文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 会社の経営の基本方針
当社は、「美を創造し、演出する」という理念の実現に向けて、スキンケア製品の研究開発や製造、販売にとどまらず、お客様に寄り添い、共に美しさを育むため、直営サロンでの東洋式フェイシャルケア等のアフターサービスを提供し、お客様とコミュニケーションを深めることにより、競争力と収益力の向上を図ってまいります。
(2) 経営環境及び優先的に対処すべき課題
当社グループが属する化粧品業界は、すでに成熟した国内市場での限られたシェアをめぐる企業間の競争が続き、異業種からの参入も相まって厳しさを増しております。こうした市場環境の中、今後の我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けた経済活動への深刻な影響により、消費需要の低迷が続くことに加え、当社グループにおいては、2020年3月期の新規のお客様の減少による影響が、2021年3月期の既存のお客様の継続数や売上に大きな影響を及ぼすことが予想されます。
<新型コロナウイルス感染症拡大の事業活動への影響>
新型コロナウイルス感染症拡大を受け、政府の緊急事態宣言発令後は、お客様とスタッフの健康と安全を第一に考え、大都市圏を中心に、かつてない規模で店舗の臨時休業やアフターサービスの提供を自粛した営業を行い、ゴールデンウィーク期間中には直営全店(108店舗)の臨時休業を実施いたしました。現時点で全店舗が営業を再開しているものの、感染拡大防止の観点から自主的に予約を制限する等様々な制約条件を設けての営業を続けております。また、ECチャネルへ注力をしているものの、イベントプロモーション※1につきましては、比較的規模の小さい主催イベントが再開する一方、集客力の高い大型の協賛イベント再開の見込みは立っておらず、事態の収束時期等先行きの見通せない状況にあります。
このように2021年3月期は大変厳しい状況が続きますが、新型コロナウイルスの感染防止の徹底を前提に業績回復を見据えた事業展開を進めてまいります。
<2021年3月期の取組み>
当社グループは、市場環境が大きく変化している中で、2021年3月期において「コスト構造の早期見直し」を図ると共に、当社グループが持つ経営資源を有効活用した戦略的事業展開を推進してまいります。2020年1月に組織最適化を目的に、3本部制へと組織変更を実行し、「事業本部」「商品開発本部」「企画本部」にそれぞれ明確な権限と責任を付与し、スピード感と実行力をもって事業を推進してまいります。
①コストの合理化による財務基盤の強化
事業活動の「見える化」を推進し、目標達成に向けた管理体制の強化を図るとともに、全社のコスト管理の徹底とコスト構造改革を積極的に行っております。店舗、本社部門双方において、業務プロセスの適正化・効率化を図り、業務生産性の向上を図ってまいります。
②新規顧客の拡大/新たな販売チャネルの開拓
成長の要である集客活動の強化を図ると同時に新規企業や団体の開拓を進め、イベントプロモーションの強化を図り、従来から行ってきたダイレクトアプローチにとどまらず、通販や広告、SNS等当社グループが持つ様々なチャネルを強化・活用し、双方向でシームレスな顧客誘導体制の構築を図り、お客様獲得維持を図ってまいります。そのために、チャネルごとに分かれていた組織を事業本部のもとで一体化し、チャネルの垣根を越えシナジー効果を生み出す製品開発を進め、集客・販売戦略を立案・実行してまいります。
③高機能性製品の創出
お客様ニーズに加え、日々お客様と接するフェイシャリスト※2・店舗のニーズを反映した顧客志向マーケティングを強化し、製品開発プロセスの改善を図ってまいります。また、外部機関との連携しながら、当社がアフターサービスとして提供する東洋式フェイシャルケア等美容科学の研究を強化するとともに、皮膚科学分野における技術シーズの創出に取り組んでまいります。
(3) 経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、継続的な事業の拡大を通じて、企業価値と企業体力を高めていくことを経営の目標に掲げております。経営指標としては、事業及び企業の収益力を表す各利益項目を重視し、特に売上高、経常利益の増額と経常利益率の改善を目指してまいります。
なお、2021年3月期に開始を予定しておりました新たな中期経営計画につきましては、現状では不確定要素が多いため、今後の経営環境、事業環境の変化を踏まえ、改めて計画を見直しすることとし、連結業績予想につきましても未定としております。
※1 イベントプロモーション
:新規顧客獲得のために、サロンにおけるトライアルプランにご予約いただけるように、イベントブース等で簡易の肌チェックを通じてシーボンをご紹介するプロモーション活動
※2 フェイシャリスト
:シーボンのフェイシャリストサロンで、顧客をサポートするために化粧品の販売や美容アドバイス、東洋式フェイシャルケア等を行う専門スタッフ
当社グループでは、企業目標の達成を脅かす不確実性があり、結果的に当社グループ及びステークホルダーが不利益を被るものを「リスク」、このリスクの顕在化によりその状態を放置した場合、業務が著しく遅延また長期にわたり中断する場合や大きく信用を失墜し、企業の存続が危ぶまれる事態に陥る可能性が高まることを「危機」と定義しております。代表取締役の諮問機関である「リスクマネジメント委員会」において、リスクの識別・評価・管理・モニタリングを行い、必要に応じて取締役会等に報告・諮問を行っております。また、危機発生時には、業務全般の運営を継続しながら、通常機能に回復させることを確保するために必要な体制を整備し、損失を最小限に食い止めるべく危機事態に対処いたします。
以下には、当社グループのリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項及びその他投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項のうち、顕在化の可能性が高く、取組みを強化している重要な項目を記載しております。なお、記載されたリスクは全てを網羅したわけではなく、本株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載内容も併せて、慎重に検討した上で行われる必要があります。
ハザードリスク
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主要なリスク項目 |
リスクの内容/対応策 |
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感染症 |
