「第4 経理の状況 1四半期連結財務諸表 注記事項(追加情報)」に記載のとおり、当社と加賀電子株式会社は、対等の精神による経営統合を目指すことに関し、平成27年11月18日開催の両社取締役会において「基本合意書」の締結を決議し、同日付で同合意書を締結いたしました。
(1)経営成績の分析
(当第3四半期の概況)
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、企業収益、雇用情勢、設備投資の改善などによりおおむね緩やかな回復基調が続きました。その一方で、中国をはじめとするアジア新興国の経済の減速、原油価格の低迷、難民問題やテロといった地政学的要因等により、日本や世界の経済の下振れリスクがいっそう強まっております。
当社グループが属しておりますエレクトロニクス業界におきましては、その牽引役をスマートフォンに依存する傾向が続いておりますが、足下では中国のスマートフォン市場の成長が鈍化しています。その一方で、自動車分野では、電子技術の搭載による情報化や自動化の潮流が顕著であり、市場の拡大が期待されます。
このような状況の下、当社グループは、ソニー製の半導体・電子部品事業を軸とし、自社工場におけるEMS(電子機器受託製造サービス)等の高付加価値事業の拡大、取扱い製品の拡張、外部提携も含めた新規事業の創出に引き続き注力してまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は2,211億28百万円(前年同期比9.1%増)、営業利益は48億82百万円(前年同期比21.9%増)、経常利益は45億8百万円(前年同期比7.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は31億33百万円(前年同期比2.9%減)となりました。
(報告セグメント別の業績)
・半導体及び電子部品事業
半導体及び電子部品事業におきましては、主に海外のスマートフォン向け製品の販売が回復したことにより増収となりました。セグメント利益は、増収に加えて、前年同期の勝華科技股份有限公司(英文表記Wintek Corporation)関連貸倒引当金の影響が剥離したこともあり、増益となりました。
以上の結果、売上高は2,092億95百万円(前年同期比9.1%増)、セグメント利益は50億74百万円(前年同期比21.1%増)となりました。
・電子機器事業
電子機器事業におきましては、業務用電子機器の顧客需要の回復等により増収となりました。
以上の結果、売上高は112億36百万円(前年同期比15.4%増)、セグメント損失は102百万円(前年同期比64百万円の改善)となりました。
・システム機器事業
非接触ICカード関連事業におきましては、電子マネー関連ビジネスの商談は引き続き活況に推移しているものの、一部商談が第4四半期に延伸したことや一部顧客の在庫調整の影響により、売上は微減となりました。また、半導体及び電子部品の信頼性試験・環境物質分析サービス事業におきましては、車載向け等受注増により、売上は微増となりました。セグメント利益は、先行投資等により販管費が増加したことに伴い、減益となりました。
以上の結果、売上高は20億12百万円(前年同期比0.5%減)、セグメント利益は67百万円(前年同期比54.9%減)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比較して58億29百万円増加し、1,376億13百万円となりました。これは主に、現金及び預金の減少63億5百万円、受取手形及び売掛金の増加92億52百万円、たな卸資産の増加15億54百万円、その他流動資産の増加13億11百万円及び投資有価証券の増加3億60百万円によるものであります。
負債は、前連結会計年度末と比較して36億70百万円増加し、790億83百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金の減少36億74百万円、短期借入金の増加91億22百万円、1年内返済予定の長期借入金の増加20億13百万円、未払法人税等の減少2億25百万円、その他流動負債の減少1億36百万円及び長期借入金の減少32億51百万円によるものであります。
純資産は前連結会計年度末と比較して21億59百万円増加し、585億29百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益31億33百万円、利益剰余金からの配当7億6百万円、為替換算調整勘定の減少2億71百万円を主因としたその他の包括利益累計額の変動額2億14百万円によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。