第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 経営成績の分析

当第1四半期連結累計期間(平成28年4月~6月)の日本経済は、海外経済の先行きの不透明感や熊本地震の影響など景気下押しのリスクはあるものの、雇用情勢、企業収益は改善傾向にあるなど、景気は緩やかな回復基調が続いています。 
 このような状況で、当社グループの連結売上高は347億9千9百万円、前年同期比3.9%増収、営業利益は28億3千3百万円、前年同期比34.8%増益となりました。また、経常利益は30億8百万円、前年同期比35.2%増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は19億7千5百万円、前年同期比47.3%増益となりました。

セグメントごとの業績は以下のとおりです。

 

(地上波放送事業)

放送収入のうちタイム収入は、ネット、ローカル部門ともに、改編セールス時のベースダウン(ミニ枠、深夜営業企画枠等)、特番部門は、ゴルフ中継の減少、スポーツイベントの開催月変更、これらの売上減を補う事が出来ず、118億7千万円、前年同期比3.9%減収となりました。スポット収入は、販促企画による大型出稿の取込み、各種施策によるコストアップを達成し、77億8千2百万円、前年同期比11.2%増収となりました。タイム・スポット合計では、196億5千2百万円、前年同期比1.5%増収となりました。BS収入は、8億1百万円、前年同期比4.1%減収でした。 
 番組販売収入は、「世界!ニッポン行きたい人応援団」など4月新番組は順調に推移したが、熊本地震による報道特番等の影響により9億9千1百万円、前年同期比2.3%減収となりました。

ソフトライツ収入では、4月から始まったAmazonとの連動ドラマ(毎週土曜24時20分~放送)の一作目「昼のセント酒」の配信権料が収益に大きく貢献した上に、深夜ドラマを中心とした過去の作品の配信セールスが好調に伸びました。また、海外番販でも「孤独のグルメ」シリーズを中心とする大型タイトルのセールスが成立しました。
 アニメ事業では、前年度において好調だった「妖怪ウォッチ」「アイカツ!」等の商品化の取扱が減少したものの、海外において「NARUTO」(ゲーム、配信)、「銀魂」(配信)、「BLEACH」(ゲーム、配信)などが好調に推移し、全体としてソフトライツ収入は60億1千5百万円、前年同期比11.5%増収となりました。

 

イベント収入は、「サイバーエージェントレディスゴルフトーナメント」、「THE カラオケ★バトルコンサート」などが堅調で、イベント収入全体では9千5百万円、前年同期比2.2%増収となりました。
 一方で、営業費用全体では、248億7千4百万円、前年同期比1.9%減少となりました。
 以上の結果、地上波放送事業の売上高は275億8千9百万円、前年同期比3.4%増収、営業利益は27億1千5百万円、前年同期比102.7%増益となりました。

 

(放送周辺事業)

 通信販売関連は、4月改編により日曜早朝のテレビ通販枠の放送時間が短縮になったほか、空梅雨の影響などを受け「なないろ日和!」の通販売上が伸び悩みました。これにより、㈱テレビ東京ダイレクトの売上高は20億2千9百万円、前年同期比2.1%減収となりました。
 一方、音楽出版関連は、「新世紀エヴァンゲリオン」「おそ松さん」などアニメ関連楽曲を中心とする印税収入が想定を上回りました。これにより、㈱テレビ東京ミュージックの売上高は7億8千1百万円、前年同期比7.1%増収となりました。
 また、CS放送関連では、アニメ専門チャンネル「AT-X」の加入者数横ばいが続いたものの、「ベイブレード バースト」をはじめとするライツ売上や、広告関連売上が順調に推移したことにより、㈱エー・ティー・エックスの売上高は15億6千万円、前年同期比25.8%増収となりました。
 以上の結果、上述3社を含む放送周辺事業全体の売上高は86億8千9百万円、前年同期比5.1%増収、営業利益は6億2千2百万円、前年同期比0.8%減益となりました。

 

(BS放送事業)

 放送収入は、4月編成で新たにスタートした11枠の1社提供レギュラー・広告会社買切レギュラー番組がタイムセールスの底上げに大きく貢献したほか、スポットセールスも2桁の伸びを示すなど好調でした。また特番も「日経プラス10スペシャル 見えてきた!ニッポン再成長の道」、「色彩の魔術ルノワール」、「営業企画特番」等を好調に積み上げ、放送収入全体で良好に推移しました。
 一方、費用面では、「日経プラス10」等のレギュラー番組の充実を図ったこと等による番組制作費の増加がありました。以上の結果、BS放送事業の売上高は38億6百万円、前年同期比2.4%増収、営業利益は3億4千8百万円、前年同期比0.3%増益となりました。

 

(インターネット・モバイル事業)

 インターネット・モバイル事業では、「スヌーピー」や「カナヘイの小動物」などキャラクター関連事業が引き続き好調に推移しました。その他、アニメ「おそ松さん」人気により各キャリアからのデジタルコンテンツ配分収入等も予定を上回る結果となりました。
 また、動画配信関連やEコマースでも、販路の拡大やオリジナル商品の開発など、積極的に事業拡大を行ってきました。
 以上の結果、インターネット・モバイル事業の売上高は9億9千9百万円、前年同期比5.8%増収、営業利益は8千2百万円、前年同期比7.3%増益となりました。

 

 

(2) 財政状態の分析

(資産)

流動資産は609億1千1百万円、前連結会計年度に比して40億3百万円の減となっております。これは主に、現金及び預金が49億7千5百万円の減となったことによるものです。
 固定資産は459億5千4百万円、前連結会計年度に比して65億6千9百万円の増となっております。これは主に、建設仮勘定が53億3千9百万円、投資その他の資産その他が20億9千4百万円の増となったことによるものです。

 

(負債)

流動負債は258億2千6百万円、前連結会計年度に比して18億9千1百万円の増となっております。これは主に、支払手形及び買掛金が6億6百万円、未払法人税等が14億5千3百万円、賞与引当金が15億7千2百万円の減となったものの、その他が53億6千7百万円の増となったことによるものです。
 固定負債は57億9百万円、前連結会計年度に比して2億2千8百万円の減となっております。これは主にその他が2億4千4百万円の減となったことによるものです。

 

(純資産)

純資産は753億2千9百万円、前連結会計年度に比して9億2百万円の増となっております。これは主に、その他有価証券評価差額金が3億8千5百万円の減となったものの、利益剰余金が12億6千8百万円の増となったことによるものです。

 

(3) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2千万円であります。

なお、当第1四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。