社会的影響の大きい感染症が発生した場合、直営店でお客様と対面による販売及びサービス提供する事業の特性により、店舗の臨時休業や営業時間短縮、来店者数の減少等により、経営成績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 新型コロナウイルス感染症拡大の影響が今後も続く場合には、社会や消費行動が大きく変化し、お客様のニーズのさらなる多様化やデジタルシフトが進み、私たちのような店舗における対面販売を主力とする企業にとっては、ビジネスモデルの変革をせまられるレベルでの市場環境の急速な変化が起こる可能性もあります。
〔新型コロナウイルス感染症への対応状況〕 新型コロナウイルス感染症拡大を受け、政府の緊急事態宣言発令後は、お客様とスタッフの健康と安全を第一に考え、大都市圏を中心に、かつてない規模で店舗の臨時休業やアフターサービスの提供を自粛した営業を行い、ゴールデンウィーク期間中には直営全店(108店舗)の臨時休業を実施いたしました。臨時休業期間中には、人員の配置変更や送料無料キャンペーンの実施等通販部門の強化を図るとともに、セルフケア動画のメール配信等によりお客様との接点を保つよう努めてまいりました。また、本社や生産部門においては、業務に支障のない範囲内で、リモートワークの活用や有給休暇取得の奨励、一時帰休を実施いたしました。 さらに、3月以降協賛イベントが軒並み中止になるとともに、緊急事態宣言発令後は集客活動を全面的に自粛してまいりました。現時点においても、集客力の高い大型の協賛イベントについては再開の見込みがたっておりません。 |
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自然災害等 |
気候変動の影響による台風・豪雨・洪水や地震等の自然災害について、頻度や損害規模がここ数年増大しております。被害状況の大きさによっては、店舗の臨時休業等事業活動の停止、店舗への製商品供給に支障をきたすだけでなく、設備等の復旧に巨額の費用を要する等当社グループの事業活動全体に大きな影響を及ぼす可能性があります。 〔対応策〕 当社グループでは、自然災害や火災・事故等の発生に備え、平時より老朽化した設備の改修や施設の定期点検、防災教育を行っております。また、緊急時に備え、具体的な行動フローにまで落とし込んだ「危機管理ガイドライン」を作成し、年1回以上の訓練を行うとともに、災害備蓄品の整備等を進めております。 |
営業活動におけるリスク
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主要なリスク項目 |
リスクの内容/対応策 |
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集客活動 |
当社は、新規のお客様を開拓するために、イベントプロモーションやWeb広告・デジタルメディアの活用等による集客活動を通じて、サロンでのトライアルプランへ誘致を行っております。新規来店者の7割がイベントプロモーションを来店動機としており、イベントプロモーションの集客力低下は、経営成績等に大きな影響を及ぼす可能性があります。 〔対応策〕 集客活動の主軸であるイベントプロモーションを拡大していくことは、将来的に人財確保の面で厳しさが増していく状況を鑑み、2020年3月期は、Webマーケティングを集客活動の新たな軸の一つとなるよう育成を試みてまいりましたが、効果的な手法の構築には至らず、集客力低下に対する改善不足及び各種プロモーションの強化計画遅延により、新規来店者数が大きく減少し、経営成績に大きな影響を与える結果となりました。 こうした状況を打破するため、これまでのように“イベントからサロン”“Web広告からサロン”といった一方通行の集客活動ではなく、当社グループが持つチャネル・メディアの垣根を越えて、お客様にシーボンと出会っていただくための環境と機会の創出を図ってまいります。 詳細は、「第2事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(2) 経営環境及び優先的に対処すべき課題」をご覧ください。 |
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販売チャネル |
当社グループの販売チャネルは、直営店舗(95.0%)・通信販売(1.9%)・国内代理店(1.1%)・海外代理店(0.2%)・その他(1.8%)※で構成され、直営店舗での販売が売上の大半を占めます。デジタル化による消費者のライフスタイルや消費行動の多様化が、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により加速する可能性もあり、お客様ニーズに対応したチャネルの整備が遅延した場合には、経営成績等に大きな影響を及ぼす可能性があります。 ※括弧内は、2020年3月期の連結売上高に占める割合 〔対応策〕 既存の直営店展開を中心としたビジネスモデルに満足することなく、店舗ならではの「リアルな価値体験」を追求するとともに、チャネルやメディアの垣根を越えたシーボンらしい顧客体験の提供を目指してまいります。 2020年3月期において、当社グループのサロンビジネスをシンプルにパッケージ化し、店名「C’BON Beauterrace(シーボン.ビューテラス)」として国内でのフランチャイズ展開を開始いたしました。2019年8月に1号店がオープンし、今後直営店の出店が難しい地域の開拓に取り組んでまいります。また、有名ECモールへの出店も開始しており、通信販売チャネルの拡充も図ってまいります。 |
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アフターサービス |
当社グループの主力チャネルである「シーボン.フェイシャリストサロン」では、「会員アフターサービス規約」に基づき、購入金額に応じたポイント(正式名称「ビューティアップ・ポイント」)を付与し、ポイントに応じて、肌チェックや東洋式フェイシャルケア等をアフターサービスとして提供しております。アフターサービスの提供が、お客様の定期的な来店・リピート購入等へ結びつくとともに、顧客ロイヤルティの向上につながっており、サービスの質の低下等により顧客離れが起こる事態となった場合には、経営成績等に大きな影響を及ぼす可能性があります。 〔対応策〕 外部機関との連携を強化し、競合他社との大きな差別化要因であるアフターサービスの強化を図ることで当社の競争力強化を図っております。 肌カウンセリングシステムの開発 肌撮影機で撮影した肌の状態を解析・数値化して示す肌カウンセリングシステムを全店にて導入しております。さらなる画像解析の精度向上と効率化を図るAI技術を外部機関と共同で開発し、今後の実装を目指してまいります。 東洋式フェイシャルケアの効果検証 外部機関との共同研究により、アフターサービスの一環として提供している「東洋式フェイシャルケア」の心身に与える効果の科学的検証を進めており、さらなる顧客ロイヤルティの向上に取り組んでおります。 |
