文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、年初からの円高進行の中、政府の経済政策や日銀による積極的な金融緩和策が継続されましたが、4月中旬に発生した熊本地震の被害により足許の景気は下押しされました。
海外においては、引き続き新興国経済が鈍化しており、また欧州においても、6月下旬の英国での国民投票の結果を受け、英国のEU離脱による世界経済への影響に対し懸念が広がるなど、先行き不透明な状況が続いております。
当社グループが属する半導体業界におきましては、スマートフォンの成長がグローバルで鈍化傾向にあることなどから、需要が弱含む状況が継続いたしました。
このような状況の下、当社グループの売上高は、ウエハレベルパッケージに関する事業の譲渡やシステムLSI事業の生産拠点である九州事業所における震災の影響により、前四半期と比較して減少いたしました。
その結果、当第1四半期連結累計期間における当社グループの売上高は4,116百万円(前年同期比28.4%減)、営業利益は353百万円(前年同期比49.3%減)、経常利益は350百万円(前年同期比49.8%減)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は、日台租税協定の発効に伴い繰延税金負債の取崩しを実施したこと等により156百万円(前年同期比66.4%減)となりました。
セグメント別の業績は以下のとおりであります。なお、セグメント別の業績には連結調整額、為替換算レート調整額及びセグメント別に配分されない費用を含んでおりません。
当第1四半期連結累計期間のメモリ事業は、前四半期と比較して、国内におけるモバイル向け受託量の減少や生産ミックスの変化による悪影響が、台湾におけるモバイル向け受託量拡大の影響を上回りました。このため、費用の削減を進めたものの、売上高、利益ともに減少いたしました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間のメモリ事業の売上高は2,846百万円(前年同期比18.7%減)、セグメント利益は739百万円(前年同期比16.6%減)となりました。
当第1四半期連結累計期間のシステムLSI事業は、前四半期と比較して、国内においては、ウエハレベルパッケージに関する事業の譲渡(注)に伴う影響に加え、熊本地震の影響による一時的な工場の停止や、被災した一部顧客からの受託量減少により、売上高が減少いたしました。一方、台湾においては、受託量の増加により売上高が過去最高となりました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間のシステムLSI事業の売上高は1,341百万円(前年同期比36.0%減)、セグメント損益は32百万円の損失(前年同期は165百万円の利益)となりました。
(注)ウエハレベルパッケージに関する事業は、会社分割により新会社に承継させたうえで、全株式を平成28年4月1日付でアオイ電子株式会社に譲渡いたしました。
当第1四半期連結会計期間末における総資産は36,821百万円となり、前連結会計年度末比987百万円の増加となりました。これは主に、現金及び預金が1,235百万円、有形固定資産が1,300百万円それぞれ増加した一方で、受取手形及び売掛金が1,186百万円、投資その他の資産が234百万円それぞれ減少したことによるものです。なお、当第1四半期連結累計期間の設備投資額は4,075百万円となりました。
負債は13,518百万円となり、前連結会計年度末比1,338百万円の増加となりました。これは主に、設備投資資金の調達で長期借入金が1,083百万円、リースでの検査装置の調達に伴いリース債務が496百万円それぞれ増加したことによるものです。
純資産は23,302百万円となり、前連結会計年度末比350百万円の減少となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が156百万円増加しましたが、一方で為替相場の変動の影響により、為替換算調整勘定が290百万円、非支配株主持分が223百万円それぞれ減少したことによるものです。
当第1四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は8,408百万円となり、前連結会計年度末比1,335百万円の増加となりました。
当第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、1,766百万円の純収入(前年同期比68.9%の収入増)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益311百万円、減価償却費1,209百万円、売上債権の減少1,067百万円などにより資金が増加した一方、仕入債務の減少421百万円、法人税等の支払299百万円により資金が減少したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、2,339百万円の純支出(前年同期比4.6%の支出増)となりました。これは主に、事業譲渡による収入596百万円があったものの、有形固定資産の取得による支出3,268百万円があったことにより資金が減少したためです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、2,003百万円の純収入(前年同期比108.2%の収入増)となりました。これは主に、設備投資資金の調達等で借入金による収入が長短合わせて2,241百万円、セール・アンド・リースバック取引による収入762百万円があったことにより資金が増加した一方、借入金の返済による支出が長短合わせて599百万円、リース債務の返済による支出が307百万円あったことにより資金が減少したことによるものです。
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は6百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第1四半期連結累計期間において、ウエハレベルパッケージに関する事業の譲渡などにより、システムLSI事業の従業員数が前連結会計年度の末日に比べ、107名減少しております。
なお、従業員数は就業人員数(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であります。