローンを中心に前連結会計年度末比279億円(1.6%)減少し1兆7,032億円となりました。有価証券残高は、前連結会計年度末比626億円(8.5%)増加し7,918億円となりました。

また、荘内銀行においては、譲渡性預金を含む預金等残高は前事業年度末比173億円(1.3%)増加し1兆3,257億円、貸出金残高は前事業年度末比145億円(1.6%)減少し8,559億円、有価証券残高は前事業年度末比83億円(2.1%)増加し4,056億円となりました。北都銀行においては、譲渡性預金を含む預金等残高は前事業年度末比311億円(2.3%)増加し1兆3,792億円、貸出金残高は前事業年度末比130億円(1.4%)減少し8,617億円、有価証券残高は前事業年度末比542億円(16.3%)増加し3,861億円となりました。

 

(2) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3) 経営方針・経営戦略等、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当第2四半期連結累計期間において、重要な変更及び新たに定めた事項はありません。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期連結累計期間において、重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

(6) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、資金調達の主体である預金及び借用金の増加幅が減少したことなどから1,066億94百万円と、前年同期比1,273億7百万円の収入の減少となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、市場部門において金融市場の環境変化に応じて機動的かつ弾力的なポジション運営を進める中で有価証券の取得及び金銭の信託の増加による支出が減少したことなどから△614億54百万円と、前年同期比70億4百万円の支出の減少となりました。また、財務活動によるキャッシュ・フローは△62億74百万円と、公的資金の一部返済による支出が増加したことを主な要因として前年同期比56億37百万円の支出の増加となりました。

以上の結果、現金及び現金同等物の当第2四半期連結会計期間末残高は、前年同期比3,392億91百万円増加し6,482億67百万円となりました。

 

国内業務部門・国際業務部門別収支

当第2四半期連結累計期間の資金運用収支は、国内業務部門で136億42百万円、国際業務部門で11億63百万円、合計で148億6百万円(前第2四半期連結累計期間比2億51百万円増加)となりました。

役務取引等収支は、国内業務部門で26億57百万円、国際業務部門で△2百万円、合計で26億54百万円(前第2四半期連結累計期間比3億70百万円増加)となりました。

その他業務収支は、国内業務部門で17百万円、国際業務部門で△2億29百万円、合計で△2億12百万円(前第2四半期連結累計期間比1億15百万円減少)となりました。

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

相殺消去額

(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

資金運用収支

前第2四半期連結累計期間

13,517

1,036

14,554

当第2四半期連結累計期間

13,642

1,163

14,806

うち資金運用収益

前第2四半期連結累計期間

13,725

1,152

△6

14,871

当第2四半期連結累計期間

13,711

1,188

△4

14,895

うち資金調達費用

前第2四半期連結累計期間

208

115

△6

317

当第2四半期連結累計期間

68

24

△4

89

役務取引等収支

前第2四半期連結累計期間

2,278

5

2,284

当第2四半期連結累計期間

2,657

△2

2,654

うち役務取引等収益

前第2四半期連結累計期間

4,058

20

4,078

当第2四半期連結累計期間

4,407

14

4,422

うち役務取引等費用

前第2四半期連結累計期間

1,779

15

1,794

当第2四半期連結累計期間

1,749

17

1,767

その他業務収支

前第2四半期連結累計期間

△581

485

△96

当第2四半期連結累計期間

17

△229

△212

うちその他業務収益

前第2四半期連結累計期間

2,700

784

3,484

当第2四半期連結累計期間

2,739

518

3,257

うちその他業務費用

前第2四半期連結累計期間

3,282

299

3,581

当第2四半期連結累計期間

2,721

748

3,469

(注)1.国内業務部門とは当社及び連結子会社の円建取引、国際業務部門とは当社及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引及び円建外国債券等については国際業務部門に含めております。

2.資金調達費用は金銭の信託運用見合費用(前第2四半期連結累計期間3百万円、当第2四半期連結累計期間1百万円)を控除しております。

3.資金運用収益及び資金調達費用の相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。

 

国内業務部門・国際業務部門別役務取引の状況

当第2四半期連結累計期間の役務取引等収益は、国内業務部門で44億07百万円、国際業務部門で14百万円、合計で44億22百万円(前第2四半期連結累計期間比3億43百万円増加)となりました。

一方、役務取引等費用は、国内業務部門で17億49百万円、国際業務部門で17百万円、合計で17億67百万円(前第2四半期連結累計期間比26百万円減少)となりました。

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

役務取引等収益

前第2四半期連結累計期間

4,058

20

4,078

当第2四半期連結累計期間

4,407

14

4,422

うち預金・貸出業務

前第2四半期連結累計期間

888

888

当第2四半期連結累計期間

868

868

うち為替業務

前第2四半期連結累計期間

809

20

830

当第2四半期連結累計期間

801

14

816

うち証券関連業務

前第2四半期連結累計期間

45

45

当第2四半期連結累計期間

33

33

うち代理業務

前第2四半期連結累計期間

1,304

1,304

当第2四半期連結累計期間

1,641

1,641

うち保護預り・貸金庫業務

前第2四半期連結累計期間

32

32

当第2四半期連結累計期間

31

31

うち保証業務

前第2四半期連結累計期間

223

223

当第2四半期連結累計期間

207

0

207

役務取引等費用

前第2四半期連結累計期間

1,779

15

1,794

当第2四半期連結累計期間

1,749

17

1,767

うち為替業務

前第2四半期連結累計期間

135

15

150

当第2四半期連結累計期間

140

17

158

(注)国内業務部門とは当社及び連結子会社の円建取引、国際業務部門とは当社及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引については国際業務部門に含めております。