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人財確保 |
当社は、正社員の90%以上、管理職の85%以上が女性社員で占めており、フェイシャリストをはじめとする直営店のスタッフに至ってはほぼすべて女性となっております。そのため、直営店チャネルの拡大にあたっては、豊富な経験と技術を有するフェイシャリストの育成と女性が意欲を持って働き続けることができる環境を整備していくことが、人財戦略の要となります。フェイシャリストをはじめとする優秀な人財の獲得・維持が計画通りに進捗しない場合には、経営計画を実現する人財が不足する可能性があります。 〔対応策〕 ショートタイム正社員制度等ライフステージに応じた働き方を選択できる制度を強化し、長く働き続けることができる環境整備に注力すると同時に、制度活用に向けた社内啓発活動を通じて、制度を利用しやすい社内風土の醸成を推進しております。 また、人事制度改革に着手し、店舗スタッフの働く時間や待遇改善を図るとともに、2020年4月から運用を開始した人事評価制度のもと、教育体系の再整備にも取り組んでおります。 |
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システム開発 |
当社は、自社開発の基幹システムを基礎に、直営店・製造部門・本社部門の様々な情報を一元管理しており、システムの安定的な稼働が業務遂行上重要な事項となっております。そのため、当社では継続的な設備投資を実施するだけでなく、基幹システムに障害の兆候が見られる場合には、担当スタッフに対し自動的に通知が送信される等、システム障害を未然に防ぐよう努めております。しかし、基幹システムの構造の肥大化・複雑化といったレガシー化が進んだ場合には、業務効率の低下による営業機会の損失や維持管理コストの増大等経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 〔対応策〕 当社では、業務の効率化とお客様ニーズの対応力向上を図るため、過年よりシステム再構築の計画を進めておりましたが、業務プロセスの見直しと並行してIT技術の進化やデジタル化への移行を踏まえた多面的な検討が必要となり、計画の大幅な見直しを行うこととなりました。その結果、2020年3月期において、減損損失58,000千円を特別損失として計上しております。 引き続き、基幹システム刷新に向けて取組んでまいりますが、優先すべき開発対象項目やIT開発の体制強化を含めて検討を進めるとともに、検討の進捗状況について、取締役会やリスクマネジメント委員会において定期的な報告を行い、適切な監督を行うよう努めてまいります。 |
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情報セキュリティ |
当社では、お客様の個人情報のほか、適切なカウンセリングを行うために必要な範囲で生活状況や健康状態を確認させていただくことがあるとともに、化粧品の購入履歴や肌情報等お客様のプライベートな情報を入手する立場にあります。こうしたお客様の情報は、基幹システム内で共有化を図り、お客様が全国のサロンをご利用し、データに基づいたカウンセリング等のアフターサービスを受けられることを可能としております。外部からの不正アクセスを含む意図的な行為や過失により、個人情報が外部に流出した場合には、社会的信用の低下や経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 〔対応策〕 個人情報を格納するサーバーには厳格なアクセス制限をかけた上で、社内ネットワークと物理的に隔離しているほか、情報システムの強化等により、情報セキュリティマネジメントの向上を図っております。また、個人情報の取扱いに関するルールを設定し、情報漏洩の事故防止を図るとともに、社員教育を中心とした管理体制の強化を図っております。 |
生産活動におけるリスク
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主要なリスク項目 |
リスクの内容/対応策 |
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製品開発 |
当社グループの連結売上全体の92.9%を占めるスキンケア製品市場において、エイジングケア意識の浸透により、高機能化粧品のニーズが高まっている他、女性のライフスタイルの変化に合わせ、スキンケア製品に対するお客様のニーズも多様化しております。今後の業績拡大に向け、計画に基づいてお客様ニーズに対応した製品開発に注力してまいりますが、想定した成果が得られない場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 〔対応策〕 当社グループでは、お客様に長くご愛顧いただけるよう息の長い製品づくりを目指しており、市場動向は元よりお客様から寄せられる年間24万件にのぼるメールアンケートの回答を検証し、既存製品の処方改良によるレベルアップを図っております。市場競争力のある製品開発強化に向けて、フェイシャリストの知見を取り入れたお客様ニーズの還流の仕組み整備による製品開発プロセスの改善とともに、外部機関との連携・共同研究を強化し、新たな技術シーズの創出、独自素材の開発に取り組んでまいります。 |
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品質保証 |
お客様にとって安心・安全な製商品の提供は、化粧品会社として事業を行ううえで最重要価値の一つです。そのため、万が一重大な製品事故や安全性に対する懸念が生じた場合、当社グループ全体の信用低下につながる可能性があります。また、結果的に当社グループの製商品に問題なかった場合でも、風評被害等により同様の影響を受ける可能性があります。 〔対応策〕 当社グループでは、製品関連法規の遵守及び自主的に設定した独自の品質評価基準を設定し、製品の設計、開発、原材料の管理、製造、出荷等それぞれの段階でこれら基準を遵守徹底しております。特にお客様に安心してご使用頂けることを最重要事項とし、処方設計段階での安全性リスクに応じた各種試験や実使用テストの実施は当然のこと、一昨年前より使用する原材料の肌への負担、有害な不純物などを文献や試験結果から徹底して検証し、より安全性を確保するための強化を図っております。発売後においても、お客様総合窓口やメールアンケート等を通じて製品へのお申し出やご意見、ご要望を収集し、即時に関連部署へフィードバックできる体制を構築しており、さらなる品質向上に努めております。 また、当社工場で製造された製品には、「管理バーコード」を貼付し、原材料や生産工程等の情報を読み取ることができるようになっており、この情報にお客様の購入データを加え、万が一製品の安全性に問題が生じた場合でも追跡可能な情報管理をしております。 |
