なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間における日本経済は、政府の経済政策・金融緩和政策の効果により緩やかな回復基調にあるものの、乱高下する株式市場への懸念等から、個人消費は停滞基調にあり、消費者物価についても低迷が続いています。また、為替に関しては、世界経済の先行き不安等から前期に比べ円高基調で推移しています。
国内スナック菓子市場は前期からほぼ横ばいで推移しましたが、シリアル市場は「フルグラ」が牽引したことにより、引き続き大きく成長しました。
このような環境の下、当社グループは、イノベーション(成長戦略)とコスト・リダクションを経営の二本柱として、事業活動を推進しました。
国内事業では、シリアル食品「フルグラ」の生産能力を増強し、その売上と市場シェアを拡大することができました。また、ポテトチップスは前年同四半期と比べて減収となったものの、70%超の高い市場シェアを維持することができました。
海外事業では、特に既進出市場における事業の強化を図りました。北米では、昨年操業を開始した新工場を含めた2工場体制での安定した生産管理、販売体制の確立に注力しました。英国では、本格的なプロモーションを実施し、売上の拡大を図りました。また、当四半期からスペインにおいて、豆系スナック「Snapea Crisps」の英国からの輸入販売を開始しました。
コスト・リダクションでは、引き続き生産効率の向上、原材料費の低減等に取り組みました。
当第1四半期連結累計期間の売上高は、食品製造販売事業が好調に推移したことにより、61,756百万円(前年同四半期比3.2%増)となりました。利益面では、積極的な販売促進活動により販売費が増加したものの、増収効果に加えて、原材料費、動力費等の原価が低減したことにより、営業利益は7,130百万円(前年同四半期比16.9%増)、営業利益率は11.5%(前年同四半期比1.3ポイント増)となりました。
また、為替差損800百万円等により、経常利益は、6,339百万円(前年同四半期比4.6%増)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は3,832百万円(前年同四半期比10.0%増)となりました。
| 平成28年3月期 | 平成29年3月期 | 伸び率(%) | 現地通貨 | ||
金額 | 構成比 | 金額 | 構成比 | |||
国内売上高 | 51,965 | 86.9 | 54,453 | 88.2 | + 4.8 | + 4.8 |
海外売上高 | 7,866 | 13.1 | 7,303 | 11.8 | △ 7.2 | + 5.5 |
合計 | 59,831 | 100.0 | 61,756 | 100.0 | + 3.2 | + 4.9 |
・事業別の状況
(食品製造販売事業)
食品製造販売事業の売上高は、ポテト系スナック、海外事業が減収となったものの、シリアル食品が大きく貢献し、60,898百万円(前年同四半期比3.4%増)となりました。
・スナック菓子
スナック菓子の売上高は、48,120百万円(前年同四半期比2.2%減)となりました。
① ポテト系スナック
ポテト系スナックの売上高は、29,407百万円(前年同四半期比1.6%減)となりました。「ポテトチップス」の売上高は、売上好調による馬鈴しょ供給不足の懸念から生産調整を行ったため、17,482百万円(前年同四半期比4.9%減)となりました。「じゃがりこ」の売上高は、ベーシックシリーズが貢献し、8,569百万円(前年同四半期比1.8%増)となりました。「Jagabee」の売上高は、ほぼ横ばいの2,185百万円(前年同四半期比0.3%減)となりました。
② 小麦系スナック
小麦系スナックの売上高は、「かっぱえびせん」「チーズビット」等が堅調で、5,560百万円(前年同四半期比2.6%増)となりました。
③ コーン系、豆系スナック
コーン系、豆系スナックの売上高は、「さやえんどう」等の豆系スナックが好調であり、4,703百万円(前年同四半期比2.6%増)となりました。
④ その他新規スナック
その他新規スナックの売上高は、1,146百万円(前年同四半期比21.3%減)となりました。
⑤ 海外事業
海外事業の売上高は、主に円高の影響により7,303百万円(前年同四半期比7.2%減)となりました。北米は新製品の投入や販売促進活動が奏功し、現地通貨ベースでは増収となったものの、円貨ベースでは減収となりました。一方で、韓国は当四半期から新工場が稼働したものの、生産・販売体制の立ち上げが遅れたことにより、減収となりました。昨年から新規参入した英国では、本格的に売上拡大に向けたプロモーションを行い、増収に寄与しました。
・シリアル食品、ベーカリー等
シリアル食品、ベーカリー等の売上高は、当四半期に生産能力を拡大したシリアル食品の「フルグラ」の売上が大きく伸長し、12,777百万円(前年同四半期比31.5%増)となりました。
(その他)
その他事業の売上高は、858百万円(前年同四半期比5.6%減)となりました。
なお、セグメントの業績につきましては、当社グループの報告セグメントが「食品製造販売事業」のみであることから、記載を省略しております。
(2) 財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における資産は、前連結会計年度末に比べ6,855百万円減少し168,023百万円となりました。この主な要因は、有価証券ならびにその他資産が減少したことによるものです。有価証券の減少は運用資金の減少によるものであり、その他資産は前渡金の減少に伴うものです。
負債は、未払法人税等および支払手形・買掛金が減少したことにより、前連結会計年度末に比べ4,167百万円減少し、39,241百万円となりました。
純資産は、為替影響による為替換算調整勘定等の減少により、前連結会計年度末に比べ2,687百万円減少し、128,781百万円となりました。
この結果、自己資本比率は70.8%となり、前連結会計年度末に比べ1.7ポイント上昇しました。また、1株当たり純資産額は890円39銭となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ650百万円減少し、46,673百万円となりました。
当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、仕入債務の減少がありましたが、為替差損の計上や未払消費税の増加等により、収入が前年同四半期に比べ4,907百万円増加し、6,840百万円の収入となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に有価証券の償還による収入が減少したことにより、支出が前年同四半期に比べ3,096百万円増加し、2,137百万円の支出となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に配当金の支払額が増加したことにより、支出が前年同四半期に比べ781百万円増加し、4,446百万円の支出となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発費の総額は508百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 従業員数
当第1四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数の著しい増減はありません。
(7) 生産、受注及び販売の実績
当第1四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売実績の著しい変動はありません。
(8) 主要な設備
当第1四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変更はありません。