【注記事項】
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)

1.連結の範囲に関する事項

(1)連結子会社の数  5

主要な連結子会社の名称

アニコム損害保険㈱

アニコム パフェ㈱

アニコム先進医療研究所㈱

㈱シムネット

㈱フローエンス

 (2)主要な非連結子会社の名称等

非連結子会社の名称

香港愛你康有限公司

(連結の範囲から除いた理由)

非連結子会社は、小規模であり、合計の総資産、経常収益、当期純損益(持分に見合う額)及び利益剰余金(持分に見合う額)等は、いずれも連結財務諸表に重要な影響を及ぼしていないためであります。

 

2.持分法の適用に関する事項

(1)持分法適用の非連結子会社の数 1

持分法適用の非連結子会社の名称

香港愛你康有限公司

(持分法の適用範囲の変更)

上海愛妮康動物医療有限公司は株式の全部を売却したため、また、EPARKペットライフは持分比率が減少したため、それぞれ当連結会計年度より持分法適用の範囲から除外しております。

 

3.連結子会社の事業年度等に関する事項

すべての連結子会社の事業年度の末日は、連結決算日と一致しております。

 

4.会計方針に関する事項

(1) 重要な資産の評価基準及び評価方法

有価証券の評価基準及び評価方法

①  満期保有目的の債券の評価は、移動平均法に基づく償却原価法(定額法)によっております。

②  その他有価証券(市場価格のない株式等を除く。)は、時価法によっております。

なお、評価差額は全部純資産直入法により処理し、また、売却原価の算定は移動平均法によっております。

③ その他有価証券のうち市場価格のない株式等の評価は、移動平均法に基づく原価法によっております。

 

(2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法

① 有形固定資産(リース資産を除く)

当社及び連結子会社は定率法(ただし建物並びに2016年4月1日以後に取得した建物附属設備及び構築物については定額法)によっております。

② 無形固定資産(リース資産を除く)

当社及び連結子会社は定額法によっております。

なお、販売用ソフトウエアについては、見込販売可能期間(3年)に基づく定額法、自社利用のソフトウエアについては、社内における利用可能期間(5年)に基づく定額法によっております。

③ リース資産

所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産については、リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法によっております。

(3) 重要な引当金の計上基準

① 貸倒引当金

当社及び連結子会社は債権等の貸倒れによる損失に備えるため、資産の自己査定基準及び償却・引当基準に基づき、過去の一定期間における貸倒実績等から算出した予想損失率を、債権等の金額に乗じた額を引当てております。

また、全ての債権については、資産の自己査定基準に基づき、各所管部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した内部監査室が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の引当を行っております。

② 賞与引当金

当社及び連結子会社は従業員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額の当連結会計年度の負担額を計上しております。

③ 価格変動準備金

損害保険子会社は、株式等の価格変動による損失に備えるため、保険業法第115条の規定に基づき計上しております。

(4) 保険契約に関する会計処理

保険料、支払備金及び責任準備金等の保険契約に関する会計処理については、保険業法等の法令等の定めによっております。

(5) 収益及び費用の計上基準

当社及び連結子会社の行う「ペット向けインターネットサービス事業」の商品の販売、サービスの提供に係る収益は、主に卸売又は役務の提供であり、顧客との販売契約に基づいて商品を引き渡す履行義務、顧客との役務提供契約に基づいて役務を提供する履行義務を負っております。当該履行義務は、商品の引渡し及び役務を提供する一時点において、顧客が当該商品又は役務の提供に対する支配を獲得して充足されると判断し、商品引渡・役務提供時点で収益を認識しております。

(6) のれんの償却方法及び償却期間

効果が及ぶと見積もられる期間に基づく定額法によって償却を行っております。

(7) 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

手許現金、要求払預金からなっております。

(8) その他連結財務諸表作成のための重要な事項

① 消費税等の会計処理

当社及び連結子会社の消費税等の会計処理は税抜方式によっております。ただし、損害保険子会社の営業費及び一般管理費等の費用は税込方式によっております。

なお、資産に係る控除対象外消費税等は仮払金に計上し、5年間で均等償却を行っております。

② グループ通算制度の適用

グループ通算制度を適用しております。

 

 

(重要な会計上の見積り)

1.会計上の見積りにより当連結会計年度に係る連結財務諸表にその額を計上した項目であって、翌連結会計年度に係る連結財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性があるもの

のれんの評価

2.当連結会計年度に係る連結財務諸表に計上した額

 

 

(百万円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

のれん

2,482

2,422

 

3.会計上の見積りの内容に関する理解に資する情報

(1)当社グループにおけるのれんの概要

当社グループは、動物病院事業において外部から動物病院(グループ)を事業譲受し、ペット向けインターネットサービス事業において㈱シムネットの株式を取得、またブリーディング事業において㈱フローエンスの株式を取得しております。いずれも超過収益力を期待して1株当たり純資産額を上回る価額で事業譲受又は株式取得しており、当該上回る額をのれんとして計上しております。

なお、当連結会計年度末におけるのれん残高は、動物病院事業482百万円、ペット向けインターネットサービス事業1,337百万円、ブリーディング事業602百万円となっております。