コンプライアンスリスク
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主要なリスク項目 |
リスクの内容/対応策 |
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販売コンプライアンス |
当社グループは、「特定商取引に関する法律」「消費者契約法」等様々な法規制のもと、集客・販売活動を行っております。消費者保護の観点から、将来的に法規制が強化される可能性が高く、万が一これらに抵触することとなった場合、あるいはこれら法令等の改正又は新たな法令等の制定に対し適切な対応ができない場合には、行政機関による指導又は業務停止命令の対象となり、社会的信用の低下等により当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 〔対応策〕 「販売ガイドライン」等各種ルールを定め、接客時の心構えとともに繰り返し社員教育を実施し、お客様の期待を超える接客サービスの提供を目指しております。 また、日々の接客や販売活動が適切に行われているかを確認するため、お客様・スタッフ・組織という3つの視点でモニタリングを行っております。 お客様視点 お客様総合窓口やメールアンケート等で寄せられるお客様の声をチェックするとともに、「QQホットライン」を設置し、クーリングオフ制度等販売・契約に関するあらゆるお申し出やご相談に対応しております。 スタッフ視点 内部通報窓口を設置し、スタッフが安心して相談・通報できる体制を整備しております。 組織視点 内部監査を実施し、業務が法令や社内規程等に準拠し、適正かつ合理的に行われているかをチェックするだけでなく、定期的に外部機関による監査を実施しております。また、コンプライアンス委員会において、各取組みのモニタリングを行い、必要に応じて取締役会等に提言を行っております。
2020年4月からは、お客様の満足度評価を取り入れた新たな人事評価制度の運用を開始し、法令を遵守した販売体制の強化に取り組んでおります。 |
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要及び経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、以下のとおりであります。
(1)経営成績の状況
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指標 |
2019年3月期 (前年実績) |
2020年3月期 (修正計画) |
2020年3月期 (実績) |
前年比 |
計画比 |
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売上高 |
12,541,309千円 |
11,407,813千円 |
11,101,799千円 |
88.5% |
97.3% |
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営業利益又は 営業損失(△) |
251,698千円 |
△304,166千円 |
△318,266千円 |
- |
- |
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経常利益又は 経常損失(△) |
301,878千円 |
△252,777千円 |
△270,031千円 |
- |
- |
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経常利益率 |
2.4% |
△2.2% |
△2.4% |
- |
- |
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親会社株主に帰属する 当期純利益又は 親会社株主に帰属する 当期純損失(△) |
139,657千円 |
△563,751千円 |
△1,070,075千円 |
- |
- |
(注)計画値につきましては、2020年1月31日に期初計画を変更いたしました。
当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、個人消費が持ち直す等緩やかな回復基調で推移しましたが、台風等相次ぐ自然災害の発生や、消費税増税に伴う駆け込み需要の反動減及び買い控え、さらに足元では新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受け大変厳しい状況にあります。
こうした経営環境の中、当連結会計年度において当社グループは、「新たなシーボンへ-革新と挑戦-」を経営指針とする中期経営計画(2018年3月期から2020年3月期)の最終年度として、新規のお客様に対する販売活動の構造改革による“お客様第一”の体制づくりを推進し、企業体質の強化を図ってまいりました。
(売上高)
2019年10月以降の消費税増税に伴う買い控えや消費マインドの低下に加え、台風等の天候不順や新型コロナウイルス感染症の流行によるイベントプロモーションの中止や店舗の臨時休業等店舗運営に大きな影響を受けました。さらに、新規集客活動の集客力低下に対する改善不足及び各種プロモーションの強化計画遅延により、新規来店者数が前年同期と比べ36.6%減少し、新規のお客様に対する売上高は621,438千円(前年同期比54.1%減)となりました。また、新規来店者数が減少した影響により継続数※も前年同期と比べ7.7%減少し、既存のお客様への売上高は9,841,726千円(前年同期比6.6%減)となりました。
この結果、直営店舗における売上高は10,547,595千円(前年同期比12.0%減)、当連結会計年度の売上高は11,101,799千円(前年同期比11.5%減)となりました。
(売上総利益)
当連結会計年度における売上原価は、売上高減少の影響により2,522,511千円(前年同期比10.8%減)となりました。その結果、売上総利益は8,579,288千円となり、売上高に対する売上総利益の比率は77.3%(前連結会計年度は77.5%)となりました。
