第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

①経営成績の分析

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、生産活動の回復とともに、堅調な雇用・所得情勢による個人消費の底堅さなどから緩やかに回復しております。また、世界経済の持ち直しやサービス活動の回復を背景に企業収益が改善していることから、設備投資も回復していく見込みであり、国内のITサービス市場は堅調な成長を続けております。

このような中、当社グループにとっての当連結会計年度は、現在推進中の中期経営計画(平成28年6月期~平成31年6月期、最終年度に連結売上高50億円、連結経常利益7億円の見通し)の後半への折り返し1年目となります。当社グループは、当連結会計年度を成長フェーズが始まる1年目と位置付け、人材採用・育成への投資は継続する一方で、市場の拡大に引けをとらない売上成長と確実な利益確保に取り組んでおります。

当第1四半期連結累計期間において、売上高は、アナリティクス事業が前年同四半期比26.6%増の高成長となったことをはじめ、3事業ともに増収となり、堅調に推移しております。利益面も、売上高に追随して伸長しているほか、前年同四半期に発生していた持分法による投資損失の影響がなくなったことにより、経常利益および親会社株主に帰属する四半期純利益は大きく回復しております。

この結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高923,059千円(前年同四半期比14.6%増)となり、営業利益51,266千円(前年同四半期比28.1%増)、経常利益53,264千円(前年同四半期比94.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益34,925千円(前年同四半期比188.7%増)となりました。

 

 続きまして、セグメント別の業績は次のとおりです。

 

(アナリティクス事業)

アナリティクス事業は、顧客企業の有する大量データに関するコンサルティングおよびデータマイニング(注1)の実行、ならびにデータに基づく企業行動の最適化支援を行っております。

当第1四半期連結累計期間においては、前期に行った体制整備により、組織規模の拡大に応じて売上規模を拡大できる状況が整いました。また、昨今のAIブームによりデータ活用に対する需要は高まり続けており、当社にグループに寄せられる営業案件についても、顧客企業の経営全体や事業全体に関わるテーマが増えてきております。そのため、当事業が実施するプロジェクトの大型化・長期化が一段と進んでおり、過去は売上高がやや低調となることが多かった第1四半期にもかかわらず、過去最高の四半期あたり売上高を達成いたしました。

この結果、売上高は337,695千円(前年同四半期比26.6%増)、セグメント利益は92,650千円(前年同四半期比23.3%増)となりました。

 

(注1)データマイニングとは、企業や社会に大量に蓄積されるデータを解析し、その中に潜む重要なパターンや法則性を抽出すること。

 

(ソリューション事業)

ソリューション事業は、顧客企業に対して、データ蓄積、分析および分析結果に基づく施策実行に必要なソフトウェアの選定および提供ならびにシステム開発および運用を行っております。

当第1四半期連結累計期間において、売上高は、ストック型(注2)である「Probance」「Crimson Hexagon ForSight™ Platform」などのライセンス販売や受託開発案件の受注が積み重なり、堅調に推移いたしました。一方、前期に3事業の中で最も積極的な人材採用を進めたため、人件費が大幅に増加しており、利益面は前年同四半期に比べ減少いたしました。

この結果、売上高は281,820千円(前年同四半期比8.4%増)、セグメント利益は33,831千円(前年同四半期比19.7%減)となりました。

 

※Probance(プロバンス):

市場が拡大しているマーケティングオートメーション(マーケティング活動の運用プロセスの自動化を支援するシステム)領域の製品。

 

※Crimson Hexagon ForSight™ Platform(クリムゾンヘキサゴン・フォーサイト・プラットフォーム):

Twitter、InstagramなどのSNSデータを多角的に分析できるソーシャルリスニング・プラットフォーム。

 

(注2)ストック型とは、顧客数に応じて比例的に安定収益を得られるビジネスのこと。

 

(マーケティングプラットフォーム事業)

マーケティングプラットフォーム事業は、主にデジタルマーケティング領域において、当社が着目したデータ分析系のアルゴリズムから独自性の強いソフトウェアを自社開発し、SaaS(注3)型サービスを中心とした顧客企業への提供と、その保守業務等を行っております。

当第1四半期連結累計期間においては、DMP(注4)市場シェアNo.1製品(注5)である「Rtoaster」のストック型売上高が安定的に推移し、3四半期連続で3億円超の売上高を達成いたしました。一方、利益面は、前期から進めている積極的な人材採用により人件費が増加していることに加え、新製品開発に向けた投資を継続しているため、前年同四半期に比べ横ばいとなりました。

この結果、売上高は303,543千円(前年同四半期比8.8%増)、セグメント利益は63,035千円(前年同四半期比0.3%減)となりました。

 

※Rtoaster(アールトースター):

機械学習アルゴリズムを用いた高精度なレコメンドエンジン(顧客の興味・関心に応じて最適な情報を推奨する仕組み)を搭載した、自社開発のプライベートDMP。

 

(注3)SaaSとは「Software as a Service」の略で、アプリケーションソフトの機能を、インターネットを通じて顧客に提供すること。

(注4)DMPとは「Data Management Platform」の略で、企業が様々なデータを集約し活用するために構築する基盤のこと。

(注5)株式会社アイ・ティ・アールが発行する市場調査レポート「ITR Market View:マーケティング管理市場2016」「同2017」において、2年連続で、DMP市場におけるベンダー別売上高およびシェアで1位(2014年度実績、2015年度実績、2016年度予測)を獲得。また、「同2017」において、プライベードDMP市場におけるベンダー別シェアは56.4%(2015年度実績)という圧倒的シェアを獲得。

 

②財政状態の分析

(資産の部)

当第1四半期連結会計期間末の流動資産の残高は、1,373,624千円となり、前連結会計年度末に比べ42,322千円増加しました。これは主に受取手形及び売掛金の増加62,812千円があった一方で、流動資産その他の減少14,301千円、仕掛品の減少3,077千円によるものであります。

また固定資産の残高は、543,502千円となり、前連結会計年度末に比べ24,004千円減少しました。これは主にソフトウェアの減少13,067千円、のれんの減少5,548千円、有形固定資産の減少3,659千円によるものであります。

この結果、総資産は前連結会計年度末に比べ18,318千円増加し、1,917,127千円となりました。

 

(負債の部)

当第1四半期連結会計期間末の流動負債の残高は、420,909千円となり、前連結会計年度末に比べ60千円増加しました。これは主に未払法人税等の増加28,888千円、流動負債その他の増加13,366千円、未払費用の増加8,355千円があった一方で、1年内返済予定の長期借入金の減少30,000千円、前受収益の減少21,987千円によるものであります。

また固定負債の残高は、59,781千円となり、前連結会計年度末に比べ16,174千円減少しました。これは主に長期借入金の減少15,000千円によるものであります。

この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べ16,113千円減少し、480,690千円となりました。

 

(純資産の部)

当第1四半期連結会計期間末の純資産合計は、1,436,437千円となり、前連結会計年度末に比べ34,431千円増加しました。これは主に利益剰余金の増加34,925千円によるものであります。

この結果、自己資本比率は74.7%となりました。

 

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(3)研究開発活動

該当事項はありません。

なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。