(2)算出方法等

①償却方法

<連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項> 4.会計方針に関する事項 (6)のれんの償却方法及び償却期間に記載の通りであります。

②減損損失の計上方法

a)概要

のれんを含む資産グループに減損の兆候があり、かつ、当該資産グループに係る割引前将来キャッシュ・フローの合計が当該資産グループの帳簿価額を下回る場合に、減損損失を計上することとしております。

b)グルーピングの方法

動物病院事業においては各動物病院(グループ)、ペット向けインターネットサービス事業においては㈱シムネットの資産グループを、ブリーディング事業においては㈱フローエンスの資産グループを独立したキャッシュ・フローを生み出す最小の単位とし、当該のれんを含む資産グループごとに減損の兆候把握及び減損損失の認識判定を行っております。

c)減損の兆候把握の方法

のれんを含む資産グループについて、主として以下のいずれかの状況が認められた場合、減損の兆候があるものと判断しております。

・営業活動による損益が継続して赤字で推移している場合

・使用範囲又は方法について回収可能価額を著しく低下させる変化がある場合

・経営環境の著しい悪化が認められる場合

・資産グループの主要な資産について、市場価格が著しく下落している場合

d)減損損失の認識判定方法

減損の兆候があると認められた、のれんを含む資産グループについて、割引前将来キャッシュ・フローの合計が、当該資産グループの帳簿価額を下回る場合に、減損損失を認識することとしております。将来キャッシュ・フローの見積期間は、主要な資産の経済的残存耐用年数又はのれんの残存償却年数としております。

e)減損損失の測定方法

減損損失を認識する必要があると判断した、のれんを含む資産グループについて、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上することとしております。回収可能価額は、正味売却価額と使用価値のうち、いずれか高い方としております。

f)当連結会計年度における減損兆候の把握及び減損損失の認識判定結果

当連結会計年度において、のれんを含む資産グループについては、一部の資産グループについて減損の兆候は認められたものの、減損損失を認識する必要はないものと判断しております。

 

(3)主要な仮定

減損損失の認識判定に当たっては、各資産グループが使用されている事業の将来利益やキャッシュ・フローを予測する必要があります。これらの予測に当たっての主要な仮定は以下のとおりであります。

・減損損失の認識判定に関する主要な仮定

割引前将来キャッシュ・フロー見込額の前提となる、売上高成長率、売上原価率、販売費及び一般管理費の見込額、主要な資産の経済的耐用年数、のれんの償却年数

(4)翌連結会計年度に係る連結財務諸表に及ぼす影響

(3)に示した主要な仮定は、各事業を取り巻く経営環境の変化や事業戦略の成否によって影響を受けるため、不確実性を伴うものであります。したがって、これらの仮定が変化した場合には、当連結会計年度末において減損損失の計上を不要と判断したのれん含む資産グループについて、減損損失を計上する必要が生じる可能性があります。

 

(会計方針の変更)

(「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等の適用)

 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」(企業会計基準第27号 2022年10月28日)等を当連結会計年度の期首から適用しております。これによる連結財務諸表への影響はありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

(未適用の会計基準等)

・「リースに関する会計基準」(企業会計基準第34号 2024年9月13日 企業会計基準委員会)

・「リースに関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第33号 2024年9月13日 企業会計基準委員会) 等

(1)概要

企業会計基準委員会において、日本基準を国際的に整合性のあるものとする取組みの一環として、借手の全てのリースについて資産及び負債を認識するリースに関する会計基準の開発に向けて、国際的な会計基準を踏まえた検討が行われ、基本的な方針として、IFRS第16号の単一の会計処理モデルを基礎とするものの、IFRS第16号の全ての定めを採り入れるのではなく、主要な定めのみを採り入れることにより、簡素で利便性が高く、かつ、IFRS第16号の定めを個別財務諸表に用いても、基本的に修正が不要となることを目指したリース会計基準等が公表されました。

借手の会計処理として、借手のリースの費用配分の方法については、IFRS第16号と同様に、リースがファイナンス・リースであるかオペレーティング・リースであるかにかかわらず、全てのリースについて使用権資産に係る減価償却費及びリース負債に係る利息相当額を計上する単一の会計処理モデルが適用されます。

(2)適用予定日

2028年3月期の期首から適用予定であります。

(3)当該会計基準等の適用による影響

「リースに関する会計基準」等の適用による連結財務諸表に与える影響額については、現時点で評価中であります。

 

 

 

 

 

(連結貸借対照表関係)

※1 有形固定資産の減価償却累計額

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

2,148

百万円

2,331

百万円

 

 

 

※2  担保資産及び担保付債務

担保に供している資産及び担保付債務は次のとおりであります。

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

土地

150百万円

150百万円

建物

18百万円

18百万円

168百万円

168百万円

 

 

 

 前連結会計年度
 (2024年3月31日

 当連結会計年度
 (2025年3月31日

借入金

124百万円

115百万円

 

 

 

 

 

(連結損益計算書関係)

※1 顧客との契約から生じる収益

経常収益については、顧客との契約から生じる収益及びそれ以外の収益を区分して記載しておりません。顧客との契約から生じる収益の金額は、連結財務諸表「注記事項(収益認識関係) 1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報」に記載しております。

 

