当第2四半期連結累計期間において、前連結会計年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて以下を除き重要な変更はありませんが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大による影響は、当社グループの経営成績及び財政状態にも少なからず影響を及ぼす可能性があるものと認識しております。
なお、文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(上場廃止に関するリスクについて)
当社株式は、2021年3月30日付にて上場廃止基準に係る猶予期間入り銘柄となりましたが、2021年4月30日付で上場廃止に係る猶予期間入りの指定から解除されましたので、前連結会計年度の有価証券報告書「第2 事業の状況 2 事業等のリスク (8)その他②」に記載した当該リスクは解消いたしました。
文中の将来に関する事項は、当第2四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、一部製造業においては業績が好調な企業もあるものの、非製造業の業績は概ね厳しく、個人消費も二極化しており、日本経済は先行きが見通しづらい状況が続いております。製薬業界におきましては、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により業績が厳しい企業が多いものの、新たな新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のmRNAワクチンや治療薬の開発のほか、新薬開発への取り組みが活発化してきております。
このような環境下において、当第2四半期連結累計期間における当社グループの業績は以下の通りとなりました。
販売済みの医薬品については、以下の通りとなりました。
ヒト用医薬品につきましては、HK inno.N Corporation(本社:韓国ソウル市)に導出した胃食道逆流症治療薬(tegoprazan/販売名:K-CAB®)は、季節変動要因により前半期比で52.5%減となりましたが、前年同四半期比では28.7%増となり、前年に引き続き販売が好調に推移しております。
ペット用医薬品につきましては、Elanco Animal Health Inc.(本社:米国インディアナ州)に導出した犬の骨関節炎治療薬として販売されているEP4拮抗薬(grapiprant/販売名:GALLIPRANT®)は、前四半期比で4.9%増となり米国において好調に推移しております。また、犬の食欲不振症の適応を持つグレリン受容体作動薬(capromorelin/販売名:ENTYCE®)は、季節変動要因により前四半期比95.8%増となっており、順調に推移しております。
導出済みの医薬品については、連結子会社のテムリック株式会社(以下、「テムリック社」)がSyros Pharmaceuticals Inc.(本社:米国マサチューセッツ州)に導出したレチノイン酸受容体α作動薬(タミバロテン/TM-411/SY-1425)の米国における第Ⅲ相臨床試験において最初の被験者への投与が2021年5月に行われ、テムリック社はマイルストン収入を受領いたしました。
共同研究プロジェクトにおきましては、あすか製薬株式会社との共同研究が順調に進んでいるほか、自社開発プロジェクトにおきましては、開発候補化合物創出に向けた取り組みを推進しております。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、事業収益1,320百万円(前年同四半期比254.3%増)、営業利益314百万円(前年同四半期は、営業損失△403百万円)、経常利益432百万円(前年同四半期は、経常損失△402百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益302百万円(前年同四半期は、親会社株主に帰属する四半期純損失△459百万円)となりました。
事業収益の主な内訳は、マイルストン収入が748百万円(前年同四半期は、-百万円)、販売ロイヤルティ収入488百万円(前年同四半期比45.4%増)となりました。一方、事業費用については、総額が1,005百万円(前年同四半期比29.6%増)となり、その主な内訳は事業原価174百万円(前年同四半期比201.8%増)、研究開発費496百万円(前年同四半期比10.2%増)及びその他の販売費及び一般管理費334百万円(前年同四半期比24.9%増)となりました。なお、その他の販売費及び一般管理費の増加要因については、株主提案に伴う株主総会関連費用が、60百万円と例年の2倍以上に膨れたことによるものであります。
(2)財政状態の分析
(資 産)
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ517百万円増加(12.2%増)し、4,768百万円となりました。これは主に、現金及び預金の増加631百万円及び有価証券の減少179百万円によるものであります。
(負 債)
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ185百万円増加(77.2%増)し、425百万円となりました。これは主に、未払金の増加83百万円、未払法人税等の増加85百万円によるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ331百万円増加(8.3%増)し、4,342百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益302百万円の計上及びその他有価証券評価差額金の増加28百万円によるものであります。
以上の結果、自己資本比率は90.8%(前連結会計年度末比3.3ポイント減)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」)は、前連結会計年度末に比べ71百万円増加(3.5%増)し、2,133百万円(前年同四半期は、2,152百万円)となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により獲得した資金は、368百万円(前年同四半期は、資金の使用△35百万円)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益436百万円及び減価償却費67百万円を計上したことのほか、売上債権の減少89百万円による資金の獲得、前払費用の増加△142百万円による資金の使用によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、△372百万円(前年同四半期は、資金の獲得9百万円)となりました。これは主に、定期預金の預入による支出△207百万円、有価証券の取得による支出△100百万円、投資有価証券の取得による支出△100百万円及び投資有価証券の売却による収入110百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は、△5百万円(前年同四半期は、資金の使用△0百万円)となりました。これは主に、リース債務の返済による支出△5百万円によるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第2四半期連結累計期間において、前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、496百万円であります。また、当第2四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループは、事業活動のための適切な流動性の確保及び投資家から賛同を得られる株主価値向上のための資金調達戦略の提示と実行を基本方針としております。
資本の財源につきましては、医薬品の上市品目が増えたことにより、長期的かつ安定的なロイヤルティ収入が主要な財源となっております。一定規模以上の臨床開発を除き、ロイヤルティ収入を基本とした医薬品の研究開発を進めてまいります。
資金の流動性につきましては、当第2四半期連結会計期間末における流動比率は883.2%となっており、十分な流動性を確保できているものと認識しております。
当第2四半期連結累計期間の四半期連結キャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況 2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (3) キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。