第一部【企業情報】

第1【企業の概況】

1【主要な経営指標等の推移】

(1)連結経営指標等

回次

第15期

第16期

第17期

第18期

第19期

決算年月

2015年3月

2016年3月

2017年3月

2018年3月

2019年3月

経常収益

(百万円)

22,638

26,506

28,978

32,339

35,829

正味収入保険料

(百万円)

21,733

25,370

28,068

31,290

34,535

経常利益

(百万円)

1,250

2,129

2,372

1,853

2,278

親会社株主に帰属する当期純利益

(百万円)

829

1,399

1,558

1,320

1,610

包括利益

(百万円)

885

1,277

1,580

1,292

1,588

純資産額

(百万円)

9,270

10,699

12,281

13,587

22,234

総資産額

(百万円)

22,337

25,192

28,123

31,164

42,390

1株当たり純資産額

(円)

519.60

593.27

676.12

744.31

1,092.69

1株当たり当期純利益

(円)

47.43

78.20

86.87

73.47

84.72

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

44.38

77.48

86.22

72.96

84.03

自己資本比率

(%)

41.5

42.2

43.1

43.1

52.1

自己資本利益率

(%)

9.5

14.1

13.7

10.3

9.1

株価収益率

(倍)

44.8

39.5

27.1

60.6

35.4

営業活動による

キャッシュ・フロー

(百万円)

3,094

1,960

3,231

3,393

4,359

投資活動による

キャッシュ・フロー

(百万円)

2,963

2,489

4,233

253

487

財務活動による

キャッシュ・フロー

(百万円)

135

89

79

10

6,693

現金及び現金同等物の

期末残高

(百万円)

1,567

6,106

13,492

17,128

27,693

従業員数

(名)

328

393

440

466

539

〔外、平均臨時雇用者数〕

152

226

157

152

163

(注)1 経常収益には、消費税等は含まれておりません。

2 従業員数欄の〔 〕外数は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。

 

(2)提出会社の経営指標等

回次

第15期

第16期

第17期

第18期

第19期

決算年月

2015年3月

2016年3月

2017年3月

2018年3月

2019年3月

営業収益

(百万円)

535

1,555

1,744

1,382

1,374

経常利益

(百万円)

28

670

696

263

123

当期純利益

(百万円)

10

647

137

182

90

資本金

(百万円)

4,350

4,396

4,402

4,443

7,950

発行済株式総数

(株)

17,842,400

17,933,600

17,945,600

18,028,000

20,211,480

純資産額

(百万円)

8,518

9,317

9,466

9,662

16,658

総資産額

(百万円)

8,932

10,048

10,313

10,370

17,654

1株当たり純資産額

(円)

477.43

516.20

519.22

526.54

816.76

1株当たり配当額

(円)

5.00

5.00

5.00

5.00

(1株当たり中間配当額)

1株当たり当期純利益

(円)

0.60

36.20

7.69

10.14

4.78

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

0.56

35.86

7.63

10.07

4.74

自己資本比率

(%)

95.4

92.1

90.3

91.5

93.5

自己資本利益率

(%)

0.1

7.3

1.5

1.9

0.7

株価収益率

(倍)

3,540.0

85.4

305.6

439.3

627.4

配当性向

(%)

13.81

65.02

49.31

104.60

従業員数

(名)

9

24

22

25

30

〔外、平均臨時雇用者数〕

株主総利回り

(%)

250.8

365.4

278.6

527.7

356.4

(比較指標:TOPIX(配当込))

(128.3)

(112.0)

(125.7)

(142.7)

(132.3)

(比較指標:東証保険業(配当込))

(138.6)

(117.0)

(154.0)

(159.8)

(159.5)

最高株価

(円)

2,124

3,280

2,999

4,455

4,865

最低株価

(円)

719

1,951

2,181

2,105

2,610

(注)1 営業収益には、消費税等は含まれておりません。

2 従業員数欄の〔 〕外数は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。

3 最高株価、最低株価は、東京証券取引所市場第一部におけるものであります。

4 株主総利回り及び比較指標の最近5年間の推移は以下のとおりです。

 

 

 

〔株主総利回り〕

0101010_001.png

 