※2 事業費の主な内訳は次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

給与

5,460

百万円

5,598

百万円

広告費

2,157

百万円

2,230

百万円

外注委託費

2,840

百万円

3,017

百万円

代理店手数料等

5,135

百万円

5,235

百万円

 

なお、事業費は連結損益計算書における損害調査費、営業費及び一般管理費並びに諸手数料及び集金費の合計であります。

 

※3 減損損失

前連結会計年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)

前連結会計年度において、当社グループは以下の資産グループについて減損損失を計上しております。

会社・場所

用途

種類

減損損失

アニコム先進医療

研究所㈱

(神奈川県横浜市)

動物医療分野における臨床・研究事業等

建物、その他

56百万円

合計

 

 

56百万円

 

当社グループは、事業用資産については管理会計上の事業単位ごとにグルーピングを行っております。また遊休資産は個別の資産グループを構成することとしております。

連結子会社であるアニコム先進医療研究所㈱の動物医療分野における臨床・研究事業等において、今後の事業計画を勘案した結果、減損損失を計上しております。上記資産の回収可能価額は正味売却価額により算定しており、正味売却価額については、対象資産の処分可能性を考慮の上、実質的に売却又は転用が不可能な資産は正味売却価額を零、売却又は転用が可能な資産は売却可能価額として評価しております。

なお、処分予定資産については、処分を決定した時点より単独のグルーピングとしております。

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)

当連結会計年度において、当社グループは以下の資産グループについて減損損失を計上しております。

会社・場所

用途

種類

減損損失

アニコム先進医療

研究所㈱

(東京都世田谷区)

動物医療分野における臨床・研究事業等

建物附属設備

16百万円

㈱フローエンス
(静岡県伊豆市)

ペットのブリーディング事業

土地、建物

25百万円

合計

 

 

41百万円

 

当社グループは、事業用資産については管理会計上の事業単位ごとにグルーピングを行っております。また遊休資産は個別の資産グループを構成することとしております。

連結子会社であるアニコム先進医療研究所㈱の動物医療分野における臨床・研究事業等において、今後の事業計画を勘案した結果、減損損失を計上しております。また、連結子会社である㈱フローエンスのペットのブリーディング事業において、将来の用途が定まっていない遊休資産に対し、減損損失を計上しております。

上記資産の回収可能価額は正味売却価額により算定しております。正味売却価額については、対象資産の処分可能性を考慮し、実質的に売却又は転用が不可能な資産は零とし、売却又は転用が可能な資産は売却可能価額にて評価しております。

なお、処分予定資産については、処分を決定した時点より単独のグルーピングとしております。

 

 

 

 

 

 

(連結包括利益計算書関係)

※1 その他の包括利益に係る組替調整額並びに法人税等及び税効果額

 

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

その他有価証券評価差額金

 

 

 

 

当期発生額

452

百万円

△698

百万円

組替調整額

△26

百万円

△263

百万円

法人税等及び税効果調整前

426

百万円

△962

百万円

法人税等及び税効果額

△119

百万円

294

百万円

その他有価証券評価差額金

307

百万円

△668

百万円

その他の包括利益合計

307

百万円

△668

百万円

 

 

 

(連結株主資本等変動計算書関係)

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項

 

 

当連結会計年度期首
株式数(株)

当連結会計年度増加
株式数(株)

当連結会計年度減少
株式数(株)

当連結会計年度末
株式数(株)

発行済株式

 

 

 

 

普通株式

81,309,160

81,309,160

合計

81,309,160

81,309,160

自己株式

 

 

 

 

普通株式(注)

61,476

1,567,160

1,628,636

合計

61,476

1,567,160

1,628,636

 

(注) 普通株式の自己株式の株式数増加2,360株は譲渡制限付株式の無償取得であり、1,564,800株は、会社法第165条第3項の規定により読み替えて適用される同法第156条の規定に基づく自己株式の取得であります。

 

2.新株予約権及び自己新株予約権に関する事項

 

 

内訳

目的となる
株式の種類

目的となる株式の数(株)

当連結会計
年度末残高
 (百万円)

当連結会計
年度期首

増加

減少

当連結
 会計年度末

連結子会社

0

合計

0

 

 

3.配当に関する事項

(1) 配当金支払額

 

(決議)

株式の種類

配当金の総額 (百万円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2023年6月23日

定時株主総会

普通株式

324

4.0

2023年3月31日

2023年6月26日

 

 

(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

2024年6月24日開催の株主総会において、下記の通り剰余金の配当を行うことについて決議を予定しております。

(イ)配当の総額             438百万円

(ロ)配当の原資         利益剰余金

(ハ)1株当たり配当額            5.5円

(ニ)基準日         2024年3月31日

(ホ)効力発生日       2024年6月25日

 

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項

 

 

当連結会計年度期首
株式数(株)

当連結会計年度増加
株式数(株)

当連結会計年度減少
株式数(株)

当連結会計年度末
株式数(株)

発行済株式

 

 

 

 

普通株式(注)1

81,309,160

6,370,000

74,939,160

合計

81,309,160

6,370,000

74,939,160

自己株式

 

 

 

 

普通株式

(注)1、2

1,628,636

4,745,596

6,370,000

4,232

合計

1,628,636

4,745,596

6,370,000

4,232

 

