第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)業績の状況

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢の改善等により、緩やかな回復基調が継続したものの、先行きにつきましては海外経済の不確実性等により、不透明な状況が続いております。

当社グループの関連する医療・高齢者福祉分野におきましては、政府は団塊の世代が75歳以上となる平成37年を目途に地域包括ケアシステムの構築を目指しており、その実現に向けた平成30年度介護保険制度改正の大枠が固まりました。「地域包括ケアシステムの深化・推進」及び「介護保険制度の持続可能性の確保」を柱としております。

このような環境のもと、当社グループにおきましては平成28年4月から平成33年3月までを対象とした中期経営計画「2020プラン」の確実な達成に向け、積極的に事業を展開しております。同計画におきましては平成33年3月期の連結売上高1,000億円、連結営業利益140億円を目標とし、重点施策といたしまして「既存事業の維持・拡大」「海外事業拡大の加速」「新たな成長の芽となる技術の開発とビジネスモデルの創造」を掲げております。

製品開発におきましては、省スペース性を保ちながら患者の快適性に配慮した透析室・化学療法室向けチェア「L'za(エルザ)」のモデルチェンジを平成29年6月に発表いたしました。

海外事業につきましては、メキシコに組立工場を設立し、平成29年7月の本稼働に向けて生産を開始いたしました。同国においては国産であることが入札要件となる場合が多く、操業により販売拡大を見込むとともに、周辺国への輸出も視野に入れております。

福祉用具レンタル卸事業のパラマウントケアサービスにおきましては、きめ細かいサービスと新たな市場開拓を目指し、全国で拠点展開を進めております。新設及び統合等により平成29年6月末時点での拠点は74拠点となりました。

また、平成29年4月に発表いたしましたとおり、トヨタ自動車株式会社が開発したリハビリテーション支援ロボット「ウェルウォークWW-1000」の営業業務をパラマウントベッドが、設置、修理対応及びコールセンター等のサービス業務をパラテクノが請け負うこととなりました。

販売面におきましては、国内向け製品販売、メンテナンス、福祉用具レンタル卸等、それぞれ概ね堅調に推移いたしました。

以上の結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は160億17百万円(前年同期比3.4%増)、営業利益は支店の建替えに伴い費用が発生したこと等により15億59百万円(同14.3%減)、経常利益は投資事業組合の運用益等を計上したことにより24億2百万円(同113.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は16億70百万円(同138.3%増)となりました。

また、当社グループの事業は単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

(2)財政状態の分析

当第1四半期連結会計期間末の総資産は、1,264億38百万円となり、前連結会計年度末より25億23百万円減少いたしました。減少の主な要因は、受取手形及び売掛金が減少したことによるものです。

負債につきましては、376億21百万円となり、前連結会計年度末より29億49百万円減少いたしました。減少の主な要因は、買掛金、未払法人税等、賞与引当金が減少したことによるものです。

純資産につきましては、888億17百万円となり、前連結会計年度末より4億25百万円増加いたしました。増加の主な要因は、利益剰余金及びその他有価証券評価差額金の増加によるものです。この結果、当第1四半期連結会計期間末の自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ1.7ポイント増加し、70.2%となりました。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

当第1四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動に要した金額は3億64百万円であります。

なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

主な開発項目は以下のとおりであります。

国内市場において、透析室・化学療法室向けチェア「L'za(エルザ)」を6月にモデルチェンジをいたしました。主な変更点は、製品の総幅を変えずにヘッドレストの幅を10cm広くゆとりあるスペースにし、またご利用者様が乗り降りしやすいようアームレストを従来通り縦方向に開く機構に加え、外側に開く機構も追加いたしました。このように新しい「L'za(エルザ)」は限られた空間で効率的にレイアウトできるコンパクト設計を継承しつつ、よりご利用者様の快適性を向上いたしました。

海外市場では、中国の一人っ子政策廃止による新生児人口の増加、多様なニーズに応えるため、昨年度販売した「新生児ベッド」に続き「周産期Lサイズコット」を発売いたしました。この「周産期Lサイズコット」は日本市場で発売中の「すやすやコットLARGE」のコンセプトを踏襲しつつ、中国市場の要求に合わせ高さ調整機能を削除し低価格を実現した製品です。これから中国の産科、小児科の増加が予想されるため、この分野の製品ラインアップの拡充を推進いたします。

当社グループは今後も大きな成長が見込まれるアジア・中南米を中心に販売し、安全で快適な医療環境を提供してまいります。