第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 経営成績の分析

当第3四半期連結累計期間(2019年4月~12月)における日本経済は、人手不足を背景に雇用と所得環境は底堅さを維持しているものの、米中貿易摩擦問題による外部環境の悪化と自然災害の影響で輸出や生産が低迷しました。

こうした状況の中、当社グループの連結売上高は、アニメの売上が海外を中心に好調を維持し、前年同期比20.2%増の増収となったものの、地上波の放送収入が市況低迷の影響を受けるなど前年同期比マイナス7.1%となりました。この結果、連結売上高合計で109,884百万円、前年同期比0.6%の減収となりました。営業費用は、減価償却費など4K放送に関わる費用や、配信向けコンテンツを強化するための制作費が増加しましたが、番組制作費などで経費コントロールを推し進めた結果、合計105,376百万円、前年同期比でマイナス0.4%となりました。この結果、連結の営業利益は4,507百万円、前年同期比4.4%減益となりました。また、経常利益は4,432百万円、前年同期比2.9%減益、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,345百万円、前年同期比12.2%減益となりました。

引き続き、放送事業での利益確保に努めつつ、アニメ、コンテンツ、イベント、通販等、放送外を伸ばす構造転換を進めてまいります。

セグメントごとの業績は以下のとおりです。

 

(地上波放送事業)

放送収入のうちタイム収入は、特番部門のスポーツ中継セールス等、好調に推移したものもありましたが、レギュラー部門のベースダウンが大きく、36,122百万円、前年同期比4.4%の減収となりました。

スポット収入は、東京地区のスポット広告の出稿量が低調に推移した影響が大きく、19,801百万円、前年同期比11.7%の減収となりました。タイム・スポット合計では、55,923百万円、前年同期比7.1%の減収となりました。BS収入は、1,657百万円、前年同期比0.7%の増収となりました。

番組販売収入は、「ラグビーワールドカップ」や「台風19号」などで各局での番販番組の休止が多発したほか、各局の編成事情によりレギュラーの番組販売が減少し、3,427百万円、前年同月比で1.0%の減収となりました。番組別では、「昼めし旅~あなたのご飯見せてください!~」「家、ついて行ってイイですか?」が好調だった一方、「モヤモヤさまぁ~ず2」「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」などが不調でした。

ソフトライツ収入では、番組は、ドラマ「きのう何食べた?」のビデオグラム、配信などが好調だったほか、新作放送に合わせた「孤独のグルメ」過去作などの追加印税が堅調に推移しましたが、中国向け番販の減少や新規案件は伸び悩みました。映画では、「泣くな赤鬼」などの興行が目標を下回りました。アニメ事業は、海外部門において、中国における「NARUTO」のゲームの売上が伸び、また「BORUTO」「ブラッククローバー」の配信も堅調に推移しました。この結果、ソフトライツ収入は全体で21,696百万円、前年同期比13.7%の増収となりました。

イベント収入は、フィギュアスケート「ジャパンオープン2019」「カーニバル オン アイス2019」が好調だったものの、前年同期の「オペラ座の怪人 ケン・ヒル版」が高収益だったこともあり、イベント収入全体では951百万円、前年同期比4.7%の減収となりました。

一方で、営業費用全体では、80,321百万円、前年同期比1.2%の減少となりました。

以上の結果、地上波放送事業の売上高は84,335百万円、前年同期比1.8%減収、営業利益は4,014百万円、前年同期比12.6%減益となりました。

 

 (放送周辺事業)

通信販売関連では、オリジナルゴルフクラブ「DANGAN7シリーズ」や生活雑貨を中心とした通販事業が引き続き堅調でした。暖冬の影響で冬物商品は苦戦したものの、「虎ノ門市場」のおせち料理が大きく売上を伸ばしたことから、㈱テレビ東京ダイレクトの売上高は11,558百万円、前年同期比7.6%の増収となりました。

音楽出版関連は、「Re:ゼロから始める異世界生活」「新世紀エヴァンゲリオン」など、アニメ関連楽曲の二次使用に伴う印税収入が好調に推移しました。これにより、㈱テレビ東京ミュージックの売上高は2,340百万円、前年同期比14.0%の増収となりました。

CS放送関連は、アニメ専門チャンネル「AT-X」の加入者数減少傾向は続きましたが、放送外の広告関連売上などが前年よりも増加したことから、㈱エー・ティー・エックスの売上高は4,402百万円、前年同期比13.4%の増収となりました。

以上の結果、上述3社を含む放送周辺事業全体の売上高は32,147百万円、前年同期比3.4%増収、営業利益は2,173百万円、前年同期比1.1%増益となりました。

 

(BS放送事業)

放送収入のうちスポット収入については、市況の回復が見られず、前年同期実績を下回りました。一方でタイム収入は、昨年度同様に12月1日に放送した民放5局合同企画「鶴瓶・安住の放送局漫遊記」の特番をはじめ、「T2ダイヤモンド」、「W杯団体戦」、「グランドファイナル」などの卓球中継、ジャパネットたかたとの新企画番組、さらに年末の特番セールスが好調などにより前年同期実績を上回り、放送収入全体でも前年同期実績を上回りました。

その他収入では、BSオリジナルドラマの配信を中心とした2次展開で収入を確保し、通販事業の順調な推移により売上が伸びました。

以上の結果、BS放送事業の売上高は 12,280百万円、前年同期比1.5%増収となり、4K放送に関係する費用は増加しましたが経費全体の抑制に努め、営業利益は1,041百万円、前年同期比15.7%増益となりました。

 

(コミュニケーション事業)

コミュニケーション事業では、動画広告売上が、引き続き前年を上回るペースで推移しました。キャラクター関連事業では、ECの販路拡大が寄与し堅調に推移しました。「世界卓球×カナヘイ」といったコラボレーション商品開発を行うなどリソースの有効活用にも積極的に取り組んでおります。また、体制増強のための採用も継続して実施しております。
 以上の結果、コミュニケーション事業の売上高は3,328百万円、前年同期比4.4%増収、営業利益は204百万円、前年同期比35.2%減益となりました。

 

 

 

(2) 財政状態の分析

 

(資産)

流動資産は70,978百万円、前連結会計年度に比して503百万円の減となっております。これは主に、現金及び預金が477百万円、受取手形及び売掛金が921百万円の減となったことによるものです。
 固定資産は54,780百万円、前連結会計年度に比して2,208百万円の減となっております。これは主に、機械装置及び運搬具が1,016百万円の減、投資有価証券が396百万円の減となったことによるものです。

 

(負債)

流動負債は32,271百万円、前連結会計年度に比して4,233百万円の減となっております。これは主に、未払費用が1,149百万円の減、賞与引当金が1,266百万円の減となったことによるものです。
 固定負債は6,558百万円、前連結会計年度に比して318百万円の増となっております。これは主に、繰延税金負債が350百万円の増となったことによるものです。

 

(純資産)

純資産は86,928百万円、前連結会計年度に比して1,203百万円の増となっております。これは主に、利益剰余金が1,214百万円の増となったことによるものです。

 

(3) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は40百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。