当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の高まり等を受けて、緩やかな回復基調で推移しましたが、エネルギー価格の高止まりや物価上昇が続き、先行きは不透明な状況が続きました。
外食業界におきましては、お客様のご来店は回復しているものの、物価高によりお客様の節約志向・選別志向が高まり、原材料費・物流費・光熱費・人件費の上昇なども相まって、事業を取り巻く環境は厳しいものになっております。
このような状況のなか、当社グループは「お客様からありがとうと言われる企業になろう」という企業理念のもとお客様に満足してお帰りいただき、また来たいと思っていただけるよう、継続してQSCA(*1)の向上に取り組んでおります。
当社の創業40周年で迎えた当期は、感謝の気持ちを込めて感謝祭を開催しております。当中間期(4月から9月)においては、第1弾から第5弾の感謝祭を実施しました。「牛カイノミひとくちステーキ」、船上凍結の品質が高い焼津産鰹を使用した「薬味たっぷり鰹のたたき」、「本まぐろ赤身刺身」、お箸でほぐれる柔らかさが自慢の「やわらかスペアリブ」、お一人様から注文しやすい「うなぎ串」「うなぎ肝串」など、多くのお客様からご注文をいただきました。また、コラボメニューに取り組み、料理家の栗原心平氏とのスペシャルコラボメニューとして、阿武隈川メイプルサーモンを使用した「阿武隈川メイプルサーモンのタルタル」「阿武隈川メイプルサーモンのニラだれカルパッチョ」、株式会社湖池屋の「カラムーチョ」との40周年コラボメニューとして、「ヒーヒーHOTなカラムーチョ手羽先」「カラムーチョチャーハンホットチリ味」をご用意し、ご好評をいただきました。感謝価格の390円メニューもご用意しております。
メディア戦略、WEB・SNS販促につきましては、引き続き、人気YouTuberや他社製品等とのコラボレーションなどに積極的に取り組み、認知拡大に努めてまいりました。インバウンド及び国内旅行団体、宴会の集客は引き続き堅調に推移しております。
店舗開発としましては、直営店2店舗、FC店1店舗を出店し、お客様に居心地の良い空間を提供するため、店舗のブラッシュアップ(改装、業態転換、修繕等)をすすめてまいりました。
コントラクト事業(*2)におきましては、引き続き、安全・安心な「また行きたくなる店舗づくり」を心掛け、各種フェアの実施や宴会の獲得に努めてまいりました。
以上の結果、売上高は微増したもののコスト増を吸収するまでには至らず、当中間連結会計期間の売上高は12,759百万円(前年同期比3.3%増)、営業利益は316百万円(前年同期比24.4%減)、経常利益は360百万円(前年同期比27.0%減)となりました。また、投資有価証券評価損192百万円を計上したことにより、親会社株主に帰属する中間純利益は、176百万円(前年同期比14.7%減)となりました。
*1 Quality(品質)、Service(サービス)、Cleanliness(清潔さ)、Atmosphere(雰囲気)
*2 防衛省、法務省所管の厚生施設内における飲食店の運営等
当中間連結会計期間の店舗数につきましては、以下のとおりであります。
財政状態につきましては、当中間連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末と比べて1,410百万円減少し、16,483百万円となりました。この主な要因は、有形固定資産が88百万円増加した一方で、現金及び預金が809百万円、売掛金が340百万円、のれんが231百万円減少したこと等によります。
当中間連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末と比べて1,634百万円減少し、11,196百万円となりました。この主な要因は、前受収益が227百万円増加した一方で、買掛金が940百万円、未払金が479百万円、有利子負債が407百万円減少したこと等によります。
当中間連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末と比べて224百万円増加し、5,286百万円となりました。この主な要因は、配当金の支払いが96百万円あった一方で、その他有価証券評価差額金が142百万円増加し、当中間連結会計期間の業績により親会社株主に帰属する中間純利益を176百万円計上したこと等によります。
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は、営業活動により11百万円減少、投資活動により290百万円減少、財務活動により507百万円減少した結果、前連結会計年度末より809百万円減少し7,042百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間の営業活動の結果減少した資金は、11百万円(前年同期は1,864百万円の増加)となりました。主な内訳は、税金等調整前中間純利益181百万円、減価償却費150百万円、のれん償却額231百万円、投資有価証券評価損192百万円、売上債権の減少340百万円があった一方で、仕入債務の減少940百万円、未払金の減少361百万円があったこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間の投資活動の結果減少した資金は、290百万円(前年同期は58百万円の減少)となりました。主な内訳は、差入保証金の回収による収入が96百万円あった一方で、固定資産の取得による支出が323百万円あったこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間の財務活動の結果減少した資金は、507百万円(前年同期は2,021百万円の減少)となりました。主な内訳は、長期借入れによる収入が1,000百万円あった一方で、短期借入金の減少が1,360百万円、長期借入金の返済が46百万円、配当金の支払額が96百万円あったこと等によるものです。
当中間連結会計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等に重要な変更及び新たに定めたものはありません。
当中間連結会計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
該当事項はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。