当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、「教育」「安全・生活」「医療」「FA」の重点4市場に対し、「映像&IT」と「ロボティクス」により、持続可能で豊かな社会を実現するための仕組みやソリューションを提供しています。
当第2四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上高13,995百万円(前年同四半期比43.5%増)、営業利益82百万円(前年同四半期比40.2%減)、経常利益149百万円(前年同四半期比69.5%増)となりました。法人税等が291百万円であったこと等により親会社株主に帰属する四半期純損失は130百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益34百万円)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの変更を行い、当第2四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。
① 映像&IT事業
主力事業である教育市場向けの書画カメラや電子黒板の販売は、国内市場では前期の需要増の反動により、想定を下回りました。欧米市場では第1四半期に引き続きコロナ禍でのワークスタイル変化に伴うリモートワーク環境の設備需要が旺盛で順調に推移しました。また、業務用車載機器(ドライブレコーダ・デジタルタコグラフ)においては、需要は堅調に推移しているものの、半導体等電子部品の調達難により、予想を下回る結果となりました。このほか、連結化した企業が売上に貢献しました。
営業損益につきましては、成長を見据えた積極的な投資等により販売費及び一般管理費が増加いたしました。
1) 経常的な経費:連結の範囲の変更や将来の事業拡大に備えた積極採用による人員増加及び拠点整備による固定費の増加、並びにグループ入りした子会社に係るのれん償却額の増加
2) 臨時的な経費:第1四半期に計上したM&Aの手数料(166百万円)
これらの結果、映像&IT事業における当第2四半期連結累計期間の売上高は10,974百万円(前年同四半期比47.9%増)、営業利益は124百万円(前年同四半期比135.8%増)となりました。
② ロボティクス事業
主力事業であるFA関連機器は、第1四半期に引き続き新型コロナウイルス感染症の影響からいち早く回復した中国市場を中心に、労働力不足から来る自動化・省力化ニーズが高く、堅調に推移しました。国内市場は引き続き緊急事態宣言の発出による需要減や半導体等電子部品の調達難の影響により想定を下回りました。
営業損益につきましては、当第2四半期に実施したM&Aの手数料を115百万円計上したことにより、販売費及び一般管理費が増加いたしました。
これらの結果、ロボティクス事業における当第2四半期連結累計期間の売上高は3,021百万円(前年同四半期比29.4%増)、営業損失は56百万円(前年同四半期は営業利益81百万円)となりました。
*変更した事業セグメントの説明
「映像&IT事業」
映像機器(光学技術、および画像処理技術)、IT機器・サービス(各種センサーを組み込んだIoT技術、およびクラウドサービス)、さらにこれらを組み合わせた各種製品・サービス・ソリューション※を提供します。
※ 電子黒板、書画カメラ、セキュリティカメラ、車載用カメラ、経営管理ソフトウエア、画像処理ソフトウエア、他クラウドサービスなど
「ロボティクス事業」
ロボット工学と長年培ってきたノウハウを駆使して自動化、省力化、省人化、最適化を実現し、人々を補助・支援するロボット制御機器を設計・製造・販売します。
財政状態については、次のとおりであります。
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は21,523百万円となり、前連結会計年度末に比べ145百万円増加いたしました。これは主に連結の範囲の変更や在庫確保及び半導体等電子部品の調達難に伴い売上の想定を下回ったことにより商品及び製品が2,131百万円、原材料及び貯蔵品が1,422百万円、仕掛品が561百万円増加した一方、主に在庫確保や連結の範囲の変更により現金及び預金が3,453百万円減少したこと、その他には受取手形及び売掛金が672百万円減少したことによるものであります。固定資産は10,738百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,142百万円増加いたしました。これは主に連結の範囲の変更により有形固定資産が653百万円、無形固定資産が1,664百万円、投資その他の資産が824百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は32,262百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,288百万円増加いたしました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は17,431百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,314百万円増加いたしました。これは主に在庫確保や連結の範囲の変更により、支払手形及び買掛金が1,980百万円、短期借入金が292百万円増加したことによるものであります。固定負債は5,753百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,232百万円増加いたしました。これは主に長期借入金が1,094百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は23,184百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,546百万円増加いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は9,077百万円となり、前連結会計年度末に比べ258百万円減少いたしました。これは主に利益剰余金が454百万円減少した一方、為替換算調整勘定が193百万円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は28.1%(前連結会計年度末は32.2%)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ3,453百万円減少し4,830百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により支出した資金は140百万円(前年同四半期比39.8%減)となりました。
これは主に、税金等調整前四半期純利益161百万円、減価償却費298百万円、のれん償却額241百万円、売上債権の減少額2,235百万円、棚卸資産の増加額3,025百万円、仕入債務の増加額799百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により支出した資金は4,128百万円(前年同四半期比86.9%増)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出342百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出3,078百万円、関係会社株式の取得による支出726百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により得られた資金は621百万円(前年同四半期比79.8%減)となりました。
これは主に、短期借入金の純減少額302百万円、長期借入れによる収入2,100百万円、長期借入金の返済による支出877百万円、配当金の支払額269百万円等によるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発費の総額は、509百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 従業員数
映像&IT事業の従業員数は、PACIFIC TECH PTE. LTD.、PACTECH MSP PTE. LTD.及びPACIFIC INTECH DISTRIBUTION SDN. BHD.の株式を取得し連結の範囲に含めたこと等により、前連結会計年度末に比べ252名増加いたしました。
これらの結果、当社グループの従業員数は、前連結会計年度末に比べ251名増加いたしました。
なお、従業員数は就業人員数(当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であります。
当社グループはアポロ精工株式会社の株式取得のため、同社の株主であるアスクムパートナーズ株式会社と2021年8月30日付で株式譲渡契約を締結し、同年9月10日にアポロ精工株式会社の全株式を取得いたしました。
なお、詳細につきましては「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (企業結合等関係)」に記載しております。