(営業利益・経常利益)
広告宣伝費をはじめ経費の合理化に努め、販売費及び一般管理費は8,897,554千円(前年同期比6.0%減)となりましたが、売上高の減少による利益減を補いきれず、営業損失は318,266千円(前年同期は営業利益251,698千円)、経常損失は270,031千円(前年同期は経常利益301,878千円)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
固定資産の減損に係る会計基準に基づき、基幹システムの開発計画見直しによる減損損失58,000千円に加え、新型コロナウイルス感染拡大に伴う臨時休業等により店舗の収益性低下が見込まれるため、将来の回収可能性を検討した結果、店舗に関連する固定資産の減損損失286,485千円を特別損失として計上いたしました。さらに、繰延税金資産の回収可能性を検討した結果、繰延税金資産の取り崩し等により法人税等調整額377,806千円を計上したことから、親会社株主に帰属する当期純損失は1,070,075千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益139,657千円)となりました。
<当連結会計年度における当社グループの主な取組み>
重点課題①「新たなお客様の開拓」
成長の要である集客活動においては、ブライダル等女性と関わりの深い企業・団体への営業活動を強化しイベントプロモーションを展開するとともに、Webマーケティング等の強化を図り、新たな集客の柱として育成を推進いたしました。Web広告の出稿先の模索、インフルエンサーマーケティングの活用検討を行いましたが、効果的な手法の構築には至らず、引き続き集客力の向上を最重要課題として取り組んでまいります。また、「ホームケア+サロンケア」という独自の美肌システムへの認知、理解促進を図るための一貫した情報を発信することに加え、集客ツールの刷新や初回化粧品セットの導入といった販売方法の見直し等新規のお客様が当社サービスシステムを理解しやすい環境を整備いたしました。また、販売コンプライアンス教育の強化やお客様毎に合わせた丁寧な接客サービスに注力した結果、新規のお客様からの満足度評価が段階的に向上してまいりました。
重点課題②「現場力の向上」
当社グループの主力チャネルであるシーボン.フェイシャリストサロンは、化粧品を販売しアフターサービスを提供するだけでなく、お客様にシーボンブランドを体感していただく場所でもあります。フェイシャリスト個々の美容知識や技術力を磨くと同時に、店舗全体で一人ひとりのお客様と向き合い来店価値を高めていくため、お客様に選ばれる店舗づくりを目的とした新たな人事評価制度の構築に取組み、2020年4月より運用を開始することとなりました。新たな人事評価制度では、来店毎にお客様にお願いをしているアンケートの結果を重視し、フェイシャリストをはじめとするスタッフの評価を行っていくことに加え、お客様にご満足いただける店舗運営ができているのかを評価してまいりました。
重点課題③「より強いブランドへ」
研究開発活動においては、製品の開発・検証はもとより、お客様がサロンで過ごす時間をより豊かなものにするため、肌カウンセリングシステムや美容法について、エビデンスの収集等外部研究機関との連携強化を図ってまいりました。
<2020年3月期の主な研究発表>
①顔面部の経穴(ツボ)への鍼刺激による心身への効果を検証
(2019年6月 明治国際医療大学との受託研究、脳科学の産業応用事業会社㈱NeUと連携)
②顔面部の経穴刺激を含むフェイシャルケアが心身に及ぼす効果を発見
(2019年12月 明治国際医療大学との受託研究、脳科学の産業応用事業会社㈱NeUと連携)
③肌の画像解析における顔の特徴を正確に捉えるAI技術を開発
(2020年3月 慶應義塾大学との共同研究)
※ 継続数
:1カ月に1回以上来店のあるお客様ののべ人数
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前当期純損失632,474千円、有形固定資産の取得による支出等の要因があったものの、売上債権の減少及び定期預金の払戻による収入等により、前連結会計年度末に比べ25,890千円減少し、当連結会計年度末には2,838,670千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
連結会計年度において、営業活動の結果獲得した資金は100,575千円となりました。これは主に、減価償却費303,394千円、減損損失344,485千円、売上債権の減少233,995千円、税金等調整前当期純損失632,474千円、未払金の減少114,654千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、投資活動の結果獲得した資金は15,471千円となりました。これは主に、定期預金の払戻による収入630,022千円、定期預金の預入による支出330,023千円、有形固定資産の取得による支出232,119千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、財務活動の結果使用した資金は141,959千円となりました。これは主に、長期借入れによる収入29,000千円、配当金の支払額169,963千円によるものであります。
(3)生産、受注及び販売の実績
当社グループは、単一セグメントであるため、セグメント別ではなく、以下の区分に分け記載しております。
①生産実績
当連結会計年度の生産実績は、次のとおりであります。
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区分 |
当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) |
前年同期比(%) |
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|
スキンケア |
ベーシック(千円) |
4,690,424 |
95.5 |
|
スペシャル(千円) |
8,652,377 |
88.6 |
|
|
メイクアップ(千円) |
23,957 |
84.0 |
|
|
その他(千円) |
307,343 |
87.8 |
|
|
合計(千円) |
13,674,102 |
90.8 |
|
(注)1.上記金額は、販売単価によっております。
2.上記金額には、消費税等は含まれておりません。
3.上記区分ベーシック及びスペシャルの品目構成は、以下のとおりです。
ベーシック:洗顔料・クレンジング・化粧水・乳液等の基礎化粧品
スペシャル:美容液・クリーム・パック等の化粧品