(注)1. 普通株式の発行済株式及び自己株式の株式数減少6,370,000株は、自己株式の消却であります。

2. 普通株式の自己株式の株式数増加96株は単元未満株式の買取りであり、4,745,500株は、会社法第165条第3項の規定により読み替えて適用される同法第156条の規定に基づく自己株式の取得であります。

 

2.新株予約権及び自己新株予約権に関する事項

 

 

内訳

目的となる
株式の種類

目的となる株式の数(株)

当連結会計
年度末残高
 (百万円)

当連結会計
年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

連結子会社

自己新株予約権

△149

合計

△149

 

 

3.配当に関する事項

(1) 配当金支払額

 

(決議)

株式の種類

配当金の総額 (百万円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2024年6月24日

定時株主総会

普通株式

438

5.5

2024年3月31日

2024年6月25日

 

 

(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

2025年6月24日開催の株主総会において、下記の通り剰余金の配当を行うことについて決議を予定しております。

(イ)配当の総額            636百万円

(ロ)配当の原資         利益剰余金

(ハ)1株当たり配当額         8.50 円

(ニ)基準日         2025年3月31日

(ホ)効力発生日       2025年6月25日

 

 

(連結キャッシュ・フロー計算書関係)

※1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

現金及び預貯金

23,879

百万円

26,460

百万円

定期預金

△2,850

百万円

△3,850

百万円

現金及び現金同等物

21,029

百万円

22,610

百万円

 

 

 

※2  株式の取得により新たに連結子会社となった会社の資産及び負債の主な内訳

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

株式の取得により新たに株式会社フローエンスを連結したことに伴う連結開始時の資産及び負債の内訳並びに同社株式の取得価額と同社取得のための支出(純額)との関係は次のとおりです。

 

資産

1,194百万円

のれん

646百万円

負債

△201百万円 

非支配株主持分

△256百万円

その他

△0百万円

小計

1,382百万円

支払い獲得までの持分法による投資評価額

△504百万円

段階取得に係る差損益

△239百万円

同社株式の取得価額

637百万円

現金及び現金同等物

△235百万円

差引:取得のための支出

401百万円

 

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

該当事項はありません。

 

 3 投資活動によるキャッシュ・フローには、保険事業に係る資産運用業務から生じるキャッシュ・フローを含んでおります。

 

(リース取引関係)

ファイナンス・リース取引

所有権移転外ファイナンス・リース取引

(1) リース資産の内容

① 有形固定資産

主としてサーバー及びその周辺機器、並びに車両であります。

② 無形固定資産

該当事項はありません。

 

(2) リース資産の減価償却方法

連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項「4.(2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法」に記載のとおりであります。

 

 

(金融商品関係)

1.金融商品の状況に関する事項

(1) 金融商品に対する取組方針

当社及び連結子会社は、主として損害保険業を行っており、資産の運用においては、運用資金の性格を考慮し、「安全性」「収益性」「流動性」「公共性」を総合的に判断し、社会・公共の福祉に資するような資産運用を目指しております。

運用手段は、預貯金、公社債、公社債投信、株式、株式投信、不動産投信等とし、年度資産運用計画に準拠した資産運用を行っております。

資金調達については、主として事業投資資金の確保を目的として、社債の発行を行っております。資金調達が必要な場合には、グループ全体の資金収支を勘案し、調達額や調達手段等を決定しております。

(2) 金融商品の内容及びそのリスク

当社及び連結子会社の保有する金融商品は、預貯金、公社債、公社債投信、株式、株式投信、不動産投信等であり、下記のリスクに晒されております。

① 市場関連リスク

金利、為替、株式などの市場の変動に伴い、ポートフォリオの価値が変動し損失を被るリスクを指します。

② 信用リスク

個別与信先の信用力の変化に伴い、ポートフォリオの価値が変動し損失を被るリスクを指します。

③ 流動性リスク

市場の混乱等により市場において取引ができなかったり、通常よりも著しく不利な価格での取引を余儀なくされるリスクを指します。

(3) 金融商品に係るリスク管理体制

アニコム損害保険株式会社におけるリスク管理体制については、資産運用部門(財務部)、事務管理部門(経理部)、リスク管理部門(リスク管理部)を設置し、資産運用リスク管理規程に基づき、相互牽制機能が働く体制としております。

① 市場関連リスクの管理

有価証券のうち株式・債券等については時価とリスク量を把握し、保有状況を継続的に見直しております。

② 信用リスクの管理

有価証券の発行体の信用リスクについては、銘柄ごとの格付情報、時価等の把握を行うことで管理をしております。また、政策投資目的で保有している有価証券については、取引先の市場環境や業績状況等を定期的にモニタリングしております。

リスク管理も含めた資産運用状況については、取締役会において月次で報告され、モニタリング結果の確認及びリスク管理態勢の整備を行っております。

③ 流動性リスクの管理

流動性リスクには、最低限維持すべき資金を確保するとともに、流動性の高い資産の保有状況、資金繰りの状況、個別金融商品の状況等を把握することにより、適切にリスクをコントロールしております。また、資金繰りの状況に応じた「平常時」・「懸念時」・「危機時」の区分、及び区分に応じた対応を定め、資金繰りに影響を与える緊急事態が発生した際に、迅速な対応を行うことができる体制を構築しております。

