当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症流行による歴史的な落ち込み後、一時は緩やかな改善の気配が見られたものの、年末以降は、感染症再拡大の影響に伴い、対面型産業を中心として再び経済活動が縮小し、日本経済全体で低迷の長期化が見込まれる厳しい状況が続いています。このような環境下で、デジタル化の加速と新しい生活様式の定着という経済・社会構造の変化も進行し、企業活動は変革と需要構造の変化に対処していくことが求められています。
このような環境下、当第3四半期連結累計期間においては、主力事業であります防護服・環境資機材事業が引き続き比較的堅調に推移し、売上高は7,379,859千円(前年同四半期比0.1%増)、営業利益は546,344千円(前年同四半期比79.9%増)、経常利益は619,709千円(前年同四半期比96.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は441,644千円(前年同四半期比103.5%増)となり、増収増益となりました。
セグメント別の業績を示すと、次のとおりであります。
防護服・環境資機材事業におきましては、有害化学物質から人と環境を守る、感染症から人と環境を守る、作業環境リスクから人を守る、という3つの営業活動を進め、当社の強みであるタイベック®防護服の安定供給と新規防護服分野の市場創造に注力してまいりました。その結果、売上高は4,361,718千円(前年同四半期比10.9%増)、セグメント利益(営業利益)は721,028千円(前年同四半期比58.4%増)となり、増収増益となりました。新型コロナウイルス感染症により、防護服を中心とした感染対策用資材の需要は急拡大していましたが、11月に3年ぶりに発生が確認されて以来、各地に広がり、過去最大の被害水準となった鳥インフルエンザへの対応に伴い、資材の需給はタイトな状況が続いています。当社としては、引き続き原材料及び商品の確保に努め、従来からの一般産業分野に対して商品を安定的に供給するとともに、緊急の社会的需要に対応できるよう、取り組みを進めております。
機能性建材事業におきましては、利益率の確保できる商品の販売に注力しましたが、需要の縮小が続いており、売上高は735,606千円(前年同四半期比18.3%減)、セグメント利益(営業利益)は16,669千円(前年同四半期比42.1%減)となり、減収減益となりました。機能性建材事業については、住環境や嗜好の変化により和室が減少傾向にあり、厳しい環境が続いておりますが、前年度から販売する新製品を中心に、機能性が高く、特色ある建材の販売に集中することで、新たな需要を創造するとともに、利益確保に注力してまいります。
アパレル資材事業におきましては、取引先の在庫調整、及び、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大の影響により、売上高は1,582,745千円(前年同四半期比20.0%減)、セグメント利益(営業利益)は33,190千円(前年同四半期比47.0%減)となり、減収減益となりました。アパレル市場の低迷が続いているため、業務の効率化を中心に、事業構造の変革に注力してまいります。
報告セグメントではありませんが、中国子会社について「その他」の区分で管理しております。売上高は699,788千円(前年同四半期比24.5%増)、セグメント利益(営業利益)は18,841千円(前年同四半期比29.6%増)となり、アパレル市場低迷と新型コロナウイルス感染症の影響が見られた中国において、加工事業を中心に業績が回復し、増収増益となりました。
なお、報告セグメントに配分していない一般管理費等の全社費用は243,439千円であります。
(注)「タイベック®」は、米国デュポン社の登録商標です。
流動資産は前連結会計年度末に比べて11.1%増加し6,693,060千円となりました。これは、主として商品及び製品等の棚卸資産が564,314千円増加したためであります。
固定資産は前連結会計年度末に比べて6.5%増加し1,844,689千円となりました。これは、主として持分法による投資利益や前払年金費用の増加等で投資その他の資産が84,874千円増加したためであります。
この結果、総資産は前連結会計年度末に比べて779,073千円増加し8,537,750千円となりました。前連結会計年度末に比べて10.0%増加しており、主な要因は棚卸資産の増加によるものですが、これは前連結会計年度末は新型コロナウイルス感染症の影響で防護服等感染対策用資材の在庫量が減少していたのに対し、当四半期連結会計期間末はその在庫量が回復したためであります。それでもなお、急拡大した需要に対しては不足した状態が続いており、引き続き在庫の確保に努める必要があります。
流動負債は前連結会計年度末に比べて27.3%増加し2,337,604千円となりました。これは、主として支払手形及び買掛金等の仕入債務が570,529千円増加したためであります。
固定負債は前連結会計年度末に比べて17.3%減少し259,121千円となりました。これは、主として長期借入金が56,241千円減少したためであります。
この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べて446,410千円増加し2,596,725千円となりました。前連結会計年度末に比べて20.8%増加しており、主な要因は仕入債務の増加によるものですが、これは新型コロナウイルス感染症の影響で減少していた防護服等感染対策用資材の調達量が増加したためであります。
純資産合計は前連結会計年度末に比べて5.9%増加し5,941,024千円となりました。これは、主として利益剰余金が329,339千円増加したためであります。
当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した主要な設備の新設計画は、次のとおりであります。
(注) 1 上記の金額に消費税等は含まれておりません。
2 資金調達方法については自治体等へ補助金を申請しており、審査手続き中であります。
3 完成後の増加能力は、合理的な算定が困難なため記載を省略しております。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。