2【沿革】

 当社は、「anicomどうぶつ健康保障共済制度」(以下、「どうぶつ健保」という)を営む「anicom(動物健康促進クラブ)」を前身としています。どうぶつ健保とは、対象となる動物の病気・ケガに要した診療費の一部を補償するペット共済です。当社は、この「anicom(動物健康促進クラブ)」から、どうぶつ健保の保険事務を受託することを目的とする「株式会社ビーエスピー」として、2000年7月に設立されました。「株式会社ビーエスピー」設立以後の当社に係る経緯は、次のとおりです。

年月

概要

2000年7月

anicom(動物健康促進クラブ)から「どうぶつ健保」(ペット共済)に係る事務を受託するため、東京都豊島区に「株式会社ビーエスピー」(現当社)を設立(資本金41百万円)

2000年11月

anicom(動物健康促進クラブ)が「どうぶつ健保」(ペット共済)募集開始

 

動物病院向けカルテ管理システム「アニコムレセプター」販売開始

2001年7月

ペットショップ店頭販売時における幼齢ペット向け共済商品(アニコム損害保険株式会社の「どうぶつ健保べいびぃ」の原型)の販売開始

2004年12月

anicom(動物健康促進クラブ)からペットコミュニティ雑誌の編集発行及び発送業務を受託するため東京都新宿区に100%子会社として「アニコム パフェ株式会社」を設立(資本金10百万円)

2005年1月

「株式会社ビーエスピー」を「アニコム インターナショナル株式会社」に商号変更

 

本社を東京都豊島区から、東京都新宿区に移転

2005年2月

anicom(動物健康促進クラブ)から業務受託するため、東京都新宿区に100%子会社として「アニコム フロンティア株式会社」を設立(資本金10百万円)

2005年7月

近畿支店(大阪市中央区)を開設

2005年10月

北海道支店(札幌市中央区)、九州支店(福岡市中央区)を開設

2006年1月

東京都新宿区に保険会社設立準備子会社「アニコム インシュアランス プランニング株式会社」を100%子会社として設立(資本金1,500百万円)

2006年4月

会社分割により、ペット保険事業に係るシステムを含む営業基盤を当社からアニコム インシュアランス プランニング株式会社に委譲

2006年6月

改正保険業法の施行を受け、anicom(動物健康促進クラブ)が特定保険業者の届出を行う

2006年8月

中部支店(名古屋市中区)を開設

2007年12月

「アニコム インシュアランス プランニング株式会社」が「アニコム損害保険株式会社」に商号変更

 

当社が保険持株会社の認可を、アニコム損害保険株式会社が損害保険業の免許を金融庁より取得

2008年1月

アニコム損害保険株式会社が損害保険業を開始

2008年6月

「アニコム インターナショナル株式会社」を「アニコム ホールディングス株式会社」に商号変更

2009年1月

アニコム損害保険株式会社においてオンライン加入手続を開始

2009年4月

「anicom(動物健康促進クラブ)」が特定保険業の廃業届を関東財務局に提出

2009年11月

日本の家庭動物に関するデータ集として「家庭どうぶつ白書」を初発刊。以降、毎年刊行。

2010年3月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

2014年1月

動物医療分野における基礎研究の推進、先進医療の開発に向けた臨床等を行うため、東京都新宿区に100%子会社として「日本どうぶつ先進医療研究所株式会社(現 アニコム先進医療研究所株式会社)」を設立(資本金75百万円)

2014年5月

東北支店(仙台市青葉区)を開設

2014年6月

2014年10月

2015年7月

 

2016年4月

 

2017年3月

 

東京証券取引所市場第一部に市場変更

中四国支店(岡山県岡山市)を開設

コーポレート・ベンチャー・キャピタル事業を行うため、東京都新宿区に100%子会社として「アニコム キャピタル株式会社」を設立(資本金50百万円)

当社49%、富士フイルム株式会社51%出資の動物の再生医療に関する合弁事業として、セルトラスト・アニマル・セラピューティクス株式会社を設立

当社49%出資の中国における動物医療に関する合弁事業として、Hong Kong Anicom Company Limited(香港愛你康有限公司)を設立

 

3【事業の内容】

アニコムグループは、保険持株会社である当社、100%子会社であるアニコム損害保険株式会社、アニコム パフェ株式会社、アニコム フロンティア株式会社、アニコム先進医療研究所株式会社及びアニコム キャピタル株式会社の6社により構成されています。