 

国内業務部門・国際業務部門別預金残高の状況

○  預金の種類別残高(末残)

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

預金合計

前第2四半期連結会計期間

2,555,073

3,314

2,558,387

当第2四半期連結会計期間

2,618,023

4,078

2,622,102

うち流動性預金

前第2四半期連結会計期間

1,481,175

1,481,175

当第2四半期連結会計期間

1,590,142

1,590,142

うち定期性預金

前第2四半期連結会計期間

1,060,532

1,060,532

当第2四半期連結会計期間

1,015,486

1,015,486

うちその他

前第2四半期連結会計期間

13,365

3,314

16,679

当第2四半期連結会計期間

12,394

4,078

16,473

譲渡性預金

前第2四半期連結会計期間

94,219

94,219

当第2四半期連結会計期間

77,753

77,753

総合計

前第2四半期連結会計期間

2,649,293

3,314

2,652,607

当第2四半期連結会計期間

2,695,776

4,078

2,699,855

(注)1.流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金

2.定期性預金=定期預金+定期積金

3.国内業務部門とは当社及び連結子会社の円建取引、国際業務部門とは当社及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引については国際業務部門に含めております。

 

国内・海外別貸出金残高の状況

○  業種別貸出状況(末残・構成比)

業種別

前第2四半期連結会計期間

当第2四半期連結会計期間

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

1,741,262

100.00

1,703,227

100.00

製造業

117,896

6.77

114,126

6.70

農業,林業

3,784

0.22

3,853

0.23

漁業

114

0.01

80

0.00

鉱業,採石業,砂利採取業

2,205

0.13

2,444

0.14

建設業

75,788

4.35

72,435

4.25

電気・ガス・熱供給・水道業

82,155

4.72

81,805

4.80

情報通信業

9,145

0.52

8,668

0.51

運輸業,郵便業

19,926

1.14

19,031

1.12

卸売業,小売業

101,923

5.85

101,543

5.96

金融業,保険業

38,593

2.22

33,137

1.95

不動産業,物品賃貸業

113,393

6.51

114,431

6.72

学術研究,専門・技術サービス業

9,473

0.54

10,311

0.61

宿泊業,飲食サービス業

24,182

1.39

23,166

1.36

生活関連サービス業,娯楽業

17,753

1.02

17,371

1.02

教育,学習支援業

4,528

0.26

4,034

0.24

医療・福祉

53,783

3.09

56,295

3.30

その他のサービス

38,320

2.20

43,956

2.58

地方公共団体

396,590

22.78

412,628

24.23

その他

631,701

36.28

583,900

34.28

海外及び特別国際金融取引勘定分

政府等

金融機関

その他

合計

1,741,262

───

1,703,227

───

(注)国内(除く特別国際金融取引勘定分)のうち「その他」には、中央政府(財務省特別会計)向け貸出金(前第2四半期連結会計期間末47,955百万円、当第2四半期連結会計期間末36,485百万円)が含まれております。

 

(自己資本比率の状況)

(参考)

自己資本比率は、銀行法第52条の25の規定に基づき、銀行持株会社が銀行持株会社及びその子会社の保有する資産等に照らしそれらの自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(平成18年金融庁告示第20号。以下、「告示」という。)に定められた算式に基づき、連結ベースについて算出しております。

なお当社は国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を採用しております。

 

連結自己資本比率(国内基準)

(単位:百万円、%)

 

2020年9月30日

2021年9月30日

1.連結自己資本比率(2/3)

9.26

9.26

2.連結における自己資本の額

101,076

98,355

3.リスク・アセットの額

1,090,928

1,061,225

4.連結総所要自己資本額

43,637

42,449

 

(資産の査定)

(参考)

資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(平成10年法律第132号)第6条に基づき、株式会社荘内銀行及び株式会社北都銀行の中間貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(昭和23年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに中間貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。

 

1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権

破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。

 

2.危険債権

危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。

 

3.要管理債権

要管理債権とは、3カ月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。

 

4.正常債権

正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。

 

株式会社荘内銀行(単体)の資産の査定の額

債権の区分

2020年9月30日

2021年9月30日

金額(億円)

金額(億円)

破産更生債権及びこれらに準ずる債権

69

51

危険債権

124

137

要管理債権

9

2

正常債権

8,780

8,578

(注)1.部分直接償却は実施しておりません。

2.金額は単位未満を四捨五入しております。

 

株式会社北都銀行(単体)の資産の査定の額(部分直接償却後)

債権の区分

2020年9月30日

2021年9月30日

金額(億円)

金額(億円)

破産更生債権及びこれらに準ずる債権

24

28

危険債権

50

85

要管理債権

2

2

正常債権

8,939

8,741

(注)金額は単位未満を四捨五入しております。

 

3【経営上の重要な契約等】

当社は、2021年7月2日に開催した取締役会において、株式会社東北銀行との間で、経営統合の実現を目指し協議・検討を進めていくことについて基本合意することを決議し、基本合意書を締結しております。両社の株主の承認及び関係当局の認可等を得ることを前提として、2022年10月1日を目処に、当社を完全親会社とし、株式会社東北銀行を完全子会社とする株式交換を行うことを協議・検討していくこととしております。