当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、各種政策の効果により緩やかな回復基調が継続したものの、先行きにつきましては新興国等の景気下振れの影響が懸念されること等により不透明な状況が続いております。
当社グループの関連する医療・高齢者福祉分野におきましては、平成26年に実施された診療報酬改定の影響が続いていることに加えて、平成27年4月に介護報酬の改定(全体改定率マイナス2.27%)が行われました。
このような環境のもと、当社グループは中核事業である医療・高齢者施設向け製品及び在宅介護向け製品の販売事業のさらなる強化を図るとともに、国内外での事業領域の拡大に向けて注力してまいりました。
製品開発におきましては、医療施設向け電動ベッドの主力製品「メーティスシリーズ」を平成27年10月にフルモデルチェンジしたほか、同年11月に介護施設向け超低床型電動ベッド「FeeZ(フィーズ)シリーズ」を開発・発売いたしました。
販売面におきましては、上記診療報酬改定および介護報酬改定等の影響により国内の製品販売が減少したものの、国内のメンテナンス事業、福祉用具レンタル卸事業及び海外向け販売は堅調に推移いたしました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間は、売上高500億20百万円(前年同期比1.3%減)、営業利益57億57百万円(同12.7%減)、経常利益64億19百万円(同15.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益42億46百万円(同11.1%減)となりました。
なお、第1四半期連結累計期間より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「四半期純利益」を「親会社株主に帰属する四半期純利益」としております。
また、当社グループの事業は単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、1,198億14百万円となり、前連結会計年度末より56億93百万円減少いたしました。減少の主な要因は、受取手形及び売掛金が減少したことによるものです。
負債につきましては、358億74百万円となり、前連結会計年度末より42億42百万円減少いたしました。減少の主な要因は、買掛金、未払法人税等が減少したことによるものです。
純資産につきましては、839億39百万円となり、前連結会計年度末より14億51百万円減少いたしました。減少の主な要因は、自己株式の取得によるものです。
この結果、当第3四半期連結会計期間末の自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ2.0ポイント増加し、70.1%となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動に要した金額は10億6百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
主な開発製品は以下のとおりであります。
介護施設分野では、「FeeZ(フィーズ)シリーズ」を平成27年11月に販売を開始いたしました。最低床高が15cmと、従来製品に比べて床高を低く設定し、ベッドから転落した際の怪我の軽減を図りました。当社の「楽匠シリーズ」の特徴である、背を上げたときの腹部の圧迫を軽減するキューマライン機構や、サイドレールなどを取り付けるオプション受をベッド内に格納できる機能など、従来から評価いただいている機能をそのままに低床化を実現しております。
また、介護保険でレンタルできる13品目の中でも、今後成長が期待される「認知症老人徘徊感知機器」に該当する「見守りSENSE」を、平成27年12月に販売を開始いたしました。起き上がりや離床等を検知してお知らせすることができる製品で、検知するシートをマットレスの上に敷くベッドタイプと、床に敷くフロアタイプがあります。シートとナースコール中継ユニット間のワイヤレス化を図り、ケーブルが邪魔にならず設置性や安全性が向上いたしました。
海外市場では、人口あたりのベッド数が充足していない新興国市場をメインターゲットとした、手動クランクベッドである「KESHIKI」を、また、富裕層向けの病院や特室向けとしてPA-90000シリーズベッドのラインナップに高級木部や折りたたみサイドレールを追加した特別仕様品を、それぞれ開発し販売に向け準備しております。今後も東南アジアを皮切りに海外市場をターゲットとした製品開発及び販売を強化、拡大してまいります。
研究開発として進めてまいりました、ベッド上のご利用者様の脈拍数や呼吸数などのさまざまな生体情報を非装着で連続測定し一元管理する「スマートベッド™システム」についても、平成28年の春の受注開始に向けて、更に開発を進めてまいります。
※「スマートベッド」はパラマウントベッド株式会社の登録商標です。