当社は、経営管理及びそれに附帯する業務を行う持株会社として、各連結子会社の経営状況を把握し、グループのリスク管理及び、コンプライアンスの強化に努めるとともに、グループとしての事業戦略の策定及び、グループ間におけるシナジー発揮の促進等を業としています。

なお、当社は、特定上場会社等に該当しており、これによりインサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとしています。

2019年3月31日現在の事業の系統図は以下のとおりです。

0101010_002.png

 

アニコムグループは、中核事業となる「(1)損害保険事業」、「(2)その他の事業 ①動物病院支援事業 ② 保険代理店事業 ③ 動物医療分野における研究・臨床事業 ④ その他事業」を行っており、各事業の内容は以下のとおりです。

 

(1)損害保険事業 (アニコム損害保険株式会社)

アニコムグループのペット保険は、契約者が保険契約に基づく保険料を支払い、保険契約期間中に対象となるペットが病気やケガで診療を受けたとき、その診療費に対し、約款に基づき保険金を支払うものです。なお、商品の対象となる動物は「犬、猫、その他(鳥、うさぎ、フェレット、モモンガ、リス、ハムスター、ネズミ、モルモット、ハリネズミ、カメ、トカゲ、チンチラ、ヘビ)」の15種です。なお、2019年3月末時点のアニコム損害保険株式会社における保有契約件数は、753,332件となっています。

2019年3月現在のアニコム損害保険株式会社における取扱商品は以下のとおりです。

 

 

 

 

① ペット保険「どうぶつ健保ふぁみりぃ」

 ご家庭等で飼養されている所定年齢以下の指定の動物種を対象にしています。

 (「モモンガ、リス、ハムスター、ネズミ、モルモット、ハリネズミ、カメ、トカゲ、チンチラ、ヘビ」につきましては、継続契約のみをご契約対象としています)。

 保険期間は1年、保険の対象となる診療費の70%・50%を支払限度の範囲内でお支払いします。

0101010_003.png

② ペット保険「どうぶつ健保べいびぃ」

 「満0歳の犬、猫」をご購入されると同時にペットショップ等の動物取扱業者でご契約いただける商品です。

 保険期間は1年、診療費につきましては、保険期間の初日から1ヶ月は保険の対象となる診療費の100%を、その後の11ヶ月はご契約のプランにより、70%・50%をお支払いします。

 これは、どうぶつが生後間もない時期は、病気等にかかりやすいことに対応したものです。

0101010_004.png

③ ペット保険「どうぶつ健保すまいるべいびぃ」

 「満0歳の犬、猫」のお引渡日から1ヶ月に限り保険の対象となる診療費の100%をお支払いする商品です。

 ペットショップ等の動物取扱業者が保険を付保して販売することで、お客様がより安心してご家族としてお迎えいただけるように開発した商品です。

④ ペット保険「どうぶつ健保すまいるふぁみりぃ」

 前述③のペット保険「どうぶつ健保すまいるべいびぃ」の責任期間(1ヶ月)終了時にあわせて、ご契約いただける商品です。

0101010_005.png

 

 

 

 

⑤ ペット保険「どうぶつ健保はっぴぃ」

 「満1歳11ヶ月以下の鳥、うさぎ、フェレット、モモンガ、リス、ハムスター、ネズミ、モルモット、ハリネズミ、カメ、トカゲ、チンチラ、ヘビ」をご購入されると同時にペットショップ等の動物取扱業者でご契約いただける商品です。

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⑥ ペット保険「どうぶつ健保ぷち」

 入院と手術の補償に特化した商品で、通院の補償はありません。

 保険期間は1年、保険の対象となる診療費の70%を支払限度の範囲内でお支払いします。

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⑦ その他主な特約

ペット賠償責任特約

 ご契約いただいたどうぶつが、他人または他人の物に咬み付いたり、引っかいたりすること等によって、他人に損害を与え、飼い主様に法律上の賠償責任が生じた場合に、保険金をお支払いする特約です。

 所定の特約保険料を支払うことにより、前述①、②、④及び⑤の商品に付帯することができます。

 

