第2 【事業の状況】

 

1 【業績等の概要】

(1) 業績

当連結会計年度(平成28年10月1日~平成29年9月30日)におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢の改善などにより緩やかな回復基調を続けているものの、為替相場の変動や海外経済の不確実性が高まり、景気の動向は不透明な状況で推移しました。

このような環境の中、化粧品事業において、消費者の多様な潜在需要を取り込むことができました。

カウンセリング化粧品におけるプラセンタ高濃度配合のエイジングケア美容液や高級基礎化粧品シリーズが好調に推移しました。セルフ化粧品における基礎及びメイクの新商品や既存シリーズが伸長しました。

以上の結果、当連結会計年度の売上高は54,473百万円前期比6.4%増)、営業利益は9,986百万円同29.6%増)、経常利益は10,291百万円同31.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は7,077百万円同40.2%増)となりました。利益につきましては、いずれも過去最高を更新しました。

 

セグメントの業績は、次のとおりであります。

①化粧品事業

化粧品事業の売上高は39,197百万円前期比8.8%増)、セグメント利益は11,002百万円同15.4%増)となりました。

カウンセリング化粧品は、プラセンタ高濃度配合のエイジングケア美容液や高級基礎化粧品シリーズが好調に推移しました。

セルフ化粧品は、基礎及びメイクの新商品や既存シリーズが伸長しました。

 

②医薬・食品事業

医薬・食品事業の売上高は13,488百万円前期比1.9%増)、セグメント利益は745百万円同338.0%増)となりました。

医薬品及び食品は、順調に推移しました。

 

③その他の事業

その他の事業の売上高は1,788百万円前期比6.2%減)、セグメント利益は128百万円前期のセグメント損失は63百万円)となりました。

アパレル・ボディファッション関連及び航空関連は、前年を下回りました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末の37,895百万円に比べ2,454百万円増加し、40,350百万円となりました。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は次のとおりであります。 

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動による資金の増加は8,136百万円前期比2,175百万円の収入増)となりました。これは、主に、税金等調整前当期純利益10,289百万円と、減少要因としては法人税等の支払及び還付2,858百万円によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動による資金の減少は1,426百万円前期比48百万円の支出増)となりました。これは、主に、有形固定資産の取得による支出1,517百万円によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動による資金の減少は4,389百万円前期比749百万円の支出増)となりました。これは、主に、配当金の支払額4,252百万円によるものであります。

 

2 【生産、受注及び販売の状況】

(1) 生産実績

当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

生産高(百万円)

前年同期比(%)

化粧品事業

24,850

94.2

医薬・食品事業

7,796

99.9

その他の事業

合計

32,646

95.5

 

(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

(2) 受注実績

OEM等による受注生産を行っておりますが、金額は僅少であります。

 

(3) 販売実績

当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

販売高(百万円)

前年同期比(%)

化粧品事業

39,197

108.8

医薬・食品事業

13,488

101.9

その他の事業

1,788

93.8

合計

54,473

106.4

 

(注) 1 セグメント間の取引については相殺消去しております。

2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

3 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合

相手先

前連結会計年度

当連結会計年度

販売高(百万円)

割合(%)

販売高(百万円)

割合(%)

㈱PALTAC

6,028

11.8

7,134

13.1

㈱井田両国堂

5,992

11.7

6,996

12.8

 

 

 

3 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において、当社グループが判断したものであります。

 

(1) 会社の経営の基本方針及び中長期的な会社の経営戦略

今後の日本経済の見通しにつきましては、企業収益や雇用情勢の改善などにより緩やかな回復基調が続くことが期待されるものの、為替相場の変動や海外経済の不確実性の高まり等により、景気の先行きに対する不透明感の強まりが予想されます。

このような環境のもと、中期経営計画のテーマ「グループ各事業の持続可能な経営による節度ある成長の実現」を達成するため、以下5つの方針を実行してまいります。

1 日本におけるイノベーションと持続的利益創出

2 海外でのブランド価値向上と市場拡大

3 人材、組織の多様化とグローバル化

4 ものづくりの競争力強化

5 変化に対応できる経営の推進

 

