なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間における日本経済は、企業の生産活動や輸出の持ち直し、良好な雇用・所得環境等緩やかな景気回復基調にはあるものの、消費者マインドは依然として弱く、個人消費は力強さを欠く状況が続きました。また、11月以降の円安により景況感の改善が見られる一方、原油価格の底打ちと円安による原材料費の上昇が業績に悪影響を及ぼすことが懸念され、先行き不透明な経営環境にあります。
このような状況の下、当社グループの国内事業においては、上期には北海道の台風被害による原材料調達不足の懸念から、ポテトチップスの一部新製品の発売延期等の生産調整を行いましたが、新規に投入した成型ポテトチップス「ポテトチップスクリスプ」の売上拡大や積極的な販売促進活動により、国内スナック事業は前年同期並みとなりました。また、シリアル食品「フルグラ」は、好調な需要が続いており、前年同期から売上を伸ばしました。その結果、国内の売上高全体では、前年同期を上回りました。一方、海外事業における売上高は、円高による為替換算の影響を受けたことから、前年同期を下回りました。
当第3四半期連結累計期間の売上高は、188,944百万円(前年同期比2.0%増)となりました。営業利益については、国内を中心とした売上の増加、原材料費等の低減があったものの、海外事業の主力地域における売上減少や積極的な販売促進活動に伴い販売費が増加したことにより22,244百万円(前年同期比1.5%増)となり、営業利益率は11.8%(前年同期並み)となりました。
また、新設海外子会社の開業費ならびにたな卸資産廃棄損の減少により、経常利益は22,328百万円(前年同期比5.2%増)となり、前年同期を上回りました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、海外合弁企業の利益減少により非支配株主に帰属する四半期純利益が減少したことにより、14,407百万円(前年同期比7.6%増)となり、前年同期を上回りました。
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平成28年3月期 |
平成29年3月期 |
伸び率(%) |
現地通貨 |
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金額 |
構成比 |
金額 |
構成比 |
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国内売上高 |
162,934 |
88.0 |
168,045 |
88.9 |
+ 3.1 |
+ 3.1 |
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海外売上高 |
22,232 |
12.0 |
20,899 |
11.1 |
△ 6.0 |
+ 6.7 |
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合計 |
185,166 |
100.0 |
188,944 |
100.0 |
+ 2.0 |
+ 3.6 |
・事業別の状況
(食品製造販売事業)
食品製造販売事業の売上高は、ポテト系スナック、コーン系スナックの売上減少ならびに海外事業の売上減少があったものの、シリアル食品の売上伸長と新規スナックの販売開始が貢献し、186,280百万円(前年同期比2.0%増)となりました。
・スナック菓子
スナック菓子の売上高は、150,770百万円(前年同期比0.9%減)となりました。
① ポテト系スナック
ポテト系スナックの売上高は、94,620百万円(前年同期比0.3%減)と前年同期を下回りました。「ポテトチップス」の売上高が、馬鈴しょ調達不足の懸念から、一部新製品の発売延期等の生産調整を行ったことにより、57,207百万円(前年同期比2.1%減)となりました。一方、「じゃがりこ」の売上高は、堅調な需要に加えフレーバー展開による充実した品揃えが貢献し、27,355百万円(前年同期比4.0%増)となりました。「Jagabee/じゃがポックル」の売上高は、主にJagabeeの売上減少により、10,057百万円(前年同期比1.4%減)となりました。
② 小麦系スナック
小麦系スナックの売上高は、「サッポロポテト」等の各製品の売上は底堅く推移し、16,694百万円(前年同期比0.7%増)となり、前年同期とほぼ横ばいとなりました。
③ コーン系、豆系スナック
コーン系、豆系スナックの売上高は、「さやえんどう」等の豆系スナックが好調だったものの、ポップコーン等のコーン系スナックの売上高が減少し、13,142百万円(前年同期比7.9%減)となり、前年同期を下回りました。
④ その他新規スナック
その他新規スナック等の売上高は、第2四半期から販売を開始した成型ポテトチップス「ポテトチップスクリスプ」の貢献により、5,412百万円(前年同期比32.1%増)となり、前年同期を大幅に上回りました。
⑤ 海外事業
海外事業の売上高は、為替換算の影響により20,899百万円(前年同期比6.0%減)となり、前年同期を下回りました。主力地域である北米では、主に大手顧客に対する売上が減少したことにより、韓国では、新製品上市の遅れによって売上の拡大が進まず、売上高はいずれも前年同期を下回りました。一方、当期から本格参入した英国と、第2四半期から販売を開始したインドネシア等が増収に寄与しました。なお、為替換算の影響を除く実質ベースの売上高は、前年同期から6.7%の増収となりました。
・シリアル食品、ベーカリー等
シリアル食品、ベーカリー等の売上高は、第1四半期に生産能力を拡大したシリアル食品「フルグラ」の売上が大きく貢献し、35,509百万円(前年同期比16.1%増)となり、前年同期を大幅に上回りました。
(その他)
その他事業の売上高は、物流事業ならびに販売促進ツールの売上高は減少しましたが、馬鈴しょ関連の売上が増加したこと等から、2,664百万円(前年同期比8.4%増)となり、前年同期を上回りました。
なお、セグメントの業績につきましては、当社グループの報告セグメントが「食品製造販売事業」のみであることから、記載を省略しております。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における資産は、前連結会計年度末に比べ13,413百万円増加し、188,291百万円となりました。この主な要因は、年末の金融機関休業日に伴い回収が翌月にずれ込み、売掛金が増加したことによるものです。
負債は、納税に伴い未払法人税等は減少したものの、主に短期借入金が増加したことから、前連結会計年度末に比べ3,231百万円増加し、46,640百万円となりました。
純資産は、利益剰余金が増加したことから、前連結会計年度末に比べ10,181百万円増加し、141,651百万円となりました。
この結果、自己資本比率は69.6%となり、前連結会計年度末に比べ0.5ポイント上昇しました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ11,287百万円減少し、36,036百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益は増加しましたが、売上債権の増加等により、前年同期に比べ3,464百万円少ない、160百万円の収入となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出は減少したものの、有価証券の取得による支出の増加および償還による収入の減少により、前年同期に比べ2,725百万円多い、11,992百万円の支出となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額は増加しましたが、短期借入金が増加したことにより、前年同期2,856百万円の支出に対し、556百万円の収入となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は1,621百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 従業員数
当第3四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数の著しい増減はありません。
(7) 生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売実績の著しい変動はありません。
(8) 主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変更はありません。