<商品の改定及び開発の状況>

・2008年4月 ペット保険「どうぶつ健保ふぁみりぃ」「どうぶつ健保べいびぃ」「どうぶつ健保すまいる」の販売開始

・2015年2月 「どうぶつ健保はっぴぃ」の販売開始

・2016年11月 「どうぶつ健保はっぴぃ」のご契約対象どうぶつに「モモンガ、リス、ハムスター、ネズミ、モルモット、ハリネズミ、カメ、トカゲ」を追加

・2017年9月 鳥・うさぎ・フェレットの新規引受を再開(「どうぶつ健保ふぁみりぃ」)

・2017年11月 「どうぶつ健保ぷち」の販売開始

・2018年12月 腸内フローラ測定サービス「どうぶつ健活」の付帯開始(「どうぶつ健保ぷち」は付帯対象外)

・2019年3月 「どうぶつ健保はっぴぃ」のご契約対象どうぶつに「チンチラ、ヘビ」を追加

 

 

 

(注)1 保険金支払限度額は、通院・入院は1日につき10,000円(50%プラン)、14,000円(70%プラン)とし、手術は1回につき100,000円(50%プラン)、140,000円(70%プラン)を限度としています。

なお、通院・入院の限度日数は年間20日まで、手術の限度回数は年間2回までとなっています。

2 保険金支払限度額は、入院は1日につき14,000円とし、手術は1回につき500,000円を限度としています。

3 保険金支払限度額は、通院・入院は1日につき20,000円、手術は1回につき200,000円までです。

なお、通院・入院の限度日数は月間20日まで、手術の限度回数は月間2回までとなっています。

4 保険料は動物の種別(犬、猫、鳥、うさぎ、フェレット、モモンガ、リス、ハムスター、ネズミ、モルモット、ハリネズミ、カメ、トカゲ、チンチラ、ヘビ)と年齢によって異なります。犬の場合のみ、品種に応じて5クラスに分類しており、それぞれ異なる保険料設定としています。なお、支払割合(50%・70%)は契約者が選択可能であり、その支払割合に応じて保険料を設定しています。

 

〔販売経路について〕

販売経路を[1]代理店チャネルと[2]直販チャネルの2つに分類しております。[1]代理店チャネルには、① ペットショップ代理店と② 一般代理店がございます。詳細は以下のとおりです。

 

[1]代理店チャネル

① ペットショップ代理店

全国のペットショップに保険代理店を委託するものであり、アニコムグループでは、創業初期からペットショップ代理店チャネルの拡充に注力しています(2019年3月末現在681と代理店契約締結、店舗数にして2,100店)。ペットショップ代理店では、アニコム損害保険株式会社の主力商品のひとつである「どうぶつ健保べいびぃ(ペットショップで販売される0歳の犬・猫を契約対象とするペット保険)」を販売しており、お客様がペットの購入と同時に保険を申込むことで、ペットショップの店頭から自宅にペットを連れて帰る、その瞬間から補償が開始されることになります。

また、アニコム損害保険株式会社は、ペットショップとの間で契約を締結し、ペットショップにて販売する0歳の犬・猫が補償の対象となるペット保険商品として「どうぶつ健保すまいるべいびぃ(保険引受はアニコム損害保険株式会社、契約者はペットショップ、被保険者はペット購入者)」を取り扱っています。補償期間は1ヶ月間でありますが、ペット購入者が継続して契約することで更に1年間を補償する商品として「どうぶつ健保すまいるふぁみりぃ(保険引受はアニコム損害保険株式会社、契約者及び被保険者はペット購入者)」を販売しています。

なお、「どうぶつ健保すまいるべいびぃ」の契約期間中に、「どうぶつ健保すまいるふぁみりぃ」の契約締結を行わず、契約期間の終了後にペット保険加入を希望する場合は、「どうぶつ健保ふぁみりぃ」の契約を行うことになります。

② 一般代理店

既存の専業保険代理店や、店舗型の保険ショップ、企業内の保険代理店(主として職域を専門とする代理店)等と契約し、各代理店を通じて募集を行う代理店チャネル(2019年3月末現在434社、店舗数にして7,623店)です。この中には、銀行、証券会社、生損保会社等の金融機関やカーディーラーとの業務提携による販売も含まれ、各代理店が保有する顧客への販売が主となります。