(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明

金融商品の時価の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。

 

 

2.金融商品の時価等に関する事項

連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。

前連結会計年度(2024年3月31日)

 

連結貸借対照表計上額
(百万円)

時価(百万円)

差額(百万円)

(1) 有価証券

 

 

 

満期保有目的の債券

3,100

3,107

7

その他有価証券(*2)(*3)

23,363

23,363

(2) 貸付金

5

5

資産計

26,468

26,475

7

(1) 社債

5,000

4,979

△20

(2) 借入金

124

121

△2

負債計

5,124

5,101

△22

 

(*1)「現金及び預貯金」、「未収金」は、短期間で決済されるため、時価は帳簿価額に近似していることから、注記を省略しております。

(*2)投資信託の一部について、一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に従い、投資信託の基準価額を時価とみなしており、当該投資信託が含まれております。

(*3)市場価格のない株式等及び組合出資金は以下のとおりであり、「(1) 有価証券」には含めておりません。

 

 

(単位:百万円) 

区分

前連結会計年度
(2024年3月31日)

市場価格のない株式等 ※1

662

組合出資金 ※2

384

合計

1,046

 

※1 市場価格のない株式等は非上場株式等であり、「金融商品の時価等の開示に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第19号 2020年3月31日)第5項に基づき、時価開示の対象とはしておりません。

※2 組合出資金は投資事業有限責任組合及び匿名組合であります。これらは「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 2021年6月17日)第24-16項に基づき、時価開示の対象とはしておりません。

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

 

連結貸借対照表計上額
(百万円)

時価(百万円)

差額(百万円)

(1) 有価証券

 

 

 

満期保有目的の債券

4,400

4,242

△157

その他有価証券(*2)(*3)

23,829

23,829

(2) 貸付金

44

 

 

  貸倒引当金(*4)

△43

 

 

 

1

1

資産計

28,230

28,072

△157

(1) 社債

10,000

9,872

△127

(2) 借入金

115

110

△4

負債計

10,115

9,982

△132

 

(*1)「現金及び預貯金」、「未収金」は、短期間で決済されるため、時価は帳簿価額に近似していることから、注記を省略しております。

(*2)投資信託の一部について、一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に従い、投資信託の基準価額を時価とみなしており、当該投資信託が含まれております。

 

(*3)市場価格のない株式等及び組合出資金は以下のとおりであり、「(1) 有価証券」には含めておりません。

 

(単位:百万円) 

区分

当連結会計年度
(2025年3月31日)

市場価格のない株式等 ※1

821

組合出資金 ※2

379

合計

1,201

 

※1 市場価格のない株式等は非上場株式等であり、「金融商品の時価等の開示に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第19号 2020年3月31日)第5項に基づき、時価開示の対象とはしておりません。

※2 組合出資金は投資事業有限責任組合及び匿名組合であります。これらは「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 2021年6月17日)第24-16項に基づき、時価開示の対象とはしておりません。

(*4)貸付金に対応する個別貸倒引当金を控除しております。

 

(注) 1 金銭債権及び満期のある有価証券の連結決算日後の償還予定額

前連結会計年度(2024年3月31日)

 

1年以内
(百万円)

1年超
5年以内
(百万円)

5年超
10年以内
(百万円)

10年超
(百万円)

預貯金

23,820

有価証券

 

 

 

 

 満期保有目的の債券

 

 

 

 

   地方債

500

700

   社債

600

1,300

 その他有価証券のうち満期があるもの

 

 

 

 

   地方債

1,300

  社債

1,000

500

貸付金

5

未収金(*)

3,401

合計

27,221

2,105

3,800

 

(*) 未収金に対する貸倒引当金については、重要性が乏しいため、連結貸借対照表計上額から直接減額しております。

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

 

1年以内
(百万円)

1年超
5年以内
(百万円)

5年超
10年以内
(百万円)

10年超
(百万円)

預貯金

26,399

有価証券

 

 

 

 

 満期保有目的の債券

 

 

 

 

   地方債

800

1,200

   社債

1,100

1,300

 その他有価証券のうち満期があるもの

 

 

 

 

   地方債

1,000

1,600

  社債

1,000

1,100

貸付金(*)

1

未収金(*)

3,660

合計

30,061

3,900

5,200

 

(*) 貸付金及び未収金に対する貸倒引当金については、重要性が乏しいため、連結貸借対照表計上額から直接減額しております。

 

 

2 社債、借入金の連結決算日後の返済予定額

前連結会計年度(2024年3月31日)

 

1年以内
(百万円)

1年超
2年以内
(百万円)

2年超
3年以内
(百万円)

3年超
4年以内
(百万円)

4年超
5年以内
(百万円)

5年超
(百万円)

社債

5,000

借入金

9

9

9

9

9

77

合計

9

5,009

9

9

9

77

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

 

1年以内
(百万円)

1年超
2年以内
(百万円)

2年超
3年以内
(百万円)

3年超
4年以内
(百万円)

4年超
5年以内
(百万円)

5年超
(百万円)

社債

5,000

5,000

借入金

9

9

9

9

9

68

合計

5,009

9

9

9

5,009

68

 

 