(2) 目標とする経営指標

当社グループでは、売上高、営業利益及び自己資本当期純利益率/ROEを重要な経営指標とし、企業価値の最大化と収益性の向上を実現してまいります。

 

(3) 会社の対処すべき課題

当社グループの主要事業である化粧品及び医薬・食品事業の市場における変化や多様化に対応するため、中期経営計画のテーマ「グループ各事業の持続可能な経営による節度ある成長の実現」を推し進めていくことが対処すべき課題と認識しております。

 

4 【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある主な事項には、以下のようなものがあります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において、当社グループが判断したものであり、事業等のリスクはこれらに限られるものではありません。

 

(1) 販売制度

当社グループの化粧品事業のカウンセリング化粧品における販売形態は委託販売であり、「委託販売契約」を締結している販売代理店を通じて、お客さまに直接販売する対面販売を行っております。

従って、当社グループの販売制度は「特定商取引に関する法律」の規制を受けております。「特定商取引に関する法律」が改正された場合は、販売方法等の見直しにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

さらに、主力商品である基礎化粧品については、毎期、冬と夏の年2回「スキンケアフェア」を実施しており、その期間に対応する売上高及び利益の比重が高まる傾向があります。従って、「スキンケアフェア」の状況が当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

 

 

(2) 製造物責任及びクレーム

当社グループは、製造物責任法に基づき訴訟を提起される可能性があります。当社グループ商品及び競合他社商品の安全性をめぐるクレームや風評が発生した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。結果として当社グループ商品に欠陥や安全性に関する問題がなかった場合であっても、風評被害等の影響により、同様の影響を受ける可能性があります。当社グループの主要な原材料や仕入商品に不良品が混入していた場合にも、同様の影響を及ぼす可能性があります。また、追加的に不良品回収のためのコストや損害賠償費用等が発生する可能性があります。

重大な製造物責任や創業以来のポリシーに対する信頼を失う事がなくても、将来にわたってクレームがないとは言えず、市場での評価を落とさないとは限りません。

 

(3) 研究開発

研究技術、市場動向、業界を取り巻く情勢に対する対応能力、時代に即応した効果効能のある新商品開発力は、当社グループの市場競争力に重要な影響を与えています。化粧品は特に嗜好性の高い商品であり、開発が順調に進み商品化できた場合でも、必ずしも、お客さまに受け入れられるとは限りません。また、研究開発費は都度発生しますが、新商品の開発が長期に亘る場合は、その成果が翌期以降に及ぶ事もあり得ます。さらに、期間を延長してさらなる研究開発投資を強いられる場合や、結果として商品化できない場合もあります。当社グループとしては、お客さまの嗜好を常に察知し、流行にあった商品を提供する方針でありますが、お客さまの望む商品を提供できなかった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(4) 天候不順・景気変動

当社グループの化粧品事業における季節商品及び医薬・食品事業におけるドリンク商材の販売動向は天候の影響を受け、一般用医薬品及び医薬部外品(風邪薬、のど飴等)は、風邪等の流行の影響を受けます。また、当社グループが主に取扱う化粧品は嗜好性の高い商品であり、個人消費動向等の景気変動の影響を受けます。予測し得ない景気変動が生じ、個人消費が低迷した場合や著しい天候不順となった場合等には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(5) 自然災害等

当社グループは、高度な情報処理システムによって、多品種に及ぶ商品とその製造や物流システムを処理しています。これらのシステムとオペレーションは火事や地震等の自然災害による通信回線のトラブルや不正侵入及び破壊行為等の人為的なトラブルの影響を受ける可能性があります。

また、当社グループの主たる生産拠点は、化粧品事業では滋賀工場、医薬・食品事業では三重工場となっております。地震等の天災が発生した場合には、当社グループの生産ラインが停止し、商品の供給が行えなくなることや復旧に際して費用が発生すること等が想定されます。当社グループとしては、事前の予防措置を講じ対処する方針でありますが、自然災害やその他の予期せぬトラブルによって当社グループは重大な影響を受ける可能性があります。

 