[2]直販チャネル

アニコム損害保険株式会社のコールセンターへの資料請求を通じた加入、及び同社ホームページにあるオンライン契約サービスを利用した加入、LINEを通じた加入を促進するチャネルです。資料請求から契約締結までを、代理店を経由せずに直接お客様と行うことになります。

 

〔保険金支払いについて〕

2019年3月末現在、アニコム損害保険株式会社では全国6,417の動物病院と提携し、これを対応動物病院と呼んでいます。対応動物病院においては、契約者は動物病院の会計窓口にて同社が各契約者ごとに発行する「どうぶつ健康保険証」を提示することで、支払保険金相当分を差し引いた金額のみを支払うシステムとなっているため、後日保険金を請求する手続きが必要ありません。契約者が対応動物病院を利用することで、同社は一定期間内で対応動物病院からまとめて送付されるレセプトに基づき、保険金を一括して対応動物病院へ支払うことになります。これにより、契約ごとに請求書類を調査し、個別に保険金を支払う必要がなくなり、支払事務の効率化につながっています。なお、対応動物病院におけるレセプト作成につきましては、作成に係る費用を同社から動物病院に支払っています。

なお、契約者が同社のペット保険に対応していない動物病院で診療を受けた場合には、契約者は一旦動物病院の会計窓口にて診療費の全額を支払い、後日請求書類を同社に送付することで、支払保険金相当分が契約者に個別に支払われます。また、2017年5月から業界初の試みとして、コミュニケーションアプリ「LINE」での保険金請求サービスを開始しました。これまで保険契約者に必要であった書類の記入や郵送の手間を省き、早く簡単に保険金請求ができるようになりました。

 

[事業系統図]

アニコム ホールディングス株式会社は持株会社として各連結子会社の経営管理を行い、経営管理料を収受しております。なお、各連結子会社との系統図は事業の内容の冒頭に記載のとおりです。

 

[保険募集体制]

アニコム損害保険株式会社における保険募集体制は以下のとおりです。

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(注)代理店チャネルのうち、ペットショップ代理店では「どうぶつ健保ふぁみりぃ」「どうぶつ健保ぷち」「どうぶつ健保べいびぃ」「どうぶつ健保すまいるべいびぃ」「どうぶつ健保すまいるふぁみりぃ」「どうぶつ健保はっぴぃ」の6種のペット保険商品を取り扱っています。「どうぶつ健保ふぁみりぃ」「どうぶつ健保ぷち」「どうぶつ健保べいびぃ」「どうぶつ健保すまいるふぁみりぃ」「どうぶつ健保はっぴぃ」は、ペット保険契約者とアニコム損害保険株式会社との契約となりますが、「どうぶつ健保すまいるべいびぃ」は、ペットショップとアニコム損害保険株式会社との契約となり、同契約を締結したペットショップで販売された0歳の犬・猫が、ペット保険の補償対象になります。

 

[保険金支払体制]

アニコム損害保険株式会社における保険金支払体制は以下のとおりです。

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(注)1 契約者がアニコム損害保険株式会社の対応動物病院にて診療を受けた場合は、対応動物病院の会計窓口で保険金相当分を差し引いた金額のみをお支払いいただき保険金請求手続きは完了します。

2 契約者がアニコム損害保険株式会社の対応動物病院ではない、未対応の動物病院にて診療を受けた場合は、一旦窓口で診療費の全額を支払い、別途アニコム損害保険株式会社へ請求を行うことで、後日保険金が支払われます。

3 「どうぶつ健保べいびぃ」及び「どうぶつ健保すまいるべいびぃ」では、保険契約後の1ヶ月間は、補償対象となる診療費の100%が補償されます。

 

(2)その他の事業

① 動物病院支援事業

アニコム パフェ株式会社において、動物病院経営に必要となる顧客管理、レセプト精算、診療明細書の発行等の機能を有しているカルテ管理システム「アニコムレセプター」の開発、販売、サポート業務等を行っています。また、2014年3月期から富士通株式会社と共同で、「アニレセレセプター」の後継・最新版であり、電子カルテ機能を含む「アニレセF」を開発・販売を行ってまいりましたが、富士通株式会社から「アニレセF」の資産譲渡を受け、2018年1月に「アニレセクラウド」へ名称を変更し、サービスを継続しております。

