当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、各種政策の効果により緩やかな回復基調が継続したものの、先行きにつきましては新興国をはじめとする海外景気の下振れの影響が懸念されること等により不透明な状況が続いております。
当社グループの関連する医療・高齢者福祉分野におきましては、平成26年に実施された診療報酬改定の影響が続いていることに加えて、平成27年4月に介護報酬の改定(全体改定率マイナス2.27%)が行われました。
このような環境のもと、当社グループは中核事業である医療・高齢者施設向け製品及び在宅介護向け製品の販売事業のさらなる強化を図るとともに、国内外での事業領域の拡大に向けて注力してまいりました。
製品開発におきましては、海外医療施設向け電動ベッドの主力製品として「クオリタスプラスシリーズ」を平成27年6月に発売したほか、周産期・小児医療分野の製品ラインアップ拡充を目指し、新生児ベッド及び小児用ストレッチャーを開発し、同年8月と9月にそれぞれ発売いたしました。
販売面におきましては、平成26年1月に発売いたしました在宅介護用ベッド「楽匠Zシリーズ」の新製品特需が一巡したことに加え、上記診療報酬改定等の影響により国内の製品販売が減少したものの、福祉用具レンタル卸事業や海外向け販売は堅調に推移いたしました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間は、売上高334億2百万円(前年同期比1.4%減)、営業利益38億21百万円(同18.0%減)、経常利益41億90百万円(同17.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益27億3百万円(同18.1%減)となりました。
なお、第1四半期連結累計期間より、「企業結合に関する会計基準(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「四半期純利益」を「親会社株主に帰属する四半期純利益」としております。
また、当社グループの事業は単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、1,193億84百万円となり、前連結会計年度末より61億23百万円減少いたしました。減少の主な要因は、受取手形及び売掛金が減少したことによるものです。
負債につきましては、354億16百万円となり、前連結会計年度末より47億円減少いたしました。減少の主な要因は、買掛金、未払法人税等が減少したことによるものです。
純資産につきましては、839億67百万円となり、前連結会計年度末より14億23百万円減少いたしました。減少の主な要因は、自己株式の取得によるものです。
この結果、当第2四半期連結会計期間末の自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ2.3ポイント増加し、70.3%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ29億53百万円増加し、234億7百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、増加した資金は74億5百万円となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益41億22百万円、売上債権の減少額75億73百万円、減価償却費24億27百万円等の増加と、法人税等の支払額17億15百万円、仕入債務の減少額37億39百万円、リース債務の支払額7億20百万円等の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、減少した資金は6億83百万円となりました。これは主に、有価証券及び投資有価証券の取得額26億87百万円、有形固定資産の取得額6億3百万円等の減少と、有価証券及び投資有価証券の売却額27億72百万円等の増加によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、減少した資金は37億41百万円となりました。これは主に、市場買付等による自己株式の取得額26億58百万円、配当金の支払額10億22百万円等の減少によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動に要した金額は6億84百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
主な開発項目は以下のとおりであります。
当社の中核事業である医療施設分野では、周産期・小児医療領域の製品として、「すやすやコットGCU」、「すやすやコット」を平成27年8月に、「すやすやコットLARGE」、「おでかけカート」を同年9月に、それぞれ販売を開始いたしました。集中治療室の後方病床として新設する施設が増加している背景から、新生児回復治療室(GCU)を中心に、新生児集中治療室(NICU)、小児・産科病棟向けの製品のラインアップを強化しております。また、病院向けベッドの主力製品である「メーティスシリーズ」をモデルチェンジした「メーティスPROシリーズ」を開発いたしました。従来製品に比べて、背上げ時にベッド全体の傾斜と組み合わせることで、ズレ・圧迫を軽減し、ベッド上でより自然な座位姿勢を提供する「カインドPLUSモーション」や、ベッドのご利用者様の立ち上がりや離床を検知する離床CATCHシステムを改良した「離床CATCHⅢ」を搭載し、競争力の強化を図っております。
海外市場では、急速に拡大するアジア市場に向けて、平成27年6月に販売を開始した「クオリタスプラスシリーズ」とあわせて提案するために、海外市場向けのキャビネット及びベッドサイドテーブルを開発し、同年8月に販売を開始いたしました。
研究開発として進めてまいりました、ベッド上のご利用者様の脈拍数や呼吸数などのさまざまな生体情報を非装着で測定し一元管理する「スマートベッド™システム」のプロトタイプを、平成27年7月に開催された「国際モダンホスピタルショウ2015」に出展いたしました。2016年の春の受注開始に向けて、更に開発を進めてまいります。
※「スマートベッド」はパラマウントベッド株式会社の登録商標です。