(6) 情報セキュリティ

当社グループは、顧客情報や機密情報の管理について、情報漏洩に関する様々な技術的対策を講じるとともに、「個人情報保護規程」「情報セキュリティ管理規程」をはじめとする各種規程の整備や社員へのITリテラシー教育の実施による管理の徹底を図っております。しかしながら、予期し得ない不正アクセス等による情報漏洩が発生した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

(7) 知的財産権保護の限界

当社グループは、競合他社と差別化を図り経営の安全性と優位性を保つため、一定の知的財産権を確保する措置を講じています。また、入念な特許・商標等の調査をしながら、商品の開発をすすめております。しかしながら、他社の特許出願の公開前に開発、販売した場合など、他社特許に抵触する可能性があります。判明した場合は、交渉による解決や代替技術・原料の使用により回避する努力をすすめますが、商品の仕様変更、回収等の費用発生や、損害賠償請求権を行使された場合には当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(8) 法的規制等

当社グループは、化粧品・医薬品・食品を中心に多様な商品を製造販売、または仕入販売をしております。各事業について医薬品医療機器等法をはじめとする法規制、品質・安全・環境に関する基準、会計基準や会社法、税法、さらに労務関係や取引関係等に関する、さまざまな法規制等の適用を受けております。当社グループとしては、これらの法規制等の遵守(コンプライアンス)を徹底しておりますが、今後、これらの法規制等が変更されたり、予測できない法規制等が新たに設けられた場合には、当社グループの活動が一時的に制限され、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(9) 航空運送事業

当社グループのその他の事業において、国内連結子会社㈱ノエビア アビエーションにおける航空運送事業等、海外連結子会社ノエビア アビエーション インクにおける航空機・船舶等の仕入販売及び航空運送事業等を行っております。航空運送事業において重大な航空機事故が発生した場合等には、ブランドイメージの低下を招く恐れがあり、当社グループの業績に間接的に影響を及ぼす可能性があります。

 

5 【経営上の重要な契約等】

委託販売契約

㈱ノエビアは、販売会社及び一部のビューティ・マスター(販売代理店)との間で直接、委託販売契約を締結しております。

① 契約の本旨

販売代理店である販売会社等が顧客の注文に対して、品切れがなく常時受注できるようにし、かつ販売会社等の流通リスクを回避することであります。

② 契約先(受託者)

販売会社及び㈱ノエビアと直接取引を行っている一部のビューティ・マスター(販売代理店)

③ 委託販売商品

化粧品、トイレタリー、栄養補助食品

④ 契約期間

2ケ年(自動更新)

 

 

 

6 【研究開発活動】

当社グループは、“すべてはお客さまのために”を第一に、安全性、機能性、使い心地などを追求した、お客さまの立場にたったモノづくりの実現に向けて活動しております。化粧品及び医薬・食品に係わる広範囲の技術を統合して、美と健康に有用な独自の商品開発を推進しております。

グループ総合研究所(滋賀県)は化粧品・医薬品・食品の商品開発を推進し、東京研究所では外部研究機関と積極的な交流を図り研究領域の拡大を進め、研究開発体制の強化に努めております。

東京大学大学院医学系研究科「骨免疫学寄付講座」に寄付を介し免疫制御を扱う新規学際領域の発展に貢献しております。また東京医科大学産学連携講座「神経皮膚連携分子医学講座」では皮膚由来神経栄養因子の働きの解明を目指し、技術導入を促進させ、次世代の商品開発に取り組んでおります。

当連結会計年度における研究開発費は1,134百万円であります。

当連結会計年度における各セグメント別の研究の目的、研究成果及び研究開発費は次のとおりであります。

 

化粧品事業

当連結会計年度におきましては、技術開発力と品質保証体制の強化を図るとともに、グローバル化への対応を進め、研究開発活動のより一層の向上に努めました。当連結会計年度において開発いたしました主な商品は、以下のとおりであります。

スキンケア商品

商品名称

主な特徴

販売形態

ノエビア エンリッチ 33

30年以上にわたるノエビアのプラセンタ研究成果を応用し、天然海洋性プラセンタ「アクアプラセンタ」を高濃度配合した美容液。北海道暑寒別岳パイロットファームで栽培されたカノコソウから抽出したエキスをはじめ、12種類の植物エキスを配合。内側から湧き上がるようなハリとつやに満ちた肌へ。