同サービスを導入した動物病院では、顧客へ診療費の明細書を作成すると同時にアニコム損害保険株式会社への保険金請求(レセプト請求)用のデータが作成されます。同社に当該データを送付すると、調査後に保険金の支払いが実行される仕組みであり、動物病院の作業効率を高めるとともに、同社における保険金支払い業務の効率化に貢献しています。また、不正請求や計算ミスを未然に防止することも可能となることから、ペット保険に係る健全な業務体制構築の一助となっています。

 

② 保険代理店事業(アニコム フロンティア株式会社)

アニコム フロンティア株式会社において、取引先企業等を対象として損害保険及び生命保険の募集・販売を行っています。

 

③ 動物医療分野における研究・臨床事業(アニコム先進医療研究所株式会社)

アニコム先進医療研究所株式会社において、ペット保険の健全かつ持続的な成長を支えるべく、どうぶつ医療分野における基礎研究の推進、科学的根拠に基づく診療方法の確立及び、予防・先進医療の開発に向けた研究・臨床・開発等を行っています。

 

④ その他事業

アニコム パフェ株式会社において、オンラインショップ「パフェオンライン」、子犬子猫の検索サイト「ハローべいびぃ」の運営、迷子捜索、獣医師等による電話での24時間健康相談サービス「anicom24」など、動物と飼い主の暮らしをサポートする事業を幅広く行っています。また、ペット霊園の紹介など、葬送に関する情報を飼い主に分かりやすく提供し、ペットを失った悲しみ(ペットロス)を支えるWebサイト「アニコム メモリアル」を運営しています。

アニコム フロンティア株式会社において、獣医師、動物看護師、トリマーなど動物関係者に特化した求人サイト「アニジョブ」を運営しています。また、主にペット関連の専門学校に対して「ペット保険講座」「損害保険募集人試験対策講座」等のオリジナル講座を提供するなど、将来ペット関連市場で働く学生に対する教育事業を行っています。

アニコム キャピタル株式会社において、主にアニコムグループとシナジーの見込まれるベンチャー企業や研究等に対して投資及び育成を行っています。

 

(3)anicom(動物健康促進クラブ)について

アニコムグループでは、2000年4月にanicom(動物健康促進クラブ)を設立し、どうぶつ健保(ペット共済)の募集を行ってきました。anicom(動物健康促進クラブ)は、いわゆる無認可共済(注1)と呼ばれていた事業体に該当していましたが、2006年4月の改正保険業法の施行により、2008年4月以降は無認可共済における保険募集が禁止されることになったことから、特定保険業者(注2)となる届出を行うとともに、2006年1月、グループ内に保険会社設立準備会社(アニコム インシュアランス プランニング株式会社)を設立し、損害保険業免許取得の準備を進めてきました。

保険会社設立準備会社は、2007年12月に保険業法第3条に基づく損害保険業免許を取得し、2008年1月よりアニコム損害保険株式会社として、2008年4月1日以降に保険責任が開始となる新規契約募集を開始しました。同社は、anicom(動物健康促進クラブ)からの切替契約を引き受けるとともに、代理店網の拡充と保険募集コンプライアンスの徹底に注力し、新規契約の獲得を推進しています。

一方で、特定保険業者としてのanicom(動物健康促進クラブ)は、2008年3月末をもって新規の募集を停止しました。既存契約者に対しては、契約満期を迎える際に、引き続きアニコムグループの利用促進のためアニコム損害保険株式会社の商品を紹介し、契約の切替えを図ってきましたが、新規募集の停止から1年を経過した時点で全契約が満期となったことから、2009年3月30日に関東財務局より特定保険業の廃止承認を得ました。なお、2009年4月2日に同局へ廃業届を提出した後、2010年3月23日に解散を決議しており、本書提出日現在清算手続き中であります。

 

(注)1 保険業法または特別な根拠法によらず、共済事業についての別段規定の無い団体が運営する共済

2 無認可共済は、2006年4月施行の改正保険業法により特定保険業(2008年3月31日迄の時限措置)となる届出が求められ、その後は保険業免許を取得して保険会社として事業を行うか、少額短期保険業としての登録が求められ、これらの審査に通らない場合は事業存続できずに廃業することとなりました。なお、特定保険業者の中で、2008年3月31日までに、保険業または少額短期保険業に関わる申請を行った事業者は、審査継続期間中については、事業の継続が認められています。

anicom(動物健康促進クラブ)の設立から特定保険業の廃業・清算手続きに至るまで、及びアニコム損害保険株式会社の設立とanicom(動物健康促進クラブ)からの契約切替について図示いたしますと、次のようになります。