3.金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項

金融商品の時価を、時価の算定に係るインプットの観察可能性および重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。

レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算定の対象となる資産または負債に関する相場価格により算定した時価

レベル2の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係るインプットを用いて算定した時価

レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価

時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。

 

(1) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品

前連結会計年度(2024年3月31日

区分

時価(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

有価証券

 

 

 

 

 その他有価証券

 

 

 

 

  株式

1,040

1,040

  公社債

 

 

 

 

   地方債

1,303

1,303

   社債

1,495

1,495

 その他(*1)

18,472

504

18,977

資産計

19,513

3,303

22,816

 

(*1)一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に従い、投資信託の基準価額を時価とみなす投資信託については含めておりません。当該投資信託の連結貸借対照表計上額は546百万円であります。

 

当連結会計年度(2025年3月31日

区分

時価(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

有価証券

 

 

 

 

 その他有価証券

 

 

 

 

  株式

1,558

1,558

  公社債

 

 

 

 

   地方債

2,488

2,488

   社債

2,028

2,028

 その他(*1)

16,701

495

17,196

資産計

18,259

5,012

23,271

 

(*1)一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に従い、投資信託の基準価額を時価とみなす投資信託については含めておりません。当該投資信託の連結貸借対照表計上額は557百万円であります。

 

(2) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品以外の金融商品

前連結会計年度(2024年3月31日

区分

時価(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

有価証券

 

 

 

 

満期保有目的の債券

 

 

 

 

 公社債

 

 

 

 

  地方債

1,204

1,204

  社債

1,902

1,902

貸付金

5

5

資産計

3,107

5

3,112

社債

4,979

4,979

借入金

121

121

負債計

5,101

5,101

 

 

当連結会計年度(2025年3月31日

区分

時価(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

有価証券

 

 

 

 

満期保有目的の債券

 

 

 

 

 公社債

 

 

 

 

  地方債

1,920

1,920

  社債

2,321

2,321

貸付金

1

1

資産計

4,242

1

4,243

社債

9,872

9,872

借入金

110

110

負債計

9,982

9,982

 

(注) 時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明

 

有価証券

株式、上場投資信託は、活発な市場における無調整の相場価格を利用できるものとしてレベル1の時価に分類しております。地方債、社債については日本証券業協会が公表する公社債店頭売買参考統計値に基づいて算定しており、レベル2の時価に分類しております。非上場投資信託については、委託会社から提示された基準価額等によっており、レベル2の時価に分類しております。

貸付金

貸付金は、元利金の合計額を同様の新規貸付を行った場合に想定される利率で割り引いて算定して時価を算出しており、レベル3の時価に分類しております。なお、破綻懸念先に対する貸付金については、帳簿価額から貸倒見積高を控除した額が時価と近似しているため、当該価額を時価としており、レベル3の時価に分類しております。

なお、前連結会計年度において、連結貸借対照表の貸付金は、持分法適用に伴う投資損失を直接減額しておりましたが、当連結会計年度において、持分法適用会社から除外されたため、評価技法を変更しております。

社債

日本証券業協会が公表する公社債店頭売買参考統計値に基づいて算定しており、レベル2の時価に分類しております。

借入金

元利金の合計額と、当該債務の残存期間及び信用リスクを加味した利率を基に、割引現在価値法により算定しており、レベル2の時価に分類しております。

 

 

(有価証券関係)

1.売買目的有価証券

該当事項はありません。

 

2.満期保有目的の債券

前連結会計年度(2024年3月31日)

区分

連結貸借対照表計上額
(百万円)

時価
(百万円)

差額
(百万円)

時価が連結貸借対照表計上額
を超えるもの

 

 

 

公社債

 

 

 

  地方債

900

905

5

  社債

1,000

1,003

3

小計

1,900

1,909

9

時価が連結貸借対照表計上額
を超えないもの

 

 

 

公社債

 

 

 

  地方債

300

299

△0

  社債

900

898

△1

小計

1,200

1,197

△2

合計

3,100

3,107

7

 

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

区分

連結貸借対照表計上額
(百万円)

時価
(百万円)

差額
(百万円)

時価が連結貸借対照表計上額
を超えるもの

 

 

 

公社債

 

 

 

  地方債

  社債

小計

時価が連結貸借対照表計上額
を超えないもの

 

 

 

公社債

 

 

 

  地方債

2,000

1,920

△79

  社債

2,400

2,321

△78

小計

4,400

4,242

△157

合計

4,400

4,242

△157

 

 

 

3.その他有価証券

前連結会計年度(2024年3月31日)

 

種類

連結貸借対照表計上額

(百万円)

取得原価(百万円)

差額

(百万円)

連結貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの 

株式

1,040

813

227

公社債

 

 

 

 地方債

803

800

3

 社債

200

200

0

その他

5,514

4,736

777

小計

7,558

6,549

1,008

連結貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの

株式

公社債

 

 

 

 地方債

499

500

△0

 社債

1,295

1,300

△4

その他

14,009

16,748

△2,738

小計

15,804

18,548

△2,743

合計 

23,363

25,097

△1,734

 

(注) 市場価格のない株式等及び組合出資金は、上表に含めておりません。

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

種類

連結貸借対照表計上額

(百万円)

