第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 経営成績の分析

当第1四半期連結累計期間(2019年4月~6月)の日本経済は、米中対立や中東情勢の緊迫化などに起因した輸出の下振れはあったものの、国内需要に牽引された非製造業の生産活動は拡大が続いています。

一方で、日本の総広告費は7年連続でプラス成長にありますが、テレビ広告についてはインターネット広告に押される形で減少傾向となっています。

こうした状況の中、当社グループの連結売上高も放送収入の伸び悩みが影響し、合計で35,629百万円、前年同期比0.9%の減収となりました。営業費用は、放送・配信向けコンテンツを強化するための制作費や、アニメ、ライツ関連の原価が増加するなど、合計で35,118百万円、前年同期比でプラス1.7%でした。この結果、営業利益は、511百万円、前年同期比64.0%減益となりました。また、経常利益は536百万円、前年同期比62.0%減益、親会社株主に帰属する四半期純利益は103百万円、前年同期比86.0%減益となりました。

今後につきましては、テレビ東京独自のコンテンツをより一層強化しつつ、アニメ、イベント、通販等、テレビ東京グループ各事業の総力を結集し、業績向上を目指してまいります。

セグメントごとの業績は以下のとおりです。

 

(地上波放送事業)

放送収入のうちタイム収入は、ネット・ローカル部門共に、大型スポーツイベントの中継でレギュラー番組を休止したことに伴う減額が想定以上に増えたこと、特番部門においても、前年同期にあった「2018 FIFA ワールドカップロシア」の反動により、タイムトータルでは11,927百万円、前年同期比4.0%減収となりました。スポット収入は、販促企画などでセールスを行ったものの、地区市況の悪化に加えて、スポーツイベント中継によるGRPの減少もあり、トータルで6,482百万円、前年同期比9.1%減収となりました。BS収入は、613百万円、前年同期比12.7%増収でした。

番組販売収入は、ローカル各局の「令和」への改元に伴う特番編成や新番組のスタート遅れにより振るわず、1,150百万円、前年同期比0.8%減収となりました。

ソフトライツ収入では、「癒されたい男」「電影少女-VIDEO GIRL MAI 2019-」など配信会社との連動ドラマや、「孤独のグルメ」「ゴッドタン」過去作などの追加印税が好調でした。また、テレビ東京ビジネスオンデマンド事業も堅調に推移しました。映画では、「日日是好日」の興行収入、「アウトレイジ最終章」のビデオグラム追加印税などが収益に貢献しました。アニメ事業は、中国をはじめとした海外での「NARUTO」の配信、ゲームが引き続き好調を維持、新たに「BORUTO」「ブラッククローバー」も順調に売上を伸ばしました。この結果、ソフトライツ収入は全体で7,145百万円、前年同期比8.1%増収となりました。

イベント収入は、「Melodix! Fes2019」「テニスの王子様ミュージカル2019 四天宝寺公演」等が堅調だったものの、前年同期の「熊谷守一展」「THEカラオケバトルコンサート」が高収益だったこともあり、イベント収入全体では153百万円、前年同期比2.6%減収となりました。

一方で、営業費用全体では、26,871百万円、前年同期比0.8%増加となりました。

以上の結果、地上波放送事業の売上高は27,673百万円、前年同期比1.7%減収、営業利益は802百万円、前年同期比46.1%減益となりました。

 

(放送周辺事業)

通信販売関連は、オリジナルゴルフクラブ「DANGAN 7シリーズ」や、除湿剤「調湿木炭出雲屋炭八」が人気商品に成長したことなどから、通販事業の好調が続きました。広告関連売上についても堅調に売上を伸ばし、これにより、㈱テレビ東京ダイレクトの売上高は3,601百万円、前年同期比7.1%増収となりました。

音楽出版関連は、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌など、楽曲の二次使用を中心とした印税収入が順調に推移しました。また、アメリカからの海外印税も売上増に貢献し、㈱テレビ東京ミュージックの売上高は720百万円、前年同期比9.2%増収となりました。

CS放送関連は、アニメ専門チャンネル「AT-X」加入者数の減少傾向が前年よりも鈍化したほか、広告関連売上が増加したことから、㈱エー・ティー・エックスの売上高は1,391百万円、前年同期比4.1%増収となりました。

一方、番組制作関連は、コンテンツ力強化のための制作費投下、人件費、機材費など営業費用が前年よりも膨らみました。

以上の結果、上述3社を含む放送周辺事業全体の売上高は10,423百万円、前年同期比4.7%増収、営業利益は641百万円、前年同期比10.6%減益となりました。

 

 (BS放送事業)

放送収入のうちタイム収入は、4月から一社提供の新規レギュラーミニ番組が複数決まり、また特番でも「世界卓球2019」や「ヨネックスレディス」、「スターツシニア」、「ニチレイレディス」といった大型のゴルフ中継があり、さらに4Kで生中継したプロ野球で冠セールスが決まるなど、レギュラー、特番ともに好調でした。一方、スポット収入は市況全体が低調で、放送収入全体では前年同期を下回りました。

その他収入はドラマの製作出資事業が堅調に推移、国内の配信販売・番組販売で増収が図られ、通販事業とイベント事業の上振れにより、前年同期を上回りました。

以上の結果、BS放送事業の売上高は4,048百万円、前年同期比3.1%増収となりましたが、4K放送に関係する費用により経費が前年同期より増加して、営業利益は100百万円、前年同期比52.6%減益となりました。

 

(コミュニケーション事業)

コミュニケーション事業では、動画関連事業の広告売上が増加し、前年を上回りました。また、キャラクター関連のデジタル、EC、ライセンス売上も堅調に推移しました。その他、新たな事業構築のための体制強化を実施し、費用投下を行いました。

以上の結果、コミュニケーション事業の売上高は1,010百万円、前年同期比5.2%増収、営業利益は50百万円、前年同期比41.8%減益となりました。

 

 

(2) 財政状態の分析

(資産)

流動資産は67,950百万円、前連結会計年度に比して3,530百万円の減となっております。これは主に、未収還付法人税等が1,567百万円の増となったものの、現金及び預金、受取手形及び売掛金がそれぞれ、3,157百万円、1,751百万円の減となったことによるものです。

固定資産は55,665百万円、前連結会計年度に比して1,323百万円の減となっております。これは主に、機械装置及び運搬具、投資有価証券がそれぞれ、439百万円、861百万円の減となったことによるものです。

 

(負債)

流動負債は32,589百万円、前連結会計年度に比して3,915百万円の減となっております。これは主に、支払手形及び買掛金、未払法人税等、賞与引当金がそれぞれ、433百万円、582百万円、1,439百万円の減となったことによるものです。

固定負債は6,352百万円、前連結会計年度に比して113百万円の増となっております。これは主に繰延税金負債が170百万円の増となったことによるものです。

 

(純資産)

純資産は84,673百万円、前連結会計年度に比して1,051百万円の減となっております。これは主に、利益剰余金、その他有価証券評価差額金がそれぞれ、602百万円、452百万円の減となったことによるものです。

 

  

(3) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は11百万円であります。

なお、当第1四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。