 

0101010_010.png

anicom(動物健康促進クラブ)につきましては、当社との間に出資関係は存在しませんが、設立以来その業務を全面的に受託してきたアニコムグループが、業務執行権限の過半を支配していたと見られることから、2009年3月期までは連結対象としていました。なお、anicom(動物健康促進クラブ)は2009年4月2日に特定保険業を廃業し、2010年3月23日に解散を決議し、本書提出日現在清算手続き中であり、重要性が著しく低下したため、2010年3月期より連結の範囲から除外しています。

 

 

 

4【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金又は

出資金

主要な事業の内容

議決権の所有割合

(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

アニコム損害保険株式会社

(注)2,3

東京都

新宿区

百万円

6,550

損害保険事業

100.0

経営管理契約にもとづく経営管理料の受取、役員の兼任(1

名)、従業員の兼務・出向等

アニコム パフェ株式会社

東京都

新宿区

百万円

495

動物病院支援等

100.0

経営管理契約にもとづく経営管理料の受取、役員の兼任(1名)、従業員の兼務・出向等

アニコム フロンティア

株式会社

東京都

新宿区

百万円

45

その他

(保険代理店)

100.0

経営管理契約にもとづく経営管理料の受取、役員の兼任(1名)、従業員の兼務・出向等

アニコム先進医療

研究所株式会社

東京都

新宿区

百万円

450

その他

(動物医療分野における研究・臨床)

100.0

経営管理契約にもとづく経営管理料の受取、役員の兼任(1名)、従業員の兼務・出向等

アニコム キャピタル

株式会社

東京都

新宿区

百万円

100

その他

ベンチャー・キャピタル事業

100.0

経営管理契約にもとづく経営管理料の受取、役員の兼任(1名)、従業員の兼務・出向等

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

セルトラスト・アニマル・

セラピューティクス株式会社

神奈川

横浜市

百万円

50

その他

(再生医療・細胞治療)

49.0

役員の兼任(1名)、従業員の兼務・出向等

香港愛你康有限公司

中国

香港

万USD

130

その他

(動物病院事業)

48.8

役員の兼任(2名)、従業員の兼務・出向等

株式会社AHB

東京都

江東区

百万円

30

その他

(動物取扱事業)

19.2

役員の兼任(1名)、従業員の兼務・出向等

株式会社EPARK

ペットライフ

東京都

千代田区

百万円

100

その他

(情報サービス業)

23.8

役員の兼任(1名)、従業員の兼務・出向等

その他1社

 

 

 

 

 

 

 

(注)1 主要な事業の内容欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しています。

2 特定子会社です。

3 アニコム損害保険株式会社については、2019年3月期における経常収益金額の連結経常収益金額に占める割合が10%を超えています。

主要な損益情報等

(1)経常収益

34,960百万円

 

 

(2)経常利益

2,268百万円

 

 

(3)当期純利益

1,597百万円

 

 

(4)純資産

16,170百万円

 

 

(5)総資産

36,287百万円

 

 

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

 

2019年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

損害保険事業(ペット保険)

428

141

その他

111

22

合計

539

163

(注)1 従業員数は就業人員であり、従業員数欄の〔 〕外数は臨時従業員の年間の平均雇用人員です。

2 損害保険事業の拡大のほか動物医療分野における研究・臨床事業を拡充したことにより、前連結会計年度末に比較し、従業員数は73名増加しています。

 

〔従業員数・女性従業員数・獣医師数の推移〕

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(2)提出会社の状況

 

 

 

 

2019年3月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

30

38.4

7.0

9,435

(注)1 従業員数は就業人員です。

2 上記のほか、当社子会社との兼務者が75名おります。

3 平均勤続年数は当社子会社を含むアニコムグループにおける在籍期間を通算しています。

4 平均年間給与は各月における在籍者の平均給与月額の合計であり、基準外給与を含んでいます。

5 従業員は、その他のセグメントに所属しています。

 

(3)労働組合の状況

 労働組合は結成されていませんが、労使関係は円満に推移しています。