なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府の経済対策や金融緩和政策の効果により緩やかな回復基調にあるものの、円安に伴う物価上昇や先行き不透明感から個人消費の回復は足踏み状態が続いております。
スナック菓子市場は、消費税増税の影響で一時的に需要が落ち込んだ前年を上回って堅調に推移しました。
このような環境にあって、当社グループは、引続き、イノベーション(成長戦略)とコスト・リダクションを経営の二本柱とする事業活動を推進しました。国内事業では、ポテト系スナックやシリアル食品の「フルグラ」が好調で高い市場シェアを維持することができました。海外事業では、北米の「Harvest Snaps」と韓国の「Honey Butter Chip」が引続き好調で、収益拡大に貢献しました。また、海外事業のさらなる拡大に向けて、平成27年4月にシンガポールでの売上・シェア拡大を目的として販売代理店を子会社化いたしました。一方、業績不振が続いていた中国の子会社、カルビー(杭州)食品有限公司については合弁契約を解消し、当社及び伊藤忠商事株式会社が保有する持分の全てを康師傅方便食品投資(中国)有限公司に譲渡することといたしました。
コスト・リダクションでは、生産効率の向上による製造原価率の低減、在庫の削減と販売管理費の効率的運用に努めました。
当第2四半期連結累計期間の売上高は、食品製造販売事業が好調に推移したことにより、120,942百万円(前年同四半期比13.8%増)となりました。利益面では、円安に伴う原材料価格の上昇や償却負担増により売上原価率が上昇しましたが、増収による利益増により、営業利益は12,808百万円(前年同四半期比11.7%増)となりました。経常利益は、開業費349百万円、発売延期となった成型ポテトチップスに係るたな卸資産廃棄損297百万円を計上したことなどにより、12,333百万円(前年同四半期比0.9%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は7,654百万円(前年同四半期比8.4%増)となりました。
| 平成27年3月期 | 平成28年3月期 | 伸び率(%) | 現地通貨 | ||
金額 | 構成比 | 金額 | 構成比 | |||
国内売上高 | 96,399 | 90.7 | 106,070 | 87.7 | +10.0 | +10.0 |
海外売上高 | 9,870 | 9.3 | 14,871 | 12.3 | +50.7 | +34.2 |
合計 | 106,270 | 100.0 | 120,942 | 100.0 | +13.8 | +12.3 |
・事業別の状況
(食品製造販売事業)
食品製造販売事業の売上高は、ポテト系スナックやシリアル食品、海外事業が貢献し、119,204百万円(前年同四半期比13.9%増)となりました。
・スナック菓子
スナック菓子の売上高は、100,394百万円(前年同四半期比11.1%増)となりました。
① ポテト系スナック
ポテト系スナックの売上高は、61,272百万円(前年同四半期比8.3%増)となりました。
「ポテトチップス」の売上高は、発売40周年を迎えたベーシックシリーズや「堅あげポテト」が好調で、37,182百万円(前年同四半期比11.3%増)となりました。「じゃがりこ」の売上高は、「たらこバター」の売上が伸長し、17,436百万円(前年同四半期比2.7%増)となりました。「Jagabee」の売上高は、期間限定品が好調で4,653百万円(前年同四半期比4.5%増)となりました。
② 小麦系スナック
小麦系スナックの売上高は、「おさつスナック」などが好調で、10,997百万円(前年同四半期比2.8%増)となりました。
③ コーン系スナック
コーン系スナックの売上高は、「ドリトス」の売上が堅調に推移したことに加え、「ギャレット ポップコーン ショップス」の新店効果もあり、9,179百万円(前年同四半期比3.6%増)となりました。
④ 国内その他スナック
国内その他スナックの売上高は、「ベジップス」が減収となったことなどにより、4,073百万円(前年同四半期比6.8%減)となりました。
⑤ 海外事業
海外事業の売上高は、北米事業と韓国事業が好調で14,871百万円(前年同四半期比50.7%増)となりました。北米では、ミシシッピ州の新工場で6月に「Harvest Snaps」の生産を開始しました。
・その他食品(ベーカリー、シリアル食品)
その他食品の売上高は、5月に生産能力を拡大したシリアル食品の「フルグラ」の売上が大きく伸長し、18,810百万円(前年同四半期比32.1%増)となりました。
(その他)
その他の売上高は、物流事業及び販売促進ツールの売上がともに前年を上回り、1,737百万円(前年同四半期比6.2%増)となりました。
なお、セグメントの業績につきましては、当社グループの報告セグメントが「食品製造販売事業」のみであることから、記載を省略しております。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結累計期間末における資産は、前連結会計年度末に比べ2,797百万円増加し164,766百万円となりました。この主な要因は、有価証券が減少しましたが、たな卸資産及び有形固定資産が増加したことによるものです。有価証券の減少はコマーシャルペーパーが償還されたことによるものです。たな卸資産の増加は原料じゃがいもの最大の産地である北海道が収穫期を迎えたことによるものです。有形固定資産は売上成長が続いているシリアル食品や北米の生産設備を取得したことにより増加しました。
負債は、未払法人税等やその他の流動負債が減少したことにより、前連結会計年度末に比べ2,087百万円減少し、41,080百万円となりました。
純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上などにより、前連結会計年度末に比べ4,885百万円増加し、123,685百万円となりました。
この結果、自己資本比率は68.7%となり、前連結会計年度末に比べ1.0ポイント上昇しました。また、1株当たり純資産額は847円81銭となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ2,057百万円増加し、44,629百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、未払消費税等は減少しましたが、売上債権の減少や減価償却費の増加などにより、収入が前年同四半期に比べ481百万円増加し、9,370百万円の収入となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、シリアル食品や北米の生産設備の取得などにより、支出が前年同四半期に比べ3,445百万円増加し、4,188百万円の支出となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、非支配株主からの払込みによる収入は増加したものの、配当金の支払額が増加したことにより、支出が前年同四半期に比べ294百万円増加し、2,869百万円の支出となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は1,102百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 従業員数
当第2四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数の著しい増減はありません。
(7) 生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売実績の著しい変動はありません。
(8) 主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変更はありません。