②仕入実績
当連結会計年度の仕入実績は、次のとおりであります。
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区分 |
当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) |
前年同期比(%) |
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商品仕入(千円) |
94,659 |
72.5 |
|
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原材料仕入(千円) |
819,243 |
81.8 |
|
|
その他(千円) |
106,085 |
97.2 |
|
|
合計(千円) |
1,019,988 |
82.2 |
|
(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。
③受注実績
当社グループは受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。
④販売実績
当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。
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区分 |
当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) |
前年同期比(%) |
||
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製品 |
スキンケア |
ベーシック(千円) |
3,203,658 |
85.9 |
|
スペシャル(千円) |
7,111,636 |
89.0 |
||
|
メイクアップ(千円) |
10,568 |
83.1 |
||
|
その他(千円) |
43,156 |
94.0 |
||
|
小計(千円) |
10,369,020 |
88.1 |
||
|
商品 |
美容関係器具・小物(千円) |
21,040 |
77.2 |
|
|
その他(千円) |
256,295 |
82.7 |
||
|
小計(千円) |
277,336 |
82.2 |
||
|
その他(千円) |
455,443 |
106.1 |
||
|
合計(千円) |
11,101,799 |
88.5 |
||
(注)1.上記金額には、消費税等は含まれておりません。
2.上記区分ベーシック及びスペシャルの品目構成は、以下のとおりです。
ベーシック:洗顔料・クレンジング・化粧水・乳液等の基礎化粧品
スペシャル:美容液・クリーム・パック等の化粧品
3.最近2連結会計年度の主要な販路及び販路別売上高及び割合は、次のとおりであります。
|
販路別 |
前連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) |
当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) |
||
|
金額(千円) |
割合(%) |
金額(千円) |
割合(%) |
|
|
直営店舗 |
11,988,780 |
95.6 |
10,547,595 |
95.1 |
|
通信販売 |
219,222 |
1.8 |
216,859 |
1.8 |
|
国内代理店 |
127,218 |
1.0 |
121,859 |
1.1 |
|
海外代理店 |
26,622 |
0.2 |
17,776 |
0.2 |
|
その他 |
179,464 |
1.4 |
197,708 |
1.8 |
|
合計(千円) |
12,541,309 |
100.0 |
11,101,799 |
100.0 |
(4)キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。また、キャッシュ・フロー指標のトレンドは、以下のとおりであります。
キャッシュ・フロー関連指標の推移
|
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2020年3月期 |
|
自己資本比率(%) |
80.0 |
|
時価ベースの自己資本比率(%) |
85.2 |
|
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年) |
0.3 |
|
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) |
1,057.0 |
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注1)株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
(注2)キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業キャッシュ・フローを利用しております。
(注3)有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。
①資本の財源と資金の流動性について
資本の財源及び資金の流動性については、当社グループは安定した収益と成長性を確保するために将来必要な運転資金及び直営店舗の開設工事費用等の設備投資に必要な資金は、内部留保による手元資金及び営業活動によるキャッシュ・フローを源泉としております。そのため、流動性の観点から基本的には当座預金及び普通預金にて運用しております。それらの資金を確保した上で、発生する余剰資金については、元本返還の確実性が高く、市場価格の変動が少なく、かつ可能な限り高い運用益が得られる方法で運用を行う方針であります。
なお、運転資金について、当面は内部留保資金を充当することにより対応しておりますが、新型コロナウイルス感染拡大による企業活動への影響が長引いた場合には、必要に応じて資金調達の検討を行います。
②財政状態の分析
(流動資産)
当連結会計年度末の流動資産は4,915,566千円となり、前連結会計年度末に比べ678,413千円減少いたしました。その主な要因は、現金及び預金の減少(前連結会計年度末比325,889千円減)、受取手形及び売掛金の減少(前連結会計年度末比234,017千円減)、その他流動資産の減少(前連結会計年度末比95,517千円減)によるものであります。
(固定資産)