取得原価(百万円)

差額

(百万円)

連結貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの 

株式

1,314

955

359

公社債

 

 

 

 地方債

 社債

その他

3,089

2,502

586

小計

4,404

3,458

946

連結貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの

株式

243

269

△25

公社債

 

 

 

 地方債

2,488

2,600

△111

 社債

2,028

2,100

△71

その他

14,664

18,098

△3,434

小計

19,424

23,068

△3,643

合計 

23,829

26,526

△2,697

 

(注) 市場価格のない株式等及び組合出資金は、上表に含めておりません。

 

4.連結会計年度中に売却した満期保有目的の債券

該当事項はありません。

 

5.連結会計年度中に売却したその他有価証券

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

種類

売却額(百万円)

売却益の合計額(百万円)

売却損の合計額(百万円)

株式

331

3

その他

3,959

114

△91

合計

4,290

117

△91

 

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

種類

売却額(百万円)

売却益の合計額(百万円)

売却損の合計額(百万円)

株式

642

542

その他

4,847

266

△19

合計

5,490

808

△19

 

 

6.保有目的を変更した有価証券

該当事項はありません。

 

7.連結会計年度中に減損処理を行った有価証券

前連結会計年度において、その他有価証券で市場価格のない株式等について3百万円(うち株式3百万円)の減損処理を行っております。

当連結会計年度において、その他有価証券で市場価格のない株式等について239百万円(うち株式239百万円)の減損処理を行っております。

なお、減損処理にあたっては、市場価格のない株式等は、帳簿価額に対して実質価額が50%超下落した場合には、回収可能性等を考慮して必要と認められた額について減損処理を行っております。

 

(金銭の信託関係)

該当事項はありません。

 

(デリバティブ取引関係)

該当事項はありません。

 

(退職給付関係)

該当事項はありません。

 

 

(税効果会計関係)

1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

 

 

前連結会計年度
(自  2023年4月1日
 至  2024年3月31日)

 

当連結会計年度
(自  2024年4月1日
 至  2025年3月31日)

繰延税金資産

 

百万円

 

百万円

繰越欠損金

(注)

334

 

470

責任準備金

 

489

 

530

未払事業税

 

74

 

48

賞与引当金

 

87

 

90

減価償却費超過額

 

118

 

107

支払備金

 

40

 

59

貸倒引当金

 

2

 

16

貸付金

 

11

 

その他有価証券評価差額金

 

485

 

780

投資有価証券評価損

 

 

72

フリーレント賃料

 

 

31

その他

 

103

 

113

繰延税金資産小計

 

1,747

 

2,320

税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額

(注)

△334

 

△470

将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額

 

△78

 

△85

評価性引当額小計

 

△412

 

△556

繰延税金資産合計

 

1,335

 

1,764

 

(注)税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)      (単位:百万円)

 

1年以内

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

合計

税務上の繰越欠損金(*)

1

0

5

6

7

312

334

評価性引当額

△1

△0

△5

△6

△7

△312

 △334

繰延税金資産

 

(*)税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)      (単位:百万円)

 

1年以内

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

合計

税務上の繰越欠損金(*)

0

5

9

9

445

470

評価性引当額

△0

△5

△9

△9

△445

△470

繰延税金資産

 

(*)税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

 

 

2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

 

当連結会計年度
(2025年3月31日)

法定実効税率

30.6

 

30.6

(調整)

 

 

 

 

 

交際費等永久に損金に算入されない項目

0.7

 

 

0.3

 

住民税均等割

1.1

 

 

1.2

 

評価性引当額の増減

0.3

 

 

3.0

 

連結子会社との税率差異

△2.3

 

 

△2.8

 

のれんの償却費

1.0

 

 

1.1

 

持分法による投資損益

2.9

 

 

 

その他

0.7

 

 

△0.7

 

税効果会計適用後の法人税等の負担率

35.0

 

 

32.7

 

 

 

3.法人税及び地方法人税の会計処理又はこれらに関する税効果会計の会計処理

当社及び一部の国内連結子会社は、グループ通算制度を適用しております。また、「グループ通算制度を適用する場合の会計処理及び開示に関する取扱い」(実務対応報告第42号 2021年8月12日)に従って、法人税及び地方法人税の会計処理又はこれらに関する税効果会計の会計処理並びに開示を行っております。

 

4.法人税等の税率変更による繰延税金資産及び繰延税金負債の金額の修正

 「所得税法等の一部を改正する法律」(令和7年法律第13号)が2025年3月31日に公布されたことに伴い、2026年4月1日に開始する連結会計年度以降に解消が見込まれる一時差異等に係る繰延税金資産及び繰延税金負債については、法定実効税率が30.62%から31.52%に変更されております。

 この税率変更により、当連結会計年度の繰延税金資産(繰延税金負債の金額を控除した金額)は32百万円増加し、法人税等調整額は7百万円減少しております。

 

 

(企業結合等関係)

