なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間(平成28年4月~12月)における日本経済は、企業収益が着実に持ち直し、設備投資や雇用情勢が改善傾向にある一方、米国大統領選挙の結果や中国経済の情勢、原油価格上昇の懸念をはじめとする海外経済の不確実性の高まり等により、景気の先行きについては、依然留意が必要な状況で推移いたしました。
このような状況で、当社グループの連結売上高は1,067億6千7百万円、前年同期比6.2%の増収、営業利益は57億1千3百万円、前年同期比13.1%の減益となりました。また、経常利益は60億3千2百万円、前年同期比11.9%の減益、親会社株主に帰属する四半期純利益は37億3千1百万円、前年同期比13.1%の減益となりました。
セグメントごとの業績は以下のとおりです。
(地上波放送事業)
放送収入のうちタイム収入は、「2016リオデジャネイロオリンピック」での売上増、またGH帯の大型特番、年末セールスが順調に推移し、377億6千4百万円、前年同期比2.3%の増収となりました。スポット収入は、夏以降、商品量(GRP)の問題や昨年の大型出稿の反動もあり、厳しい局面を迎えましたが、料金体系の見直しや販促企画によるシェアアップを達成し232億2千7百万円、前年同期比0.9%の増収となりました。タイム・スポット合計では、609億9千2百万円、前年同期比1.8%の増収となりました。BS等収入は、23億8千9百万円、前年同期比2.2%の増収でした。
番組販売収入は、「家、ついて行ってイイですか?」「30秒後に絶対見られるTV」などレギュラー番組は順調に推移しましたが、「水曜ミステリー9」「土曜スペシャル」の本数減による落ち込みを補えず、29億5千5百万円、前年同期比1.2%の減収となりました。
ソフトライツ収入は、4月から始まったAmazonとの連動ドラマ(毎週土曜24時20分~放送)の配信権料と深夜ドラマを中心とした過去作品の配信事業が好調で、引き続き収益に大きく貢献しました。さらに、人気ドラマ「孤独のグルメ」や「勇者ヨシヒコ」などの新シリーズの放送に伴い過去作のDVD販売が伸びたほか、販売がアジア圏で多数成立しました。映画事業では、「ローカル路線バス4K」や過去の作品の配信事業が好調でした。アニメ事業では、前年度において好調だった国内における「妖怪ウォッチ」の商品化の取扱が減少したものの、海外において「NARUTO」(ゲーム、配信)「BLEACH」(ゲーム、配信)などが好調に推移し、ソフトライツ収入全体では、170億2千1百万円、前年同期比32.3%の増収となりました。
イベント収入は「フィギュアスケート ジャパンオープン2016」「西本智実バレエ・くるみ割り人形」が堅調、新規出資イベントの「トミカ博」も好調に推移したものの、前年度の「フィギュアスケート ジャパンオープン2015」が高収益だったこともあり、イベント収入全体では6億1千8百万円、前年同期比32.5%の減収となりました。
一方で、営業費用全体では、787億1千5百万円、前年同期比4.7%の増加となりました。
以上の結果、地上波放送事業の売上高は841億7千3百万円、前年同期比6.4%の増収、営業利益は54億5千7百万円、前年同期比38.8%の増益となりました。
(放送周辺事業)
通信販売関連では、羽毛布団などの高額商品や年末清掃用品が健闘し、「なないろ日和!」が順調に売上を伸ばしました。日曜早朝「ものスタサンデー」放送時間短縮に伴う売上減をカバーし、㈱テレビ東京ダイレクトの売上高は62億4千8百万円、前年同期比1.3%の減収にとどまりました。
一方、音楽出版関連では、アニメ関連楽曲を中心とした国内印税収入のほか、フランスから「NARUTO」BGMの海外印税収入があったことで、㈱テレビ東京ミュージックの売上高は23億3千4百万円、前年同期比3.7%の増収となりました。
また、CS放送関連では、アニメ専門チャンネル「AT-X」の加入者数は横ばいでしたが、「おそ松さん」を始めとする投資作品の好調が続いたことから、広告関連売上やライツ売上が想定を大きく上回りました。これにより、㈱エー・ティー・エックスの売上高は44億7千3百万円、前年同期比12.5%の増収となりました。
以上の結果、上述3社を含む放送周辺事業全体の売上高は263億3千7百万円、前年同期比3.9%の増収、営業利益は18億1千2百万円、前年同期比3.3%の増益となりました。
(BS放送事業)
放送収入は、社屋移転を機に放送した「謎解き!日本ものづくり物語」「トヨタの人づくり 豊田章男の闘い~小谷真生子経済ルポスペシャル~」「アメリカ大統領選緊急特番」や、SNSと連携した「流星放送局~ふたご座流星群LIVE~」等の特番セールスが好調で、特番売上は11月、12月の2か月連続で単月売上新記録を更新しました。また、タイムセールス、その他収入も堅調に推移しました。
一方、費用面では、番組の充実を図るために「早起き日経+FT」「日経FTサタデー9」等のレギュラー番組をスタートさせたことによる番組制作費の増加や、新社屋移転に伴う費用増がありました。
以上の結果、BS放送事業の売上高は117億8千6百万円、前年同期比2.9%の増収、営業利益は9億5千9百万円、前年同期比31.0%の減益となりました。
(インターネット・モバイル事業)
インターネット・モバイル事業では、クロスメディア広告企画売上、動画配信関連売上が好調だったことに加えて、お取り寄せグルメ「虎ノ門市場」のおせちなど年末商品の販売が過去最高を達成しました。また、「スヌーピー」や「カナヘイの小動物」などキャラクター関連事業やキャリアからのアプリサービス配分収入等も堅調に推移しました。
以上の結果、インターネット・モバイル事業の売上高は40億1千9百万円、前年同期比21.4%の増収、営業利益は3億4千万円、前年同期比46.2%の増益となりました。
(資産)
流動資産は631億9千1百万円、前連結会計年度に比して17億2千2百万円の減となっております。これは主に、受取手形及び売掛金が19億4百万円の増、その他が9億6千3百万円の増となったものの、現金及び預金が49億1千2百万円の減となったことによるものです。
固定資産は534億1千7百万円、前連結会計年度に比して140億3千3百万円の増となっております。これは主に、有形固定資産が121億8千1百万円の増、投資その他の資産のその他が9億8千1百万円の増となったことによるものです。
(負債)
流動負債は328億2千1百万円、前連結会計年度に比して88億8千7百万円の増となっております。これは主に、短期借入金が50億円の増、未払費用が31億1千万円の増となったことによるものです。
固定負債は61億1千2百万円となり、前連結会計年度に比して著しい増減はありません。
(純資産)
純資産は776億7千4百万円、前連結会計年度に比して32億4千8百万円の増となっております。これは主に、利益剰余金が26億円の増、その他有価証券評価差額金が4億8千7百万円の増となったことによるものです。
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は4千9百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。