当連結会計年度末の固定資産は5,314,394千円となり、前連結会計年度末に比べ793,727千円減少いたしました。その主な要因は、建物及び構築物の減少(前連結会計年度末比337,144千円減)、投資有価証券の減少(前連結会計年度末比75,854千円減)、繰延税金資産の減少(前連結会計年度末比258,673千円減)によるものであります。
(流動負債)
当連結会計年度末の流動負債は1,450,153千円となり、前連結会計年度末に比べ290,494千円減少いたしました。その主な要因は、未払金の減少(前連結会計年度末比202,668千円減)、ポイント引当金の減少(前連結会計年度末比63,993千円減)によるものであります。
(固定負債)
当連結会計年度末の固定負債は591,266千円となり、前連結会計年度末に比べ115,826千円増加いたしました。その主な要因は、長期借入金の増加(前連結会計年度末比20,300千円増)、繰延税金負債の増加(前連結会計年度末比94,640千円増)によるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末の純資産は8,188,540千円となり、前連結会計年度末に比べ1,297,473千円減少いたしました。その主な要因は、利益剰余金の減少(前連結会計年度末比1,241,228千円減)によるものであります。
この結果、自己資本比率は80.0%(前連結会計年度末は81.0%)となりました。
④重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりましては、見積りや仮定によることが必要になります。経営者は、過去の実績や状況及び現在入手可能な情報を総合的に勘案し、その時点でもっとも合理的と考えられる見積りや仮定を継続的に採用しております。ただし、実際の結果はこれらの見積りと異なる可能性があり、また、これらの見積りは異なった仮定の下では違う結果となることがあります。
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。
(a)固定資産の減損損失
当社は、固定資産の減損損失の算定において、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による企業活動への影響を以下の仮定を元に将来キャッシュ・フローを算定しております。新型コロナウイルス感染症の収束時期は不透明であり、以下の仮定が見込まれなくなった場合には、固定資産の減損損失が増加となる可能性があり、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
①新規顧客への販売活動
2月下旬より協賛イベントが中止となり、緊急事態宣言発令後は全てのイベントプロモーションを自粛しておりますが、6月以降徐々に再開し、新規来店者数は10月に前年並みに戻り、販売活動が前年水準まで回復するには、年末ごろまでかかると見込んでおります。
②既存顧客への販売活動
緊急事態宣言発令後、13緊急警戒都道府県にて直営店を臨時休業あるいはアフターサービスの提供を自粛したフロント営業を実施し、ゴールデンウィーク期間(4月29日~5月6日)は全直営店が臨時休業しておりましたが、5月中旬にほぼ全ての店舗が営業を再開し、継続数が前年水準まで回復するのは年末ごろまでかかると見込んでおります。
(b)繰延税金資産の回収可能性
当社は、繰延税金資産の回収可能性の検討にあたり、将来の課税所得の見積りを、上記の(a)に記載した仮定に基づいて行っております。新型コロナウイルス感染症の感染拡大による企業活動への影響が予測した仮定と異なる場合には、予想した課税所得にも影響が及び、今後繰延税金資産の計算の見直しが必要となるため、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
(c)ポイント引当金
当社は、製商品販売時に顧客に付与したポイントの使用による無償フェイシャルサービス等の提供に備えるため、過去の来店実績から、顧客の更新月別に次回更新月までの期間(最大1年)の来店回数の予測数と、1回当たりのフェイシャルサービスにかかる費用を基に、将来使用されると見込まれる額を連結貸借対照表にポイント引当金として計上しております。
顧客の将来のポイント使用動向の変化及び会員数が大幅に変動した場合には、引当金の増加又は戻入が必要となる可能性があり、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
該当事項はありません。
当社グループは、主にスキンケア製品を中心とする化粧品及び医薬部外品の研究開発を行っております。
「お客様の美を創造し、演出する」という企業理念のもと、肌本来の力を高めることに着目した、高機能かつ高い安全性を有する製品の開発を進めていることに加え、アフターサービスであるサロンケアにより培ってきたフェイシャルマッサージ技術について統合医療視点からの研究領域として技術の深耕に取り組んでおります。化粧品という枠を超えた美の新価値創造と女性のQOL(Quality of Life)の向上を目指す企業として全てのお客様の美の創造に貢献してまいります。
製品開発においては製販一体であるメリットを活かし、お客様の来店毎に行っているメールアンケート調査結果から顧客のニーズを迅速且つ精度よく反映させる仕組みにより、満足度の高い製品開発に取り組んでおります。
研究においては中長期の「R&D強化計画」に基づき、研究基盤の強化を進めると共に、大学や原料メーカー等の外部研究機関との連携を図り、新たな美肌理論や独自性の高い原料の開発等、オープンイノベーションの加速による新価値創造を進めております。一例として、明治国際医療大学と東北大学と株式会社日立ハイテクノロジーズのジョイントベンチャーとして脳科学の産業応用を目的とした株式会社NeUと連携し、東洋医学の考え方に基づいたフェイシャルケアの心身への効果を科学的に解明いたしました。
その研究成果は、Society for Acupuncture Research(SAR)2019国際医療学会および、第23回日本統合医療学会学術大会にて発表され、今後も新規エビデンス獲得により新たな美容法開発への一助となる可能性が期待されます。また、東京工科大学や原料メーカーと連携した積極的な技術開発により、独自原料や機能性化粧料の開発スピードを加速しており、これらの取り組みの成果については学会等で随時発表予定であります。また日本防菌防黴学会第46回年次大会では、昨年度に引き続き第2報として化粧品の適切な防腐試験法について発表を行い、より肌にやさしい安心安全な製品の提供のみでなく、化粧品防腐業界の発展に繋がるものとして高い評価をいただきました。研究成果については、新製品・サービス開発に都度活用しております。