共通支配下の取引等

子会社株式の追加取得

1.取引の概要

(1)結合当事企業の名称及びその事業の内容

   結合当事企業の名称  ㈱フローエンス

   事業の内容     ペットのブリーディング事業

(2)企業結合日

 2024年8月16日

 2024年11月29日

 2025年1月24日

 2025年1月31日

(3)企業結合の法的形式

 第三者割当増資の引受けによる株式取得及び非支配株主からの株式取得

(4)結合後企業の名称

 名称に変更はありません。

(5)その他取引の概要に関する事項

  追加取得した株式の議決権比率は25.82%であり、当該取引により㈱フローエンスを当社の完全子会社といたしました。当社グループと同社の協力関係をより強化することが当社グループの企業価値向上につながると判断したため、同社の株式を追加取得いたしました。

 

2.実施した会計処理の概要

 「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号)及び「企業結合会計基準及び事業分離等会計基準に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第10号)に基づき、共通支配下の取引等のうち、非支配株主との取引として処理しております。

 

3.子会社株式の追加取得に関する事項

 取得原価及び対価の種類ごとの内訳

(1)第三者割当増資の引き受けによる株式取得

取得の対価

現金及び預貯金

690百万円

取得原価

 

690百万円

 

(2)非支配株主からの株式取得

取得の対価

現金及び預貯金

1,024百万円

取得原価

 

1,024百万円

 

 

4.非支配株主との取引に係る当社の持分変動に関する事項

(1)資本剰余金の変動要因

   子会社株式の追加取得

(2)非支配株主との取引によって減少した資本剰余金の金額

   819百万円

 

 

(資産除去債務関係)

当社グループは、本社等のオフィスの不動産賃借契約に基づき、オフィスの退去時における原状回復に係る債務を有しておりますが、金額的重要性が乏しいため記載を省略しております。

 

 

(賃貸等不動産関係)

1.連結子会社では、東京都、三重県、石川県において賃貸不動産(土地及び建物)を、また兵庫県、静岡県において遊休不動産(土地及び建物)を所有しております。これらの賃貸等不動産の連結貸借対照表計上額、期中増減額及び時価は、次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

連結貸借対照表計上額

 

 

期首残高

1,435

1,111

期中増減額

△324

△24

期末残高

1,111

1,086

期末時価

1,146

1,205

 

(注) 1.連結貸借対照表計上額は、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した金額であります。

2.期中増減額のうち、前連結会計年度の主な減少額は賃貸等不動産の売却(303百万円)及び減価償却費(20百万円)であります。また、当連結会計年度の主な減少額は減価償却費(25百万円)であります。

3.期末時価は、主に社外の不動産鑑定士による不動産鑑定評価書に基づく金額であります。

 

2.賃貸等不動産に関する損益は、次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

賃貸収益

45

33

賃貸費用

42

33

差額

3

△0

その他(売却損益等)

13

△3

 

(注) 賃貸収益は利息及び配当金収入に、賃貸費用(減価償却費、外注委託費、保険料及び租税公課等)は営業費及び一般管理費に計上しております。

 

 

(収益認識関係)

1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報

 財又はサービスの種類による分解情報

 

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日

 

 

(単位:百万円)

 

 報告セグメント

その他
(注)

合計

損害保険事業

ペット向けインターネットサービス事業

ペット向けインターネットサービス

2,027

2,027

2,027

動物病院支援

338

338

保険代理店

15

15

動物医療分野における臨床・研究

1,979

1,979

遺伝子検査等

319

319

その他

733

733

顧客との契約から生じる収益

2,027

2,027

3,385

5,142

その他の収益

55,024

55,024

55,024

外部顧客への売上高

55,024

2,027

57,051

3,385

60,437

 

(注)  「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、保険代理店事業、動物病院支援事業、動物医療分野における臨床・研究事業、遺伝子検査事業等を含んでおります。

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日

 

 

(単位:百万円)

 

 報告セグメント

その他
(注)

合計

損害保険事業

ペット向けインターネットサービス事業

ペット向けインターネットサービス

2,263

2,263

2,263

動物病院支援

349

349

保険代理店

14

14

動物医療分野における臨床・研究

2,348

2,348

遺伝子検査等

320

320

その他

1,907

1,907

顧客との契約から生じる収益

2,263

2,263

4,940

7,203

その他の収益

60,479

60,479

60,479

外部顧客への売上高

60,479

2,263

62,742

4,940

67,683

 

(注)  「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、保険代理店事業、動物病院支援事業、動物医療分野における臨床・研究事業、遺伝子検査事業等を含んでおります。

 

2.顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報

「注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項(5)収益及び費用の計上基準」に記載のとおりであります。

 

 

3.顧客との契約に基づく履行義務の充足と当該契約から生じるキャッシュ・フローとの関係並びに当連結会計年度末において存在する顧客との契約から翌連結会計年度以降に認識すると見込まれる収益の金額及び時期に関する情報

(1)契約資産及び契約負債の残高等

当社及び連結子会社の契約資産及び契約負債については、残高に重要性が乏しく、重大な変動も発生していないため、記載を省略しております。また、過去の期間に充足(又は部分的に充足)した履行義務から、当連結会計年度に認識した収益に重要性はありません。

 

(2)残存履行義務に配分した取引価格

当社及び連結子会社では、残存履行義務に配分した取引価格については、当初に予想される契約期間が1年を超える重要な契約がないため、実務上の便法を適用し、記載を省略しております。また、顧客との契約から生じる対価の中に、取引価格に含まれていない重要な金額はありません。