(1)業績の状況
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当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済につきましては、企業収益の改善が続くなかで緩やかな回復基調で推移しましたが、個人消費の伸び悩みなどにより、景気回復には力強さを欠く状況にあります。 |
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海外原糖市況につきましては、ニューヨーク市場粗糖先物相場(当限)において1ポンド当たり15.40セントで始まり、4月中旬には今期安値となる14.00セントまで下落しました。その後、深刻な干ばつに見舞われたインド・タイの減産ならびに天候要因によるブラジル中南部の圧搾量減少観測等を背景に世界的供給不足感が強まり、さらに金融緩和を背景とした投機筋の積極的な買いも加わったことで、10月上旬には平成24年7月以来の高値となる23.90セントまで上昇しました。その後は、新規材料に欠ける中、投機筋の売りが強まり、12月中旬には17.84セントまで下落したものの、インドの減産幅拡大懸念から19.51セントまで値を戻して当第3四半期を終了しました。国内精糖市況(日本経済新聞掲載、東京)につきましては、上白糖1kg当たり187~188円で始まり、海外原糖相場の上昇を受け、10月下旬には192~193円と5円上昇し当第3四半期を終了しました。 |
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このような状況のもと、主力の砂糖につきましては、家庭用製品は特売等の強化により出荷量が前年を上回りましたが、業務用製品は夏季の天候不順や暖冬により伸び悩み、砂糖全体の出荷量は前年同期を下回りました。その中にあっても、当社独自製品である「きび砂糖」は引き続き消費者の嗜好に合致する商品として好調な出荷を維持しました。一方、その他の甘味料につきましては、果糖等の取扱いが減少しました。さらに、税制改正による外形標準課税の増税や金利低下による退職給付費用の増加等により経費が増加した結果、砂糖その他食品事業合計の売上高は35,646百万円(前年同期比1.7%減)、セグメント利益は2,266百万円(同3.4%減)となりました。 |
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なお、精糖事業の経営品質・経営効率におけるNo.1クオリティー推進の一環である合理化投資として昨年度より進めてきました、千葉工場(千葉市美浜区)のスティックシュガー包装棟新設および千葉物流センター(千葉市美浜区)の増床については、9月より稼働を開始しています。 |
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その他の事業につきましては、ドゥ・スポーツプラザを運営する健康産業事業におきまして、4月に2号店となる女性専用のホットヨガ&コラーゲンスタジオ「BLEDA(ブレダ)」上里店を出店したほか、10月にはドゥ・スポーツプラザ豊洲店の10周年を機に大型リニューアルを実施し、増収増益を確保しました。また、港湾運送事業におきまして、輸入建材および輸入鋼材の取扱いが増加し、増収増益となりましたが、冷蔵倉庫事業におきまして、一部顧客の撤退による稼働率が低下し、増収減益となりました。その結果、その他の事業合計の売上高は2,750百万円(前年同期比4.7%増)、セグメント利益は318百万円(同4.3%減)となりました。
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以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は38,396百万円(前年同期比1.3%減)、営業利益は2,584百万円(同3.5%減)、経常利益は2,838百万円(同2.7%減)となりました。一方で、特別損失および法人税等の減少により、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,110百万円(同14.2%増)となりました。
(2)資産、負債および純資産の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は25,271百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,381百万円減少しました。これは主に現金及び預金が6,693百万円、受取手形及び売掛金が1,380百万円それぞれ増加した一方で、有価証券(譲渡性預金等)が9,539百万円減少したことによるものです。固定資産は32,423百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,403百万円増加しました。これは主に有形固定資産が891百万円、投資有価証券が472百万円それぞれ増加したことによるものです。
この結果、総資産は57,695百万円となり、前連結会計年度末に比べ21百万円増加しました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は5,482百万円となり、前連結会計年度末に比べ232百万円減少しました。これは主に支払手形及び買掛金が123百万円増加した一方で、未払法人税等が342百万円減少したことによるものです。固定負債は2,544百万円となり、前連結会計年度末に比べ39百万円減少しました。これは主にその他固定負債が46百万円減少したことによるものです。
この結果、総負債は8,027百万円となり、前連結会計年度末に比べ272百万円減少しました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における株主資本は46,761百万円となり、前連結会計年度末に比べ78百万円増加しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益2,110百万円および剰余金の配当2,031百万円によるものです。また、その他の包括利益累計額は2,906百万円となり、前連結会計年度末に比べ215百万円増加しました。これは主にその他有価証券評価差額金が201百万円増加したことによるものです。
この結果、当第3四半期連結会計期間末における純資産は49,667百万円となり、前連結会計年度末に比べ293百万円増加し、自己資本比率は86.1%(前連結会計年度末比0.5ポイント増)となりました。
(3)事業上および財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、52百万円です。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)主要な設備
前連結会計年度末における主要な設備のうち、当第3四半期連結累計期間に著しい変動があったものは、次のとおりです。
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会社名 |
事業所名 (所在地) |
セグメント の名称 |
設備の内容 |
金額 (百万円) |
完了年月 |
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当社 |
千葉工場 (千葉市美浜区) |
砂糖その他 食品事業 |
砂糖包装 加工工場 |
937 |
平成28年9月 |
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当社 |
千葉工場 (千葉市美浜区) |
砂糖その他 食品事業 |
物流センター |
315 |
平成28年9月 |
(注)金額には消費税等は含まれていません。
なお、上記は精糖事業の経営品質・経営効率におけるNo.1クオリティー推進の一環である合理化投資として昨年度より進めてきました、スティックシュガー工場の更新を目的とした千葉工場(千葉市美浜区)の包装棟新設および物流機能の拡充を図る千葉物流センター(千葉市美浜区)の増床であり、9月より稼働を開始しています。