カウンセリング販売

ノエビア バイオサイン

薬用ナイトスムージー

肌が本来もっている美しさを引き出す“時間リズム”に着目したオリジナルエキス「ナイトフォーカスエッセンス」と、夜の肌メカニズムに着目した「ナイトエフェクターEX」を配合した美容液。夜の間に、日中のダメージから肌を開放。

カウンセリング販売

なめらか本舗 シリーズ

保湿ラインへ、とろんと濃ジェル エンリッチ、ジェル美容液マスクを投入。

セルフ販売

ノブ L&Wシリーズ

エンリッチローションEX、クレンジングオイルジェル、ウォッシングフォームを追加。刺激を感じやすい敏感な肌にうるおいを与え、ハリや透明感のあふれる肌に。

セルフ販売

 

メイクアップ商品

商品名称

主な特徴

販売形態

ノブ メイクアップシリーズ

敏感な肌にも使えるだけでなくあなたのキレイをしっかりサポート。ルースパウダーUVなど9品を投入。

セルフ販売

エクセル シリーズ

リップケアオイル、シャイニーシャドウなど人気商品に新色。色・ツヤ・フォルムが1本で決まるリップスーツ、とろけるような描き心地のカラーラスティングジェルライナーを投入。

セルフ販売

毛穴パテ職人 シリーズ

つるつる美肌な仕上がりBBミネラルパウダーに新色。すっぴん美容パテ、ミネラルCCクリーム3タイプ投入。

セルフ販売

 

基礎研究分野 

北海道暑寒別岳パイロットファームで栽培されたホッカイトウキ根の抽出物が、コラーゲンの産生とコラーゲン線維の形成を促進することを明らかにしました(「第34回和漢医薬学会学術大会」にて発表)。

ブルガリアンローズの香りは温かさ・深み・重みを感じさせ、同時に脳血流が増加することを報告しました(「第19回日本感性工学会大会」にて発表)。

脳血流が変化するスキンケア・マッサージ手法を開発し、フェイシァルマッサージの継続によって脳活動や心理面に認められた効果を発表しました(「日本抗加齢協会第1回学術フォーラム」にて発表)。

イソフラボンの一種エクオールの外用が皮膚バリア機能に影響し、皮膚の状態を改善させることを報告しました(「日本抗加齢協会第1回学術フォーラム」にて発表)。

当事業における研究開発費は959百万円であります。

 

医薬・食品事業

当連結会計年度におきましては、美容と健康に関わる医薬・食品の研究開発を推進しており、お客さまにご満足いただける商品をスピーディかつタイムリーにお届けできるよう注力してまいりました。当連結会計年度において開発いたしました主な商品は、以下のとおりであります。

医薬品・医薬部外品

商品名称

主な特徴

販売形態

トキワ アレブロック

眠気に対するアレルギー薬特有の副作用を改善した鼻炎内服薬。1日1錠で効くエピナスチン塩酸塩を配合した、スイッチOTC医薬品(第2類医薬品)。

配置販売

医薬品 南天のど飴 シリーズ

南天実乾燥エキス配合の医薬品咳止め薬、南天のど飴に新味(はちみつぶどう風味)追加。

セルフ販売

 

食品

商品名称

主な特徴

販売形態

ノエビア 沈香葉

香木の王様と称される沈香から採取した沈香葉エキスを配合したサプリメント。沈香葉エキスに含まれるゲンクワニン配糖体、乳酸菌(EC-12)、オリゴ糖を配合。体内環境をサポートし、すっきり快調な毎日に。

カウンセリング販売

ノエビア ローズヒップ酢

ローズヒップ果汁を発酵させたローズヒップ酢由来の果実酢。お酢独特の風味を美味しく飲めるようにオレンジはちみつを配合し飲みやすさにこだわった商品。また、自社研究施設で生産した南大東島の海塩とにがりを配合し、熱中症対策にもおすすめの清涼飲料水。