当連結会計年度における主な研究開発成果として、新製品及び期間限定製品等を下記のとおり発売いたしました。
当連結会計年度における研究開発費の総額は、
<スキンケア製品>
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製品名称等 |
特徴 |
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「フェイシャリストホワイト」限定セット 4月発売 |
シミ未満までもまるごと美白※1を追求する『フェイシャリストホワイト』シリーズより、化粧水、美容液、クリームの3品種にブライトアップケアのクレンジングクリーム、洗顔料2品種が加わり、新シリーズ5品種として登場。「フェイシャリストホワイト」限定セットは、バージョンアップした「フェイシャリストホワイト トリートメントマセ」、「フェイシャリストホワイト クリアウォッシュ」、「フェイシャリストホワイト クリアローション」、「フェイシャリストホワイト フレッシュセラム」、「フェイシャリストホワイト モイスチャークリーム」の5アイテムをセット。「美白×エイジングケア※2×うるおい」のアプローチにより、純度の高い透明感のある肌へと導く。 ※1 日やけによるシミ・ソバカスを防ぐ ※2 年齢を重ねた肌にハリやうるおいを与えること |
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「フェイシャリスト BXシルキーベール」 10月発売 |
年齢サイン※1へ多角的にアプローチするスキンケア『フェイシャリストBX』シリーズより、ハリと弾力に満ちた肌へと導く夜用の洗い流さないパックを発売。先に使用する美容液・クリーム等の層の上にベールが密着し、うるおいと美容成分を肌の奥※2に封じ込める。シルクのようななめらかでサラサラした仕上がり。 ※1 年齢を重ねた肌の乾燥やキメの乱れ ※2 角質層まで |
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「シーボン スクワランオイル」 1月24日発売 |
高純度のスクワラン(保湿成分)を100%使用した原液オイルを創立55年目の2020年1月24日に発売。「スクワラン」は、皮脂にも含まれるスクアレンを安定化した油で非常に肌なじみがよく、加齢と共に減少する油分を補うことで乾燥や摩擦などの外的刺激から肌を守る。さらりとした軽やかな使用感で、肌をしっとりと柔らかく整える。 |
<サロンケア製品>
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製品名称等 |
特徴 |
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「SPA 04E セット」 |
ハリ×美白※1を適える初夏のスペシャルケアとして、限定SPAを発売。ピクノジェノールR※2(保湿成分)を配合したパックのセット。強い紫外線によりほてった肌に、ひんやりとした使用感で素早くアプローチ。シーグラスエキス(保湿成分)を配合した「フェイシャリスト ブランマスクW」をセットしてバージョンアップ。美白×エイジングケア※3の強力タッグで紫外線ダメージを徹底的にケアする。 ※1 日やけによるシミ・ソバカスを防ぐ ※2 フランスカイガンショウ樹皮エキス ※3 年齢を重ねた肌にハリやうるおいを与えること *ピクノジェノール®はホーファーリサーチ社の登録商標です。 |
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「SPA BGE セット」「パックセット BG」 8月発売 |
夏の肌ダメージを集中ケアするための2種の化粧品セットを期間・数量限定発売。スクラブ入りの「フェイシャリスト ブライトアップハンドスクラブP」とゴマージュタイプのパック「フェイシャリスト ブライトアップイレイサーP」により、紫外線や気温などの過酷な環境にさらされた夏肌をケアし、明るく輝くような肌へ導く。心地よく香るプルメリアの香り。 |
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「SPA 08E セット」
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昨年度に好評を頂いた冬季限定SPAセットがバージョンアップし再登場。エッセンスとクレイタイプのパックで、すっきりと引き締まったメリハリのある肌印象へと導く。部位別パックとエッセンスで多角的にアプローチ。 |
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「パックセット HM」
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冬の寒さや乾燥に対して肌を集中ケアするために4種のパックをセットインした温感&保湿パックセット。ゴールデンカモミールエキス、ローヤルゼリーエキス(保湿成分)配合の「フェイシャリスト ホットジェルマスク」の温感で肌を温め、クリームタイプの「フェイシャリスト モイストベールマスク」のうるおいのベールでイキイキとした印象のなめらかな素肌へと導く。その他、目元用、デコルテ用パックをセットイン。 |
<食品・飲料>
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製品名称等 |
特徴 |
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「シーボン 酵素美人-緑」 「シーボン 酵素美人-赤」 「シーボン 酵素美人-桃」 6月発売 |
野草源酵素R配合の酢飲料『シーボン 酵素美人』より、キウイフルーツ味の「シーボン 酵素美人-緑」、ピンクグレープフルーツ味の「シーボン 酵素美人-赤」、白桃味の「シーボン 酵素美人-桃」の3種がバージョンアップ。「緑」「赤」「桃」3種に乳酸菌醗酵液を共通配合。さらに「赤」「桃」2種も栄養機能食品(ビタミンB6)に加わり、体の内側からキレイをサポート。 |
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「シーボン 葡萄美人」 11月発売 |
2019年秋に収穫された長野県産巨峰の果汁、赤ぶどう酢、野草源酵素R入りのフレッシュな恵みを凝縮した美味しい健康飲料を数量限定で発売。 |
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「シーボン 酵素美人-金」 11月発売 |
高知県産生姜を使った野草源酵素®入り酢飲料を数量限定で発売。 |