カウンセリング販売

トキワイチョウ葉ドリンク+

“認知機能の一部である記憶力(言葉や図形などを覚え、思い出す能力)を維持する”ことが報告されているイチョウ葉由来フラボノイド配糖体及びイチョウ葉由来テルペンラクトンを配合した機能性表示食品。飲みやすい黒糖抹茶風味。

配置販売

アイルテインPlus

“目の黄斑色素密度を上昇させ、コントラスト感度を改善させることで、目の調子を整える”ことが報告されているルテイン・ゼアキサンチンを配合した機能性表示食品。飲みやすい軟カプセル。

配置販売

D sleep

(ディースリープ)

“睡眠の質(眠りの深さ)の向上に役立つ”ことが報告されているラフマ由来ヒペロシド及びラフマ由来イソクエルシトリンを配合した機能性表示食品。小粒の飲みやすい錠剤。

セルフ販売

 

基礎研究分野 

イソフラボン含有ドリンクの長期摂取により体内のエクオール量が増加し、皮膚の水分量と粘弾性が改善することを報告しました(「日本抗加齢協会第1回学術フォーラム」にて発表)。

当事業における研究開発費は174百万円であります。

 

その他の事業

研究開発活動を行っておりません。

 

7 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。

(1) 経営成績の分析

① 売上高及び営業利益

売上高は、前連結会計年度より3,293百万円増加し、54,473百万円前期比6.4%増)となりました。当連結会計年度は、企業収益や雇用情勢の改善などにより緩やかな回復基調を続けているものの、為替相場の変動や海外経済の不確実性が高まり、景気の動向は不透明な状況で推移しました。化粧品事業におけるカウンセリング化粧品は、プラセンタ高濃度配合のエイジングケア美容液や高級基礎化粧品シリーズが好調に推移しました。セルフ化粧品は、基礎及びメイクの新商品や既存シリーズが伸長しました。医薬・食品事業における医薬品及び食品は、順調に推移しました。

売上原価は、前連結会計年度より716百万円増加し18,712百万円(同4.0%増)となりました。主に化粧品事業の売上伸長に伴い、売上原価が増加したことによるものです。

販売費及び一般管理費は、前連結会計年度より296百万円増加し25,775百万円(同1.2%増)となりました。化粧品事業へマーケティング費用を積極的に投下したことによるものです。

この結果、営業利益は、前連結会計年度より2,279百万円増加し9,986百万円(同29.6%増)となりました。

② 営業外損益及び経常利益

営業外損益は、受取和解金及び保険配当金等により、305百万円の収益(純額)となりました。

この結果、経常利益は、前連結会計年度より2,458百万円増加し10,291百万円(同31.4%増)となりました。

③ 特別損益及び親会社株主に帰属する当期純利益

特別損益は、減損損失等により、1百万円の損失(純額)となりました。

この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度より2,028百万円増加し7,077百万円(同40.2%増)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ3,857百万円増加し、93,567百万円となりました。主に、現金及び預金が2,464百万円受取手形及び売掛金が1,041百万円それぞれ増加したことによるものです。

当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ401百万円増加し、34,202百万円となりました。主に、未払法人税等が568百万円増加したことによるものです。

当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ3,456百万円増加し、59,365百万円となりました。主に、その他の包括利益累計額合計が568百万円増加したことと、前期末配当4,254百万円による減少と親会社株主に帰属する当期純利益7,077百万円により、利益剰余金が2,823百万円増加したことによるものです。

以上の結果、自己資本比率は63.2%1株当たり純資産は1,669.18円となり、前連結会計年度末に比べて自己資本比率は1.1%の増加、1株当たり純資産は95.68円の増加となりました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況の分析

当連結会計年度の現金及び現金同等物の期末残高は40,350百万円であり、前連結会計年度末の37,895百万円に比べ2,454百万円増加いたしました。当連結会計年度の各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因につきましては、第2[事業の状況]1[業績等の概要](2)キャッシュ・フローの状況のとおりであります。

今後の資金使途につきましては、内部留保により財務体質の強化を図る一方、研究開発等に取り組むことで将来キャッシュ・フローの創出につなげ、資本効率の向上を図ってまいります。また、一時的な余剰資金の運用につきましても、安全性を第一に考慮し運用商品の選定を行ってまいります。